4.3. Data Grid サービスの作成


datagrid-service を使用してクラスターを設定し、異なるキャッシュ設定とより複雑な Data Grid 機能で使用できるようにします。

  1. new-app コマンドでサービスを作成します。
  2. 必要に応じて、テンプレートパラメーターおよび環境変数を設定します。

以下に例を示します。

  • 最小設定で datagrid-service を作成します。

    $ oc new-app datagrid-service \
      -p APPLICATION_USER=${USERNAME} \
      -p APPLICATION_PASSWORD=${PASSWORD}
  • 3 つのノードとモニタリングを有効にして datagrid-service クラスターを作成します。

    $ oc new-app datagrid-service \
      -p APPLICATION_USER=${USERNAME} \
      -p APPLICATION_PASSWORD=${PASSWORD} \
      -p NUMBER_OF_INSTANCES=3
      -e AB_PROMETHEUS_ENABLE=true

テンプレートパラメーター

  • APPLICATION_NAME はアプリケーションの名前を指定します。デフォルトは datagrid-service です。
  • NUMBER_OF_INSTANCES は、OpenShift クラスターの Data Grid のノード数を設定します。デフォルトでは 1 回です。
  • TOTAL_CONTAINER_MEM は、コンテナーで利用可能なメモリーの合計量(MiB 単位)を設定します。デフォルトは 512 です。
  • APPLICATION_USER は、キャッシュにセキュアにアクセスするためのユーザーを作成します。デフォルト値はありません。常にユーザーを作成する必要があります。
  • APPLICATION_PASSWORD はユーザーのパスワードを指定します。パスワードを設定しない場合には、サービステンプレートにより、パスワードが無作為に生成されてシークレットとして保存されます。
  • REPLICATION_FACTOR は各キャッシュエントリーのコピー数を指定します。デフォルトは 2 です。
  • TOTAL_CONTAINER_STORAGE は、ファイルベースのストレージボリュームのサイズ(GiB 単位)を設定します。デフォルトでは 1 回です。

環境変数

  • AB_PROMETHEUS_ENABLE を使用すると、JMX メトリクスを収集して Data Grid を監視および分析でき、以下の値を指定できます。

    false
    デフォルトの Prometheus エージェントを使用したモニタリングを無効にします。
    true
    デフォルトの Prometheus エージェントでモニタリングを有効にします。Prometheus Operator がインストールされ、実行されている必要があります。サービスの作成後に モニタリングを設定 する必要もあります。
  • AB_PROMETHEUS_JMX_EXPORTER_PORT は、Data Grid が JMX メトリクスを公開するポートを定義します。デフォルトは 9779 です。

アプリケーションの確認

以下の例のように、datagrid-service の作成時に、コマンドの出力にパラメーター値およびリソースが表示されます。

--> Deploying template "rhdg-helloworld/datagrid-service" to project rhdg-helloworld

     Red Hat Data Grid Service
     ---------
     Red Hat Data Grid is an in-memory, distributed key/value store.

     * With parameters:
        ...

--> Creating resources ...
    secret "datagrid-service" created
    service "datagrid-service-ping" created
    service "datagrid-service" created
    statefulset "datagrid-service" created
--> Success
    ...
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