22.2.2. 1 次キャッシュの設定 (リモートクライアントサーバーモード)
以下は、Red Hat JBoss Data Grid のリモートクライアントサーバーモードにおける 1 次キャッシュのデフォルト値を示しています。
<distributed-cache l1-lifespan="${VALUE}"> ... </distributed-cache>
l1-lifespan
要素は、1 次キャッシュを有効にし、キャッシュの 1 次キャッシュエントリーについてのライフスパンを設定するために distributed-cache
要素に追加されます。この要素は、分散キャッシュにのみ有効です。
l1-lifespan
が 0
または負の数値 (-1
) に設定される場合、1 次キャッシュは無効になります。1 次キャッシュは、l1-lifespan
の値が 0
より大きくなる場合に有効になります。
注記
キャッシュが Hot Rod プロトコル経由でリモートでアクセスされる場合、クライアントは所有者ノードに直接アクセスします。したがって、この状態で 1 次キャッシュを使用してもパフォーマンスは改善されないため、1 次キャッシュの使用は推奨されません。他のリモートクライアント (Memcached、REST) は、所有者をターゲットにしないため、1 次キャッシュを使用するとパフォーマンスが向上します (同時に高いメモリー使用量が発生します)。