3.2. 形式
native
形式を使用して、Red Hat Ceph Storage クラスター内のネイティブ RBD イメージをソースイメージとして記述することができます。source-spec
JSON ドキュメントは以下のようにエンコードされます。
構文
{ "type": "native", "pool_name": "POOL_NAME", ["pool_id": "POOL_ID",] (optional, alternative to "POOL_NAME" key) ["pool_namespace": "POOL_NAMESPACE",] (optional) "image_name": "IMAGE_NAME>", ["image_id": "IMAGE_ID",] (optional, useful if image is in trash) "snap_name": "SNAP_NAME", ["snap_id": "SNAP_ID",] (optional, alternative to "SNAP_NAME" key) }
ネイティブ Ceph 操作を使用するため、native
フォーマットにはストリームオブジェクトは含まれません。たとえば、イメージの rbd/ns1/image1@snap1
からインポートするには、source-spec
を以下のようにエンコードできます。
例
{ "type": "native", "pool_name": "rbd", "pool_namespace": "ns1", "image_name": "image1", "snap_name": "snap1" }
qcow
形式を使用して、QEMU コピーオンライト (QCOW) ブロックデバイスを記述できます。QCOW v1 および v2 形式はいずれも、圧縮、暗号化、バッキングファイル、外部データファイルなどの高度な機能を除き、現在サポートされています。qcow
形式データは、サポート対象のストリームソースにリンクできます。
例
{ "type": "qcow", "stream": { "type": "file", "file_path": "/mnt/image.qcow" } }
raw
形式を使用して、rbd export –export-format 1 SNAP_SPEC
であるシックプロビジョニングされた、raw ブロックデバイスのエクスポートを記述できます。raw
形式データは、サポート対象のストリームソースにリンクできます。
例
{ "type": "raw", "stream": { "type": "file", "file_path": "/mnt/image-head.raw" }, "snapshots": [ { "type": "raw", "name": "snap1", "stream": { "type": "file", "file_path": "/mnt/image-snap1.raw" } }, ] (optional oldest to newest ordering of snapshots) }
snapshots
配列の追加はオプションで、現在、シックプロビジョニングの raw スナップショットのエクスポートのみをサポートします。