35.2. データセンター間レプリケーションの設定


35.2.1. データセンター間レプリケーションの設定 (リモートクライアントサーバーモード)

Red Hat JBoss Data Grid のリモートクライアントサーバーモードでは、データセンター間のレプリケーションは以下のようにセットアップされます。

手順35.1 データセンター間のレプリケーションのセットアップ

  1. RELAY のセットアップ

    RELAY をセットアップするには、以下の設定を standalone.xml ファイルに追加します。
    <subsystem xmlns="urn:infinispan:server:jgroups:8.0">
        <channels default="cluster">
            <channel name="cluster"/>
            <channel name="xsite" stack="tcp"/>
        </channels>
        <stacks default="udp">
            <stack name="udp">
                <transport type="UDP" socket-binding="jgroups-udp"/>
                <...other protocols...>
                <relay site="LON">
                    <remote-site name="NYC" channel="xsite"/>
                    <remote-site name="SFO" channel="xsite"/>
                </relay>
            </stack>
        </stacks>
    </subsystem>{
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    RELAY プロトコルは、リモートサイトと通信するために追加のスタック (既存の UDP スタックと並行して実行される) を作成します。TCP ベースのスタックがローカルクラスターに使用される場合、2 つの TCP ベースのスタック設定が必要になります。1 つはローカル通信用で、もう 1 つはリモートサイトへの接続用になります。さらに詳しい説明は、「データセンター間レプリケーションの操作」を参照してください。
  2. サイトのセットアップ

    クラスター内のそれぞれの分散キャッシュに対してサイトをセットアップするには、standalone.xml ファイルで以下の設定を使用します。
    <distributed-cache name="namedCache">
         <!-- Additional configuration elements here -->
         <backups>
            <backup site="{FIRSTSITENAME}" strategy="{SYNC/ASYNC}" />
            <backup site="{SECONDSITENAME}" strategy="{SYNC/ASYNC}" />
         </backups>
    </distributed-cache>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  3. ローカルサイトトランスポートの設定

    トランスポートを設定するには、transport 要素にローカルサイトの名前を追加します。
    <transport executor="infinispan-transport" 
               lock-timeout="60000" 
               cluster="LON" 
               stack="udp"/>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
データセンター間の設定例は $JDG_SERVER/docs/examples/configs/clustered-xsite.xml で確認できます。

35.2.2. データセンター間レプリケーションの設定 (ライブラリーモード)

35.2.2.1. データセンター間レプリケーションを宣言的に設定する

データセンター間のレプリケーションを設定する際、relay.RELAY2 プロトコルは、リモートサイトと通信するために追加のスタック (既存の TCP スタックと並行して実行される) を作成します。TCP ベースのスタックがローカルクラスターに使用される場合、2 つの TCP ベースのスタック設定が必要になります。1 つはローカル通信用で、もう 1 つはリモートサイトへの接続用です。
Red Hat JBoss Data Grid のライブラリーモードでは、データセンター間のレプリケーションは以下のようにセットアップされます。

手順35.2 データセンター間のレプリケーションのセットアップ

  1. ローカルサイトを設定します。

    <infinispan
          xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
          xsi:schemaLocation="urn:infinispan:config:8.0 http://www.infinispan.org/schemas/infinispan-config-8.0.xsd"
          xmlns="urn:infinispan:config:8.0">
    
      <jgroups>
        <stack-file name="udp" path="jgroups-with-relay.xml"/>
      </jgroups>
    
      <cache-container default-cache="default">
        <transport cluster="infinispan-cluster" lock-timeout="50000" 
                   stack="udp" node-name="node1" 
                   machine="machine1" rack="rack1" site="LON"/>
          <local-cache name="default">
            <backups>
              <backup site="NYC" strategy="SYNC" failure-policy="IGNORE" timeout="12003"/>
              <backup site="SFO" strategy="ASYNC"/>
            </backups>
          </local-cache>
    
