第1章 Datadog および Ceph の監視
Datadog と Ceph の統合により、Datadog は以下からの出力を実行し、処理できます。
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ceph status
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ceph health detail
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ceph df detail
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ceph osd perf
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ceph osd pool stats
統合により、Datadog では以下が可能になります。
- Red Hat Ceph Storage クラスターのステータスおよび健常性を監視します。
- I/O およびパフォーマンスメトリックを監視します。
- ストレージプール全体でのディスク使用状況を追跡します。
Datadog の使用
Datadog を使用して Ceph を監視するには、少なくとも 1 つの Ceph monitor ノードに Datadog エージェントをインストールする必要があります。Ceph の監視時に、Datadog エージェントは Ceph コマンドライン引数を実行します。そのため、各 Ceph ノードには、クラスターへのアクセスを提供する適切な Ceph キー (通常は /etc/ceph
) が必要です。エージェントが Ceph コマンドを実行すると、Red Hat Ceph Storage クラスターのステータスと統計を Datadog に戻します。次に、Datadog は Datadog ユーザーインターフェイスでステータスおよび統計を表示します。
Datadog はエージェントを使用するため、Red Hat Ceph Storage クラスターはインターネットにアクセスできるようにする必要があります。ただし、Red Hat Ceph Storage クラスターはインターネットからアクセスできるようにする必要はありません。
Datadog は、Red Hat Ceph Storage バージョン 2 以降での ceph ステータス
の取得をサポートします。Datadog は、dd-agent
の後続のリリースで、Red Hat Ceph Storage クラスター 3 の ceph ステータス
をサポートする更新を提供します。
Red Hat は、弊社のテクノロジーパートナーと協力して、本書をお客様にサービスとして提供します。ただし、Red Hat はこの製品のサポートを提供しません。この製品の技術的なサポートが必要な場合は、Datadog にサポートを依頼してください。