28.3. サーバーヒンティングの設定 (ライブラリーモード)
Red Hat JBoss Data Grid のライブラリーモードでは、トランスポートレベルでサーバーヒンティングが設定されます。以下はサーバーヒンティングの設定例になります。
手順28.2 ライブラリーモードでのサーバーヒンティングの設定
次の設定属性を使用して、JBoss Data Grid にサーバーヒンティングを設定します。
<transport clusterName = "MyCluster"
machineId = "LinuxServer01"
rackId = "Rack01"
siteId = "US-WestCoast" />
<transport clusterName = "MyCluster"
machineId = "LinuxServer01"
rackId = "Rack01"
siteId = "US-WestCoast" />
clusterName属性はクラスターに割り当てられた名前を指定します。machineId属性は、元データを格納する JVM インスタンスを指定します。これは、複数の JVM があるノードや複数の仮想ホストを持つ物理ホストに対して特に有用な属性です。rackIdパラメーターは、元データが含まれるラックを指定します。これにより、別のラックがバックアップに使用されるようにします。siteIdパラメーターは、相互にレプリケーションを行っている異なるデータセンターのノードを区別します。
リストされているパラメーターは、JBoss Data Grid 設定ではオプションです。
machineId、rackId、または siteId が設定に含まれている場合、TopologyAwareConsistentHashFactory が自動的に選択され、サーバーヒンティングを有効にします。ただし、サーバーヒンティングが設定されていない場合、JBoss Data Grid の分散アルゴリズムにより元データと同じ物理マシン/ラック/データセンターにレプリケーションを保存することができます。