3.3. JMX を使用したクロスサイト操作の実行
Data Grid は、状態転送のプッシュやサイトをオンラインにするなど、クロスサイト操作を実行する JMX ツールを提供します。
3.3.1. JMX MBean を登録するための Data Grid の設定
Data Grid は、統計の収集と管理操作の実行に使用できる JMX MBean を登録できます。JMX とは別に統計を有効にする必要があります。そうしないと、Data Grid はすべての統計属性に 0
の値を提供します。
手順
以下のいずれかの方法でキャッシュコンテナー設定を変更し、JMX を有効にします。
-
宣言型:
<jmx enabled="true" />
要素をキャッシュコンテナーに追加します。 -
プログラマティック:
.jmx().enable()
メソッドを呼び出します。
宣言型
<cache-container> <jmx enabled="true" /> </cache-container>
プログラマティック
GlobalConfiguration globalConfig = new GlobalConfigurationBuilder() .jmx().enable() .build();
3.3.2. クロスサイト操作の実行
JMX クライアント経由でクロスサイト操作を実行します。
前提条件
- JMX MBean を登録するように Data Grid を設定します。
手順
- 任意の JMX クライアントで Data Grid に接続します。
以下の MBean から操作を呼び出します。
-
XSiteAdmin
は、キャッシュのクロスサイト操作を提供します。 GlobalXSiteAdminOperations
は、Cache Manager のクロスサイト操作を提供します。たとえば、サイトをオンラインに戻すには、
bringSiteOnline(siteName)
を呼び出します。
-
利用可能なクロスサイト操作の詳細については、Data Grid JMX Components のドキュメントを参照してください。