16.3. REPEATABLE_READ について


REPEATABLE_READ は Red Hat JBoss Data Grid で使用できる 2 つの分離モードの 1 つです。
従来、REPEATABLE_READ は読み取り操作中の書き込み操作や、書き込み操作時の読み取り操作を許可しません。これにより、単一のトランザクションの同じ行に 2 つの読み取り操作があるのに取得した値が異なるときに発生する「反復不可能読み取り」が起こらないようにします (原因は 2 つの読み取り操作の間に値を変更する書き込み操作であることが考えられます) 。
JBoss Data Grid の REPEATABLE_READ 分離モードは、変更が発生する前にエントリーの値を保存します。これにより、同じエントリーの 2 番目の読み取り操作は変更された新しい値ではなく、保存された値を読み取るため、「反復不可能読み取り」の発生を防ぐことができます。そのため、読み取りの間に別のトランザクションで書き込み操作が発生しても、1 つのトランザクションで 2 つの読み取り操作によって取得される 2 つの値は常に同じになります。
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