       <!-- Additional configuration information here -->
    </infinispan>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    1. site 属性を transport 要素に追加してローカルサイト (この例では、ローカルサイトの名前は LON) を定義します。
    2. サイト間のレプリケーションには、デフォルト以外の JGroups 設定が必要です。jgroups 要素を定義し、カスタム stack-file を定義して参照するファイルの名前と場所をこのカスタム設定に渡します。この例では、JGroups 設定ファイルの名前は jgroups-with-relay.xml です。
    3. NYC および SFO サイトにバックアップするには、LON サイトでキャッシュを設定します。
    4. バックアップキャッシュを設定します。
      1. LON からバックアップデータを受信するには、NYC サイトでキャッシュを設定します。
              <local-cache name="backupNYC">
                <backups/>
                <backup-for remote-cache="default" remote-site="LON"/>
              </local-cache>
        Copy to Clipboard Toggle word wrap
      2. LON からバックアップデータを受信するには、SFO サイトでキャッシュを設定します。
              <local-cache name="backupSFO">
                <backups/>
                <backup-for remote-cache="default" remote-site="LON"/>
              </local-cache>
        Copy to Clipboard Toggle word wrap
  2. 設定ファイルの内容を追加します。

    デフォルトで、Red Hat JBoss Data Grid には、infinispan-embedded-{VERSION}.jar パッケージ内の default-configs/default-jgroups-tcp.xml および default-configs/default-jgroups-udp.xml などの JGroups 設定ファイルが含まれます。
    JGroups 設定を新規ファイル (この例では、ファイル名は jgroups-with-relay.xml) にコピーし、指定される設定情報をこのファイルに追加します。relay.RELAY2 プロトコル設定は、設定スタックの最新のプロトコルである必要があります。
    <config> 
        ... 
        <relay.RELAY2 site="LON" 
                  config="relay.xml"
                  relay_multicasts="false" />
    </config>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  3. relay.xml ファイルを設定します。

    relay.xml ファイルで relay.RELAY2 設定をセットアップします。このファイルは、グローバルクラスター設定について説明するものです。
    <RelayConfiguration> 
        <sites> 
            <site name="LON" 
                  id="0"> 
                <bridges> 
                    <bridge config="jgroups-global.xml" 
                            name="global"/> 
                    </bridges> 
            </site>  
            <site name="NYC" 
                  id="1"> 
                <bridges> 
                    <bridge config="jgroups-global.xml" 
                            name="global"/> 
                    </bridges> 
            </site>  
            <site name="SFO" 
                  id="2"> 
                <bridges> 
                    <bridge config="jgroups-global.xml" 
                            name="global"/> 
                </bridges> 
            </site> 
        </sites> 
    </RelayConfiguration>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  4. グローバルクラスターを設定します。

    relay.xml で参照されるファイル jgroups-global.xml には、グローバルクラスター、つまりサイト間の通信で使用される別の JGroups 設定が含まれます。
    グローバルクラスター設定は、通常は TCP ベースであり、TCPPING プロトコル (PING または MPING ではない) を使用してメンバーを検出します。default-configs/default-jgroups-tcp.xml の内容を jgroups-global.xml にコピーし、TCPPING を設定するために以下の設定を追加します。
    <config> 
        <TCP bind_port="7800" ... /> 
        <TCPPING initial_hosts="lon.hostname[7800],nyc.hostname[7800],sfo.hostname[7800]"
                 ergonomics="false" /> 
              <!-- Rest of the protocols --> 
    </config>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    TCPPING.initial_hosts のホスト名 (または IP アドレス) をサイトマスターに使用されるものに置き換えます。ポート (この場合は 7800) は TCP.bind_port に一致している必要があります。
    TCPPING プロトコルの詳細は、「TCPPing プロトコルの使用」 を参照してください。
トップに戻る
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2025 Red Hat