5.6. 同期および非同期の分散
5.6.1. 同期および非同期の分散について
ディストリビューションモードは同期通信のみをサポートします。特定のパブリック API メソッドより意味のある戻り値を引き出すには、ディストリビューションモードを使用する時に同期された通信を使用する必要があります。
例5.1 通信モードの例
例えば、
A
、B
、C
という 3 つのキャッシュがクラスターにあり、キャッシュ A
を B
にマップする K
というキーがあるとします。戻り値の必要なクラスター C
上で、Cache.remove(K)
のような操作を実行するとします。正常に実行するには、操作が最初にキャッシュ A
と B
の両方に呼び出しを同期転送し、キャッシュ A
または B
より返される結果を待つ必要があります。非同期通信が使用された場合、操作が想定通り動作しても戻り値の有用性は保証されません。