3.9. Ceph Monitor のデータストア
Ceph では、Ceph モニターがデータを保存するデフォルトのパスが用意されています。
Red Hat では、実稼働 Red Hat Ceph Storage クラスターで最適なパフォーマンスを得るために、Ceph OSD とは別のドライブで Ceph モニターを実行することを推奨します。
MON データベースには、50 ~ 100 GB のサイズの専用の /var/lib/ceph
パーティションを使用する必要があります。
Ceph モニターは fsync()
関数を頻繁に呼び出します。これは、Ceph OSD ワークロードに干渉する可能性があります。
Ceph モニターは、データをキー/値ペアとして保存します。データストアを使用すると、他のメリットに加えて、復旧中の Ceph モニターが Paxos と通じて破損したバージョンを実行することを防ぎ、1 つのアトミックバッチで複数の修正操作が可能になります。
Red Hat はデフォルトのデータの場所を変更することを推奨しません。デフォルトの場所を変更する場合は、設定ファイルの [mon]
セクションにそれを設定して、Ceph モニター全体で統一します。