8.3. レプリケーションモードの設定 (リモートクライアントサーバーモード)
レプリケーションモードは Red Hat JBoss Data Grid のクラスターモードです。以下の手順を使用して、レプリケーションモードをキャッシュコンテナーに追加することができます。
手順8.1 replicated-cache
要素
<cache-container name="clustered" default-cache="default" statistics="true"> <transport executor="infinispan-transport" lock-timeout="60000"/> <replicated-cache name="default" mode="SYNC" start="EAGER" statistics="true"> <transaction mode="NONE" /> </replicated-cache> </cache-container>
重要
この設定をロードする前に、JGroups をクラスターモードに対して適切に設定する必要があります。
replicated-cache
要素は、以下のパラメーターを使用して分散キャッシュの設定を行います。
name
パラメーターは、キャッシュの一意の ID を提供します。mode
パラメーターは、クラスター化されたキャッシュモードを設定します。有効な値はSYNC
(同期) とASYNC
(非同期) です。start
パラメーターは、サーバーの起動時か、サーバーが要求またはデプロイされるときにキャッシュを起動させるかどうかを指定します。statistics
がコンテナーレベルで有効にされている場合、statistics
属性をfalse
に設定することにより、キャッシュごとの統計は、監視を必要としないキャッシュについては選択的に無効にすることができます。transaction
要素は、レプリケートされたキャッシュのトランザクションモードをセットアップします。重要
リモートクライアントサーバーモードでは、JBoss Data Grid が互換モードで使用され、クラスターに JBoss Data Grid サーバーインスタンスとライブラリーインスタンスの両方が含まれない限り、トランザクション要素がNONE
に設定されます。このときにトランザクションがライブラリーモードインスタンスで設定される場合は、サーバーインスタンスでもトランザクションを設定する必要があります。
cache-container
および locking
の詳細については、該当する章を参照してください。