1.7. Data Grid 8.4.4 の新機能


Data Grid 8.4.4 では、ユーザービリティーとパフォーマンスが向上し、セキュリティーが強化されています。新機能を確認してください。

OpenTelemetry によるトレースのサポート

Data Grid 8.4.4 では、OpenTelemetry 標準に準拠したトレーススパンを生成し、最も重要なキャッシュ操作に関連するトレースデータをエクスポート、視覚化、分析できるようになりました。

Data Grid Server と Hot Rod クライアントまたは REST API との間のトレースを有効にして、リクエストのフローを監視および分析し、さまざまなコンポーネント間の実行パスを追跡できます。

詳細は、次のドキュメントを参照してください。

JGroups およびクロスサイトメトリクスのメトリクス命名方法の改善

Data Grid 8.4.4 では、JGroups メトリクスおよびクロスサイトメトリクスの name-as-tags プロパティーを有効にできます。

name-as-tags を有効にすると、メトリクスが簡素化され、クラスター名とサイト名がメトリクス名に含まれるのではなく、タグとして表示されます。

name-as-tagsfalse に設定すると、メトリクスがチャネルに基づいて命名され、同じ目的のメトリクスが複数作成されます。

# TYPE vendor_jgroups_xsite_frag4_get_number_of_sent_fragments gauge
# HELP vendor_jgroups_xsite_frag4_get_number_of_sent_fragments Number of sent fragments
vendor_jgroups_xsite_frag4_get_number_of_sent_fragments{cluster="xsite",node="..."} 0.0
# TYPE vendor_jgroups_cluster_frag4_get_number_of_sent_fragments gauge
# HELP vendor_jgroups_cluster_frag4_get_number_of_sent_fragments Number of sent fragments
vendor_jgroups_cluster_frag4_get_number_of_sent_fragments{cluster="cluster",node="..."} 2.0

name-as-tagstrue に設定すると、メトリクスが簡素化され、クラスター名とサイト名がタグとして表示されます。

# TYPE vendor_jgroups_frag4_get_number_of_sent_fragments gauge
# HELP vendor_jgroups_frag4_get_number_of_sent_fragments Number of sent fragments
vendor_jgroups_frag4_get_number_of_sent_fragments{cache_manager="default",cluster="xsite",node="..."} 0.0
vendor_jgroups_frag4_get_number_of_sent_fragments{cache_manager="default",cluster="cluster",node="..."} 2.0

メトリクスが簡素化されるだけでなく、クラスター名とサイト名を変更してもメトリクス名の一貫性が保たれるため、Grafana ダッシュボードを更新する必要がなくなります。

インデックス付きクエリーのパフォーマンスの向上

hit-count-accuracy 属性を設定することで、必要なヒット数の精度を制限できるようになりました。大規模なデータセットを扱う場合、ヒット数の精度が高いとパフォーマンスに影響を与える可能性があります。ヒット数の精度に制限を設定すると、提供されるヒット数の精度をアプリケーションのニーズに対して十分なレベルに維持しつつ、より高速なクエリー応答を実現できます。

hit-count-accuracy 属性のデフォルトの精度は 10000 に制限されています。つまり、Data Grid はあらゆるクエリーに対して最大 10000 までは正確なヒット数を提供します。有効ヒット数が 10000 より大きい場合、Data Grid はヒット数の下限推定値を返します。

詳細は、Ickle クエリーの作成 - ヒット数の精度 を参照してください。

NearCache SPI の同時ベースの手法

NearCache SPI が更新され、同時ベースの手法が追加されました。この機能拡張は、同時アクセスによりニアキャッシュに古いエントリーが保存され、データの不整合が生じる可能性があるという問題に対処します。

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