4.6. 期限つき (mortal) データと期限なし (immortal) データ
Red Hat JBoss Data Grid では、エンティティーを格納するだけでなく、データーに期限の情報を添付することが可能です。たとえば、標準的な
put(key, value) を使用すると、期限なし (immortal) エントリーと呼ばれる永久に期限切れにならないエントリーが作成されます。また、put(key, value, lifespan, timeunit) を使用して作成されるエントリーは、指定の固定ライフスパンを持つ期限つき (mortal) エントリーで、ライフスパンの後に期限が切れます。
JBoss Data Grid は
lifespan パラメーターの他に、エクスパレーションを判断するために使用される maxIdle パラメーターも提供します。maxIdle パラメーターと lifespan パラメーターをさまざまな組み合わせで使用してエントリーのライフスパンを設定することができます。
デフォルトでは、新規に作成されたエントリーにはライフスパンや最大アイドル時間値セットがありません。これらの 2 つの値がない場合、データエントリーは永久に期限切れにならないため、期限なし (immortal) データと呼ばれます。
エントリーの期限 (またはエクスパレーションの値) を設定するには、エントリーのライフスパンと最大アイドル時間の値を設定します。設定後、これらの値をキャッシュストアで永続化し、エビクションやパッシベーションの後も存続させるようにします。