第2章 コア Ceph コンポーネント


Red Hat Ceph Storage クラスターは、制限なしのスケーラビリティー、高可用性、およびパフォーマンスのために、多数の Ceph ノードを持つことができます。各ノードは、相互に通信する非独占的なハードウェアとインテリジェントな Ceph デーモンを活用して、以下を行います。

  • データの書き込みと読み取り
  • データの圧縮
  • データの複製またはイレイジャーコーディングによる持続性の確保
  • クラスターの健全性の監視およびレポート (別名ハートビート)
  • データの動的な再配布 (別名バックフィル)
  • データの整合性の確認
  • 障害からの回復

データの読み取りおよび書き込みを行う Ceph クライアントインターフェイスに対して、Red Hat Ceph Storage クラスターはデータを格納する単純なプールとして表示されます。ただし、librados およびストレージクラスターは、クライアントインターフェイスから完全に透過的な方法で多くの複雑な操作を実行します。Ceph クライアントおよび Ceph OSD はどちらも CRUSH (Controlled Replication Under Scalable Hashing) アルゴリズムを使用します。以下のセクションでは、CRUSH がこれらの操作をシームレスに実行できるようにする方法について詳しく説明します。

2.1. 前提条件

  • 分散ストレージシステムについての基本的な理解
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.