第2章 CodeReady Studio で OpenShift を使用したクラウド向けの開発
2.1. CodeReady Studio での OpenShift Container Platform アプリケーションの作成
OpenShift Container Platform ツールを使用すると、OpenShift Container Platform アプリケーションを作成、インポート、および変更できます。
2.1.1. 新規 OpenShift Container Platform コネクションの作成
CodeReady Studio で OpenShift ツールを使用するには、OpenShift Explorer ビューで OpenShift 接続を作成する必要があります。OpenShift コネクションは、CodeReady Studio を OpenShift インスタンス (OpenShift Online、Kubernetes、minishift をベースとした) に接続します。コネクションは OpenShift Explorer ビューに表示されます。CodeReady Studio に複数の OpenShift コネクションを設定できます。
前提条件
- 実行中の OpenShift クラスター。
手順
- CodeReady Studio を起動します。
とクリックします。 Show View ウインドウが表示されます。
- 検索フィールドに OpenShift と入力します。
- OpenShift Explorer を選択します。
をクリックします。
OpenShift Explorer ビューが表示されます。
- OpenShift Explorer の任意の場所を右クリックします。
とクリックします。 Sign in to OpenShift ウィンドウが表示されます。
- Server フィールドに OpenShift サーバーの URL を貼り付けます。
トークンまたはログインクレデンシャルを使用して認証します。
注記または、ログインコマンドを OpenShift Container Platform Web UI からコピーすることもできます。
ログインクレデンシャルを取得するには、
とクリックします。 
- をクリックします。
新たに追加されたコネクションが OpenShift Explorer ビューに表示されます。
2.1.2. 新規 OpenShift Container Platform プロジェクトの作成
OpenShift Container Platform の通常ユーザーのリソースへのアクセスを一元管理するには、追加のアノテーションを持つ namespace である OpenShift Container Platform プロジェクトを作成する必要があります。
前提条件
- 実行中の OpenShift クラスター。
OpenShift Container Platform コネクション。
OpenShift Container Platform コネクションを作成する方法の詳細は、新規 OpenShift Container Platform コネクションの作成 を参照してください。
手順
- CodeReady Studio を起動します。
とクリックします。 Show View ウインドウが表示されます。
- 検索フィールドに OpenShift と入力します。
- OpenShift Explorer を選択します。
をクリックします。
OpenShift Explorer ビューが表示されます。
を右クリックします。 New OpenShift Project ウインドウが表示されます。
- プロジェクトに名前を付けます。
- をクリックします。
新たに作成された OpenShift プロジェクトが OpenShift Explorer ビューに表示されます。
2.1.3. 新規 OpenShift Container Platform アプリケーションの作成
CodeReady Studio の OpenShift Application ウィザードを使用して、デフォルトまたはカスタムテンプレートから OpenShift Container Platform アプリケーションを作成できます。
前提条件
- 実行中の OpenShift クラスター。
OpenShift Container Platform コネクション。
OpenShift Container Platform コネクションを作成する方法の詳細は、新規 OpenShift Container Platform コネクションの作成 を参照してください。
OpenShift Container Platform プロジェクト。
新たに OpenShift Container Platform プロジェクトを作成する方法の詳細は、新規 OpenShift Container Platform プロジェクトの作成 を参照してください。
手順
- CodeReady Studio を起動します。
とクリックします。 Show View ウインドウが表示されます。
- 検索フィールドに OpenShift と入力します。
- OpenShift Explorer を選択します。
をクリックします。
OpenShift Explorer ビューが表示されます。
を右クリックします。 Select template ウインドウが表示されます。
- テンプレートを選択します。
をクリックします。
Template Parameters ウインドウが表示されます。
- テンプレートパラメーターが正しいことを確認します。
をクリックします。
Resource Labels ウィンドウが表示されます。
- をクリックしてラベルを追加します。
をクリックします。
Create Application Summary ウィンドウが表示されます。
- アプリケーションの詳細が正しいことを確認します。
をクリックします。
Import OpenShift Application ウインドウが表示されます。
- git リポジトリーのクローンの場所を選択します。
- をクリックします。
