9.6. リモートクライアントサーバーモードの CarMart クイックスタート


9.6.1. リモートクライアントサーバーモードでの CarMart クイックスタートのビルド

このクイックスタートは Hot Rod 経由で JBoss Data Grid にアクセスします。この機能は、トランザクション CarMart クイックスタートでは使用できません。
前提条件

サポート対象の JBoss Data Grid ライブラリモードのディストリビューションファイルを取得する必要があります。

手順9.7 リモートクライアントサーバーモードでの CarMart クイックスタートのビルド

  1. スタンドアロンファイルの設定

    $JDG_HOME/standalone/configuration/ ディレクトリにある standalone.xml ファイルに、次の設定を追加します。
    1. 次の設定を、<system-properties> 要素の右側のタグの後に追加します。
      <paths>
      <path name="temp" path="/tmp"/>
      </paths>
      
    2. infinispan サブシステムのタグ内に次の設定を追加します。
      <local-cache name="carcache" 
                   start="EAGER" batching="false" 
                   indexing="NONE">
          <locking isolation="REPEATABLE_READ" 
      	     striping="false" 
      	     acquire-timeout="20000" 
                   concurrency-level="500"/>
          <eviction strategy="LIRS" 
                    max-entries="4"/>
          <file-store relative-to="temp" 
                      path="carstore" 
                      passivation="false"/>
      </local-cache>
      
      
  2. JBoss Data Grid サーバーの起動

    次のスクリプトを実行し、JBoss Data Grid サーバーを起動します。
    $JDG_HOME/bin/standalone.sh

    注記

    サーバーは指定された設定を使用して、test1 アドレス上で実行されます。
    • UNIX ユーザー向けの test1 の設定

      /etc/hosts に次の行を追加し、UNIX システム上の test1 アドレスを設定します。
      192.168.11.101    test1
      
    • IfConfig コマンドの実行

      コマンドラインで次のコマンドを実行します。
      $ sudo ifconfig eth0:1 192.168.11.101 netmask 255.255.255.0
      
  3. JBoss Application Server の起動

    次のスクリプトを実行し、アプリケーションがデプロイされる場所に JBoss Application Server インスタンスを起動します。
    $JDG_HOME/bin/standalone.sh
  4. JBoss Data Grid サーバーアドレスの指定

    $JDG_HOME/src/main/resources/META-INF/ ディレクトリにある jdg.properties ファイルを編集し、次のように JBoss Data Grid サーバーのアドレスを指定します。
    datagrid.address=test1
    
    

    注記

    ポートオフセットが定義されている localhost アドレスで JBoss Data Grid サーバーが稼働している場合は、ポート情報が含まれるように jdg.properties ファイルを編集します。例は次の通りです。
    datagrid.address=localhost
    datagrid.hotrod.port=11322
    
    
  5. アプリケーションのビルド

    次のコマンドを使用し、関連ディレクトリでアプリケーションをビルドします。
    $ mvn clean package -Premote
    
    
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