27.3.2. データセンター間レプリケーション (ライブラリーモード) の設定


27.3.2.1. データセンター間レプリケーションを宣言的に設定する

データセンター間のレプリケーションを設定する際、relay.RELAY2 プロトコルは、リモートサイトと通信するために追加のスタック (既存の TCP スタックと並行して実行される) を作成します。TCP ベースのスタックがローカルクラスターに使用される場合、2 つの TCP ベースのスタック設定が必要になります。1 つはローカル通信用で、もう 1 つはリモートサイトへの接続用です。
JBoss Data Grid のライブラリーモードでは、データセンター間のレプリケーションは次のようにセットアップされます。

手順27.2 データセンター間のレプリケーションのセットアップ

  1. ローカルサイトを設定します。

    site 要素を global 要素に追加してローカルサイト (この例では、ローカルサイトの名前は LON です) を追加します。
    <infinispan>
       <global>
          ...
          <site local="LON" />
          ...   
       </global>
    </infinispan>
    
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  2. ローカルサイト用に JGroups を設定します。

    サイト間のレプリケーションには、デフォルト以外の JGroups 設定が必要です。transport 要素を追加し、設定ファイルへのパスを configurationFile プロパティーとしてセットアップします。この例では、JGroups 設定ファイルの名前は jgroups-with-relay.xml です。
    <infinispan>
       <global>
          ...
          <site local="LON" />
          <transport clusterName="default"> 
             <properties> 
                 <property name="configurationFile" value="jgroups-with-relay.xml" />     
              </properties> 
          </transport> 
          ...   
       </global>
    </infinispan>
    
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  3. LON キャッシュを設定します。

    NYC および SFO サイトにバックアップするには、LON サイトでキャッシュを設定します。
    <infinispan>
       <global>      
          <site local="LON" />
          ...   
       </global>
       ...
       <namedCache name="lon">
          <sites>
             <backups>
                <backup site="NYC" 
    		    strategy="SYNC" 
    		    backupFailurePolicy="WARN" />
                <backup site="SFO" 
    		    strategy="ASYNC" 
    		    backupFailurePolicy="IGNORE"/>
             </backups>
          </sites>
       </namedCache>
    </infinispan>
    
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  4. バックアップキャッシュを設定します。

    1. LON からバックアップデータを受信するには、NYC サイトでキャッシュを設定します。
      <infinispan>
         <global>      
            <site local="NYC" />
            ...   
         </global>
         ...
         <namedCache name="lonBackup">
            <sites>
               <backupFor remoteSite="LON" 
      		    remoteCache="lon" />
            </sites>
         </namedCache>
      </infinispan>
      
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    2. LON からバックアップデータを受信するには、SFO サイトでキャッシュを設定します。
      <infinispan>
         <global>      
            <site local="SFO" />
            ...   
         </global>
         ...
         <namedCache name="lonBackup">
            <sites>
               <backupFor remoteSite="LON" 
      		    remoteCache="lon" />
            </sites>
         </namedCache>
      </infinispan>
      
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  5. 設定ファイルの内容を追加します。

    デフォルトでは、Red Hat JBoss Data Grid には infinispan-core-{VERSION}.jar パッケージ内の jgroups-tcp.xml および jgroups-udp.xml などの JGroups 設定ファイルが含まれます。
    JGroups 設定を新規ファイル (この例では、ファイル名は jgroups-with-relay.xml) にコピーし、指定される設定情報をこのファイルに追加します。relay.RELAY2 プロトコル設定は、設定スタックの最新のプロトコルである必要があります。
    <config> 
        ... 
        <relay.RELAY2 site="LON" 
                  config="relay.xml"
                  relay_multicasts="false" />
    </config>
    
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  6. relay.xml ファイルを設定します。

    relay.xml ファイルで relay.RELAY2 設定をセットアップします。このファイルは、グローバルクラスター設定について説明するものです。
    <RelayConfiguration> 
        <sites> 
            <site name="LON" 
                  id="0"> 
                <bridges> 
                    <bridge config="jgroups-global.xml" 
                            name="global"/> 
                    </bridges> 
            </site>  
            <site name="NYC" 
                  id="1"> 
                <bridges> 
                    <bridge config="jgroups-global.xml" 
                            name="global"/> 
                    </bridges> 
            </site>  
            <site name="SFO" 
                  id="2"> 
                <bridges> 
                    <bridge config="jgroups-global.xml" 
                            name="global"/> 
                </bridges> 
            </site> 
        </sites> 
    </RelayConfiguration>
    
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  7. グローバルクラスターを設定します。

    relay.xml で参照されるファイル jgroups-global.xml には、グローバルクラスター、つまりサイト間の通信で使用される別の JGroups 設定が含まれます。
    グローバルクラスター設定は、通常は TCP ベースであり、TCPPING プロトコル (PING または MPING ではない) を使用してメンバーを検出します。jgroups-tcp.xml の内容を jgroups-global.xml にコピーし、TCPPING を設定するために次の設定を追加します。
    <config> 
        <TCP bind_port="7800" ... /> 
        <TCPPING initial_hosts="lon.hostname[7800],nyc.hostname[7800],sfo.hostname[7800]"     
                 num_initial_members="3" 
                 ergonomics="false" /> 
              <!-- Rest of the protocols --> 
    </config>
    
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    TCPPING.initial_hosts のホスト名 (または IP アドレス) をサイトマスターに使用されるものに置き換えます。ポート (この場合は 7800) は TCP.bind_port に一致している必要があります。
    TCPPING プロトコルについてさらに詳しくは、「TCPPing プロトコルの使用」を参照してください。
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