2.22. コマンドラインインターフェイスを使用した Ceph ブロックデバイスのパフォーマンスの監視
Red Hat Ceph Storage 4.1 以降、パフォーマンスメトリック収集フレームワークは、Ceph OSD および Manager コンポーネントに統合されます。このフレームワークには、他の Ceph ブロックデバイスのパフォーマンス監視ソリューションの構築時にパフォーマンスメトリックを生成して処理するための手段が含まれます。
新しい Ceph Manager モジュール rbd_support
は、有効になっている場合にパフォーマンスメトリックを集約します。rbd
コマンドには、iotop
と iostat
の新しい 2 つのアクションがあります。
これらのアクションの初回使用じには、データフィールドの設定に約 30 秒かかります。
前提条件
- Ceph Monitor ノードへのユーザーレベルのアクセス。
手順
rbd_support
Ceph Manager モジュールが有効であることを確認します。例
[ceph: root@host01 /]# ceph mgr module ls { "always_on_modules": [ "balancer", "crash", "devicehealth", "orchestrator", "pg_autoscaler", "progress", "rbd_support", <-- "status", "telemetry", "volumes" }
"iotop" スタイルのイメージを表示するには、以下のコマンドを実行します。
例
[user@mon ~]$ rbd perf image iotop
注記ops、read-ops、write-bytes、read-bytes、write-latency、および read-latency の列は、右と左矢印キーを使用して動的にソートできます。
"iostat" スタイルのイメージを表示するには、以下を実行します。
例
[user@mon ~]$ rbd perf image iostat
注記このコマンドは JSON または XML 形式で出力でき、他のコマンドラインツールを使用してソートできます。