6.4. セグメント化されたキャッシュストア
キャッシュストアは、キーがマップされるハッシュ空間セグメントにデータを編成できます。
セグメント化ストアは、一括操作の読み取りパフォーマンスを向上させます。たとえば、データ (Cache.size
、Cache.entrySet.stream
) をストリーミングし、キャッシュを事前読み込み、状態遷移操作を行います。
ただし、セグメントストアを使用すると、書き込み操作のパフォーマンスが低下する可能性があります。このパフォーマンス損失は、トランザクションまたはライトビハイストアで実行可能なバッチ書き込み操作に対して特に該当します。このため、セグメント化されたストアを有効にする前に、書き込み操作のオーバーヘッドを評価する必要があります。書き込み操作のパフォーマンスが大幅に低下した場合、一括読み取り操作のパフォーマンスは許容できない場合があります。
キャッシュストア用に設定するセグメント数は、clustering.hash.numSegments
パラメーターと Data Grid 設定で定義するセグメントの数と一致している必要があります。
セグメント化されたキャッシュストアを追加した後に設定の numSegments
パラメーターを変更すると、Data Grid はそのキャッシュストアからデータを読み取ることができません。