新たに作成された OpenShift Container Platform アプリケーションが OpenShift Explorer ビューに表示されます。
関連情報
- OpenShift Container Platform でテンプレートを使用および作成する方法については、アップストリームのドキュメント Official OKD documentation, Using templates を参照してください。
2.1.4. 既存の OpenShift Container Platform アプリケーションの CodeReady Studio へのインポート
CodeReady Studio の OpenShift Explorer ビューには、OpenShift Container Platform アカウントに関連付けられたアプリケーションが表示されます。Import OpenShift Application ウィザードを使用すると、これらのアプリケーションのソースコードを個別に CodeReady Studio にインポートできます。アプリケーションをインポートした後、アプリケーションのソースコードの変更、アプリケーションのビルド、および Web ブラウザーでの表示を簡単に行うことができます。
前提条件
-
CodeReady Studio にインポートするアプリケーションのソースは
build configファイルに指定されている必要があります。 - 実行中の OpenShift クラスター。
OpenShift Container Platform コネクション。
OpenShift Container Platform コネクションを作成する方法の詳細は、新規 OpenShift Container Platform コネクションの作成 を参照してください。
手順
- CodeReady Studio を起動します。
とクリックします。 Show View ウインドウが表示されます。
- 検索フィールドに OpenShift と入力します。
- OpenShift Explorer を選択します。
をクリックします。
OpenShift Explorer ビューが表示されます。
を右クリックします。 Select Build Config ウインドウが表示されます。
- インポートするアプリケーションを選択します。
をクリックします。
Import OpenShift Application ウインドウが表示されます。
- Git Clone Location を選択します。
- をクリックします。
新たにインポートされた OpenShift Container Platform アプリケーションが OpenShift Explorer ビューに表示されます。
2.1.5. サーバーアダプターを使用したアプリケーションのデプロイ
サーバーアダプターを使用すると、ワークスペースプロジェクトに追加した変更を OpenShift インスタンス上で実行中の OpenShift アプリケーションにパブリッシュできます。これにより、アプリケーションの変更部分を OpenShift にデプロイされた Pod に直接デプロイできます。サーバーアダプターを使用すると、ソースコードを Git リポジトリーにコミットせずに、アプリケーションの変更を直接実行中の OpenShift アプリケーションにプッシュできます。
前提条件
- 実行中の OpenShift クラスター。
OpenShift Container Platform コネクション。
OpenShift Container Platform コネクションを作成する方法の詳細は、新規 OpenShift Container Platform コネクションの作成 を参照してください。
手順
- CodeReady Studio を起動します。
とクリックします。 Show View ウインドウが表示されます。
- 検索フィールドに OpenShift と入力します。
- OpenShift Explorer を選択します。
をクリックします。
OpenShift Explorer ビューが表示されます。
- OpenShift Container Platform コネクションを展開します。
を右クリックします。 Server Settings ウィンドウが表示されます。
注記EAP 7.3 を使用している場合は、テンプレートの変更により、サーバーアダプターのデプロイメント用のパスを設定する必要があります。
これを行うには、Use inferred Pod Deployment Path チェックボックスのチェックマークを削除し、Pod Deployment Path フィールドを
/opt/eap/standalone/deployments/に設定します。- をクリックします。
Servers ビューが表示され、サーバーアダプターを起動します。
ブラウザーでアプリケーションを開くには、
CodeReady Studio の組み込み Web ブラウザーが開かれ、アプリケーションが表示されます。
2.1.6. OpenShift Container Platform プロジェクトの削除
プロジェクトの開発を新たに開始する場合や、プロジェクトの開発が終了した後に、ワークスペースからプロジェクトを削除することがあります。プロジェクトを削除すると、プロジェクトに関連付けられたリソースもすべて削除されます。
前提条件
- 既存の OpenShift Container Platform プロジェクト。
手順
- CodeReady Studio を起動します。
とクリックします。 Show View ウインドウが表示されます。
- 検索フィールドに OpenShift と入力します。
- OpenShift Explorer を選択します。
をクリックします。
OpenShift Explorer ビューが表示されます。
- OpenShift Container Platform コネクションを展開します。
を右クリックします。 Delete OpenShift Resource ウィンドウで、同意を求めるプロンプトが表示されます。
- をクリックします。
これでプロジェクトが削除されます。
