3.2. Ceph ブロックデバイスを使用する Cinder バックアップの設定


Red Hat OpenStack Platform では、Cinder バックアップが Ceph ブロックデバイスを使用するように設定できます。

前提条件

  • Cinder ノードへのルートレベルのアクセス。

手順

  1. Cinder 設定ファイルを編集します。

    [root@cinder ~]# vim /etc/cinder/cinder.conf
  2. 設定ファイルの [ceph] セクションに移動します。
  3. backup_driver の設定を指定し、それを Ceph ドライバーに設定します。

    backup_driver = cinder.backup.drivers.ceph
  4. backup_ceph_conf の設定を指定し、Ceph 設定ファイルへのパスを指定します。

    backup_ceph_conf = /etc/ceph/ceph.conf
    注記

    Cinder バックアップ Ceph 設定ファイルは、Cinder に使用する Ceph 設定ファイルとは異なる場合があります。たとえば、別の Ceph Storage クラスターを指定することができます。

  5. バックアップ用の Ceph プールを指定します。

    backup_ceph_pool = backups
    注記

    Cinder バックアップに使用される Ceph 設定ファイルは、Cinder に使用される Ceph 設定ファイルとは異なる場合があります。

  6. backup_ceph_user 設定を指定し、ユーザーを cinder-backup として指定します。

    backup_ceph_user = cinder-backup
  7. 以下の設定を指定します。

    backup_ceph_chunk_size = 134217728
    backup_ceph_stripe_unit = 0
    backup_ceph_stripe_count = 0
    restore_discard_excess_bytes = true

    Cinder オプションを指定すると、cinder.conf ファイルの [ceph] セクションは以下のようになります。

    [ceph]
    volume_driver = cinder.volume.drivers.rbd.RBDDriver
    rbd_cluster_name = ceph
    rbd_pool = volumes
    rbd_user = cinder
    rbd_ceph_conf = /etc/ceph/ceph.conf
    rbd_flatten_volume_from_snapshot = false
    rbd_secret_uuid = 4b5fd580-360c-4f8c-abb5-c83bb9a3f964
    rbd_max_clone_depth = 5
    rbd_store_chunk_size = 4
    rados_connect_timeout = -1
    
    backup_driver = cinder.backup.drivers.ceph
    backup_ceph_user = cinder-backup
    backup_ceph_conf = /etc/ceph/ceph.conf
    backup_ceph_chunk_size = 134217728
    backup_ceph_pool = backups
    backup_ceph_stripe_unit = 0
    backup_ceph_stripe_count = 0
    restore_discard_excess_bytes = true

  8. Cinder バックアップが有効になっているかどうかを確認します。

    [root@cinder ~]# cat /etc/openstack-dashboard/local_settings | grep enable_backup

    enable_backupFalse に設定すると、local_settings ファイルを編集し、これを True に設定します。

    OPENSTACK_CINDER_FEATURES = {
        'enable_backup': True,
    }

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