7.6. 配置グループのダンプ出力の解釈
ceph pg dump コマンドは、配置グループに関する詳細な情報を表示します。
配置グループ (PG) は通常、数百から数万に及ぶため、可読性を高めるためにコマンド出力をファイルにリダイレクトするか、ページャーを介してパイプすることを推奨します。
例
; PG stats
PG_STAT OBJECTS MISSING_ON_PRIMARY DEGRADED MISPLACED UNFOUND BYTES OMAP_BYTES* OMAP_KEYS* LOG DISK_LOG STATE STATE_STAMP VERSION REPORTED UP UP_PRIMARY ACTING ACTING_PRIMARY LAST_SCRUB SCRUB_STAMP LAST_DEEP_SCRUB DEEP_SCRUB_STAMP SNAPTRIMQ_LEN
5.1b 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 active+clean 2024-06-05T22:12:41.648713+0000 0'0 255:294 [0,7,8] 0 [0,7,8] 0 0'0 2024-06-01T16:34:39.253348+0000 0'0 2024-05-30T05:04:41.133279+0000 0
4.1a 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 active+clean 2024-06-05T22:12:44.045134+0000 0'0 255:291 [3,4,5] 3 [3,4,5] 3 0'0 2024-06-01T07:43:59.302980+0000 0'0 2024-05-27T16:45:10.130663+0000 0
1.1f 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 active+clean 2024-06-05T22:12:44.044842+0000 0'0 255:262 [4,1,3] 4 [4,1,3] 4 0'0 2024-06-01T08:52:22.029352+0000 0'0 2024-05-27T16:44:47.679985+0000 0
....
....
; Pool stats
POOLID OBJECTS MISSING_ON_PRIMARY DEGRADED MISPLACED UNFOUND BYTES OMAP_BYTES* OMAP_KEYS* LOG DISK_LOG
5 4 0 0 0 0 763 0 0 8 8
4 8 0 0 0 0 0 0 0 1145 1145
3 209 0 0 0 0 3702 0 0 250271 250271
1 4 0 0 0 0 1403 0 0 4 4
2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
...
...
; OSD stats
OSD_STAT USED AVAIL USED_RAW TOTAL HB_PEERS PG_SUM PRIMARY_PG_SUM
4 70 MiB 9.9 GiB 70 MiB 10 GiB [0,1,2,3,5,6,7,8] 56 21
7 44 MiB 10 GiB 44 MiB 10 GiB [0,1,2,3,4,5,6,8] 39 9
2 44 MiB 10 GiB 44 MiB 10 GiB [0,1,3,4,5,6,7,8] 34 11
次の表は、出力例のフィールドを説明しています。新しいリリースでは別の列が追加される可能性があることに注意してください。
| PG 統計列名 | 説明 |
|---|---|
| PG_STAT | PG ID |
| OBJECTS | この PG に関連付けられた RADOS オブジェクトの数 |
| MISSING_ON_PRIMARY | プライマリー OSD 上の欠落している RADOS オブジェクトの数 |
| DEGRADED | デグレードした (必要なレプリカがない) RADOS オブジェクトの数 |
| MISPLACED | 誤って配置された (クラスター内の間違った場所にある) RADOS オブジェクトの数 |
| UNFOUND | 不明な RADOS オブジェクトの数 |
| BYTES | RADOS オブジェクトに保存されているバイトの合計数 |
| OMAP_BYTES* | すべての omaps の合計バイト数 |
| OMAP_KEYS* | omap キーの合計数 |
| LOG | PG ログエントリーの数 |
| LOG_DUPS | 重複オペレーションの PG ログエントリー数 |
| DISK_LOG | 保存された PG ログエントリーの数 |
| STATE | PG の現在の状態 |
| STATE_STAMP | 最後の状態変更のタイムスタンプ |
| VERSION | 配置グループへの最新の書き込みのバージョン |
| REPORTED | この PG に対して報告された pg_stat のバージョン |
| UP | データ転送を行う OSD のセット |
| UP_PRIMARY | この PG のプライマリー OSD。クライアント要求を処理します。 |
| ACTING | 現在 PG の完全版と動作版が含まれる OSD のセット |
| ACTING_PRIMARY | クライアント要求の処理を行うプライマリー OSD |
| LAST_SCRUB | シャロースクラブ (shallow scrub) が完了した最終 PG バージョン |
| SCRUB_STAMP | この PG が最後にシャロースクラブを完了した時点のタイムスタンプ |
| LAST_DEEP_SCRUB | ディープスクラブを完了した最終 PG バージョン |
| DEEP_SCRUB_STAMP | この PG が最後にディープスクラブを完了した時点のタイムスタンプ |
| SNAPTRIMQ_LEN | snaptrim キューのサイズ |
| LAST_SCRUB_DURATION | 最後に完了したスクラブの継続時間 (秒) |
| SCRUB_SCHEDULING | この PG が指定された時間にスクラブされるようにスケジュールされているか、スクラブのキューに入っているか、またはスクラブ中であるかを示します。 |
| OBJECTS_SCRUBBED | スクラブ開始後に PG 内でスクラブされた RADOS オブジェクトの数 |
| OBJECTS_TRIMMED | トリミングされた RADOS オブジェクトの数 |
| プール統計列名 | 説明 |
|---|---|
| POOLID | 数値のプール ID |
| OBJECTS | このプールに保存されている RADOS オブジェクトの数 |
| MISSING_ON_PRIMARY | このプールから欠落している RADOS オブジェクトの数 |
| DEGRADED | このプール内でデグレードした (必要なレプリカがない) RADOS オブジェクトの数 |
| MISPLACED | プール内で誤って配置された (クラスター内の間違った場所にある) RADOS オブジェクトの数 |
| UNFOUND | このプール内で不明な RADOS オブジェクトの数 |
| BYTES | このプール内の RADOS オブジェクトに保存されているバイトの合計数 |
| OMAP_BYTES* | このプール内の OMAP に保存されているバイトの合計数 |
| OMAP_KEYS* | このプールに保存されている OMAP キーの合計数 |
| LOG | このプール内の全 PG にあるログエントリーの合計 |
| DISK_LOG | このプール内のすべての PG にわたるすべての永続ログエントリーの合計 |
| OSD 統計列名 | 説明 |
|---|---|
| OSD_STAT | OSD ID |
| USED | OSD に保存されるデータの量 |
| AVAIL | OSD 上で利用可能な空き容量 |
| USED_RAW | ユーザーデータ、内部オーバーヘッド、予約容量によって消費される生のストレージの量 |
| 合計 | OSD の総ストレージ容量 |
| HB_PEERS | この OSD がハートビートを送信するピア OSD |
| PG_SUM | この OSD 上の配置グループのレプリカまたはシャードの数 |
| PRIMARY_PG_SUM | この OSD がプライマリーとして機能する配置グループの数 |
- 詳細は、3章ネットワークの問題のトラブルシューティング を参照してください。
- Ceph Monitor に関連する最も一般的なエラーのトラブルシューティングは、4章Ceph Monitor のトラブルシューティング を参照してください。
- Ceph OSD に関連する最も一般的なエラーのトラブルシューティングに関する情報は、5章Ceph OSD のトラブルシューティング を参照してください。
- PG オートスケーラーの詳細については、Red Hat Ceph Storage ストレージ戦略ガイドの 配置グループの自動スケーリング セクションを参照してください。