8.33. USER(1)
8.33.1. 名前
user - プロパティーセキュリティーレルムで Data Grid ユーザーを管理します。
8.33.2. 概要
user ls
user create 'username'
user describe 'username'
user remove 'username'
user password 'username'
user groups 'username'
user encrypt-all
8.33.3. 説明
プロパティーセキュリティーレルムに保存されているユーザーを管理(リスト、作成、説明、削除、変更)します。注記:このコマンドは、プロパティーレルムでのみ使用できます。
8.33.4. コマンドの概要
- user ls
- プロパティーファイルに存在するユーザーまたはグループをリスト表示します。
- user create 'username'
- パスワードの入力を求めた後、ユーザーを作成します。
- user describe 'username'
- ユーザー名、レルム、およびユーザーが属するグループを含め、ユーザーについて説明します。
- user remove 'username'
- 指定されたユーザーをプロパティーファイルから削除します。
- user password 'username'
- ユーザーのパスワードを変更します。
- user groups 'username'
- ユーザーが属するグループを設定します。
- user encrypt-all
- プレーンテキストのユーザープロパティーファイル内のすべてのパスワードを暗号化します。
8.33.5. 共通のオプション
これらのオプションは、すべてのコマンドに適用されます。
- -h, --help
- コマンドまたはサブコマンドのヘルプページを表示します。
- -s, --server-root='path-to-server-root'
-
サーバールートへのパス。デフォルトは
server
です。 - -f, --users-file='users.properties'
-
ユーザーパスワードを含むプロパティーファイルの名前。デフォルトは
users.properties
です。 - -w, --groups-file='groups.properties'
-
ユーザーからグループへのマッピングを含むプロパティーファイルの名前。デフォルトは
groups.properties
です。
8.33.6. ユーザー作成/変更のオプション
- -a, --algorithms
- パスワードのハッシュに使用されるアルゴリズムを指定します。
- -g, --groups='group1,group2,…'
- ユーザーが属するグループを指定します。
- -p, --password='password'
- ユーザーのパスワードを指定します。
- -r, --realm='realm'
- レルム名を指定します。
- --plain-text
- パスワードをプレーンテキストで保存するかどうかを定義します (非推奨)。
8.33.7. ユーザーリストのオプション
- --groups
- ユーザーの代わりにグループのリストを表示します。
8.33.8. ユーザー暗号化 (すべて) のオプション
- -a, --algorithms
- パスワードのハッシュに使用されるアルゴリズムを指定します。