3.4. Ceph ブロックデバイスを使用する Nova の設定
Red Hat OpenStack Platform は、Ceph ブロックデバイスを使用する Nova を設定できます。
一時バックエンドストレージデバイスを使用するように各 Nova ノードを設定する必要があります。これにより、すべての仮想マシンが Ceph ブロックデバイスを使用できるようになります。
前提条件
- Nova ノードへのルートレベルのアクセス。
手順
Ceph 設定ファイルを編集します。
[root@nova ~]# vim /etc/ceph/ceph.conf
以下のセクションを Ceph 設定ファイルの
[client]
セクションに追加します。[client] rbd cache = true rbd cache writethrough until flush = true rbd concurrent management ops = 20 admin socket = /var/run/ceph/guests/$cluster-$type.$id.$pid.$cctid.asok log file = /var/log/ceph/qemu-guest-$pid.log
管理ソケットとログファイル用に新規ディレクトリーを作成し、
qemu
ユーザーおよびlibvirtd
グループを使用するディレクトリーのパーミッションを変更します。[root@nova ~]# mkdir -p /var/run/ceph/guests/ /var/log/ceph/ [root@nova ~]# chown qemu:libvirt /var/run/ceph/guests /var/log/ceph/
注記ディレクトリーは SELinux または AppArmor が許可している必要があります。
それぞれの Nova ノードで、
/etc/nova/nova.conf
ファイルを編集します。[libvirt]
セクションで、以下の設定を設定します。例
[libvirt] images_type = rbd images_rbd_pool = vms images_rbd_ceph_conf = /etc/ceph/ceph.conf rbd_user = cinder rbd_secret_uuid = 4b5fd580-360c-4f8c-abb5-c83bb9a3f964 disk_cachemodes="network=writeback" inject_password = false inject_key = false inject_partition = -2 live_migration_flag="VIR_MIGRATE_UNDEFINE_SOURCE,VIR_MIGRATE_PEER2PEER,VIR_MIGRATE_LIVE,VIR_MIGRATE_PERSIST_DEST,VIR_MIGRATE_TUNNELLED" hw_disk_discard = unmap
rbd_user_secret
の UUID は、uuid-secret.txt
ファイルの UUID に置き換えます。