1.4. バックアップを自動的にオフラインにする
リモートサイトが利用できなくなった場合に、バックアップの場所が自動的にオフラインになるように設定できます。これにより、Data Grid ノードが、オフラインのバックアップ場所にデータを継続的に複製しようとして、エラーメッセージが表示されたり、リソースが消費されたりすることを防ぎます。
バックアップ操作のタイムアウト
バックアップ設定には、データを複製する操作のタイムアウト値が含まれます。タイムアウトが発生する前に操作が完了しない場合、Data Grid は失敗としてそれらを記録します。
<!-- Operations to replicate data to NYC are recorded as failures if they do not complete after 10 seconds. --> <backup site="NYC" strategy="ASYNC" timeout="10000"> <!-- Configuration for backup locations goes here. --> </backup>
失敗の数
バックアップの場所がオフラインになる前に発生する可能性のある 連続する 失敗の数を指定できます。
たとえば、NYC の以下の設定は、オフラインになる前に失敗する操作の数を 5 に設定しています。
<!-- If a cluster attempts to replicate data to NYC and five consecutive operations fail, NYC automatically goes offline. --> <backup site="NYC" strategy="ASYNC" timeout="10000"> <take-offline after-failures="5"/> </backup>
待機時間
バックアップ操作の失敗時に、サイトをオフラインにするまで待機する時間を指定することもできます。待機時間がなくなる前にバックアップ要求が成功した場合、Data Grid はサイトをオフラインにしません。
<!-- If a cluster attempts to replicate data to NYC and there are more than five consecutive failures and 15 seconds elapse after the first failed operation, NYC automatically goes offline. --> <backup site="NYC" strategy="ASYNC" timeout="10000"> <take-offline after-failures="5" min-wait="15000"/> </backup>
サイトがオフラインになるまでの待機時間を最小限にしたい場合は、after-failures
属性に負またはゼロの値を設定します。
<take-offline after-failures="-1" min-wait="10000"/>