3.6. Red Hat Enterprise Linux 9 で root ユーザーとして SSH ログインを有効にする
Red Hat Enterprise Linux 9 は、/etc/ssh/sshd_config
ファイルで PermitRootLogin
パラメーターが yes
に設定されている場合でも、root ユーザーとしての SSH ログインをサポートしません。次のエラーが表示されます。
例
[root@host01 ~]# ssh root@myhostname root@myhostname password: Permission denied, please try again.
次のいずれかの方法を実行して、root ユーザーとしてのログインを有効にすることができます。
- Red Hat Enterprise Linux 9 のインストール中に root パスワードを設定するときに、パスワードによる root SSH ログインを許可するフラグを使用します。
-
Red Hat Enterprise Linux 9 のインストール後に、
PermitRootLogin
パラメーターを手動で設定します。
このセクションでは、PermitRootLogin
パラメーターの手動設定について説明します。
前提条件
- 全ノードへの root レベルのアクセス。
手順
etc/ssh/sshd_config
ファイルを開き、PermitRootLogin
をyes
に設定します。例
[root@admin ~]# echo 'PermitRootLogin yes' >> /etc/ssh/sshd_config.d/01-permitrootlogin.conf
SSH
サービスを再起動します。例
[root@admin ~]# systemctl restart sshd.service
root
ユーザーとしてノードにログインします。構文
ssh root@HOST_NAME
HOST_NAME は、Ceph ノードのホスト名に置き換えます。
例
[root@admin ~]# ssh root@host01
プロンプトに従い
root
パスワードを入力します。
関連情報
- 詳細は、Not able to login as root user via ssh in RHEL 9 server ナレッジベースソリューションを参照してください。