Data Grid Spring Boot スターター
Spring Boot プロジェクトでの Data Grid の使用
概要
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Data Grid は、高性能の分散型インメモリーデータストアです。
- スキーマレスデータ構造
- さまざまなオブジェクトをキーと値のペアとして格納する柔軟性があります。
- グリッドベースのデータストレージ
- クラスター間でデータを分散および複製するように設計されています。
- エラスティックスケーリング
- サービスを中断することなく、ノードの数を動的に調整して要件を満たします。
- データの相互運用性
- さまざまなエンドポイントからグリッド内のデータを保存、取得、およびクエリーします。
Data Grid のドキュメント リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Data Grid のドキュメントは、Red Hat カスタマーポータルで入手できます。
Data Grid のダウンロード リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat カスタマーポータルで Data Grid Software Downloads にアクセスします。
Data Grid ソフトウェアにアクセスしてダウンロードするには、Red Hat アカウントが必要です。
多様性を受け入れるオープンソースの強化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、用語の置き換えは、今後の複数のリリースにわたって段階的に実施されます。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ をご覧ください。
第1章 組み込みキャッシュの使用 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
インメモリーデータストレージ向けに Data Grid キャッシュをプロジェクトに直接組み込みます。
1.1. EmbeddedCacheManager Bean の追加 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
組み込みキャッシュを使用するようにアプリケーションを設定します。
手順
-
infinispan-spring-boot3-starter-embeddedをプロジェクトのクラスパスに追加して、組み込みモードを有効にします。 次の例のように、Spring の
@Autowiredアノテーションを使用して、Java 設定クラスにEmbeddedCacheManagerBean を含めます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
これで、次の例のように、アプリケーション内でデータグリッドキャッシュを直接使用する準備が整いました。
cacheManager.getCache("testCache").put("testKey", "testValue");
System.out.println("Received value from cache: " + cacheManager.getCache("testCache").get("testKey"));
cacheManager.getCache("testCache").put("testKey", "testValue");
System.out.println("Received value from cache: " + cacheManager.getCache("testCache").get("testKey"));
1.2. Reactor でリアクティブモードを使用する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Spring 6.1 以降では、リアクティブアプリケーション内でキャッシュを利用するためにリアクティブモードがサポートされています。spring-boot-starter-webflux を使用すると、アプリケーションがブロックされる可能性があります。
Data Grid リアクティブドライバーを有効にするには、application.properties で次のプロパティーを指定します。
infinispan.embedded.reactive=true
infinispan.embedded.reactive=true
1.3. キャッシュマネージャーの設定 Bean リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の設定 Bean を使用して Cache Manager をカスタマイズできます。
-
InfinispanGlobalConfigurer -
InfinispanCacheConfigurer -
Configuration -
InfinispanConfigurationCustomizer -
InfinispanGlobalConfigurationCustomizer
InfinispanGlobalConfigurer Bean は 1 つしか作成できません。ただし、他の Bean を使用して複数の設定を作成できます。
InfinispanCacheConfigurer Bean
設定 Bean
次のように、設定するキャッシュに Bean 名をリンクします。
カスタマイザー Bean
1.4. Spring キャッシュサポートの有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Data Grid は、組み込みキャッシュとリモートキャッシュの両方を使用して、有効にできる Spring Cache の実装を提供します。
手順
-
@EnableCachingアノテーションをアプリケーションに追加します。
Data Grid スターターが以下を検出した場合:
-
EmbeddedCacheManagerBean の場合は、新しいSpringEmbeddedCacheManagerをインスタンス化します。 -
RemoteCacheManagerBean の場合は、新しいSpringRemoteCacheManagerをインスタンス化します。
第2章 リモートキャッシュの使用 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
カスタム TCP バイナリーワイヤプロトコルである Hot Rod を使用して、リモートの Data Grid クラスターからデータを保存および取得します。
2.1. RemoteCacheManager の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Data Grid クラスターでリモートキャッシュを使用するようにアプリケーションを設定します。
-
スターターが
RemoteCacheManagerBean を作成できるように、Data Grid Server がクライアント接続をリッスンするアドレスを指定します。 Spring
@Autowiredアノテーションを使用して、独自のカスタム Cache Manager クラスをアプリケーションに含めます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
2.2. Reactor でリアクティブモードを使用する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Spring 6.1 以降では、リアクティブアプリケーション内でキャッシュを利用するためにリアクティブモードがサポートされています。spring-boot-starter-webflux を使用すると、アプリケーションがブロックされる可能性があります。
Data Grid リアクティブドライバーを有効にするには、application.properties で次のプロパティーを指定します。
infinispan.remote.reactive=true
infinispan.remote.reactive=true
2.2.1. プロパティーファイル リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
hotrod-client.properties または application.properties のいずれかでプロパティーを指定できます。
プロパティーは、両方のプロパティーファイルに含めることができますが、スターターは最初に hotrod-client.properties の設定を適用するので、application.properties よりもファイルが優先されます。
hotrod-client.properties
このファイルのプロパティーは、infinispan.client.hotrod.* の形式を取ります。次に例を示します。
# List Data Grid servers by IP address or hostname at port localhost:11222. infinispan.client.hotrod.server_list=127.0.0.1:11222
# List Data Grid servers by IP address or hostname at port localhost:11222.
infinispan.client.hotrod.server_list=127.0.0.1:11222
application.properties
このファイルのプロパティーは、infinispan.remote.* の形式を取ります。次に例を示します。
# List Data Grid servers by IP address or hostname at port localhost:11222. infinispan.remote.server-list=127.0.0.1:11222
# List Data Grid servers by IP address or hostname at port localhost:11222.
infinispan.remote.server-list=127.0.0.1:11222
2.3. マーシャリングの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Java オブジェクトをバイナリー形式にマーシャリングするように Data Grid を設定して、ネットワーク経由で転送したり、ディスクに保存したりできるようにします。
デフォルトでは、Data Grid は Java シリアル化マーシャラーを使用するため、クラスを許可リストに追加する必要があります。別の方法として、ProtoStream を使用できます。これには、クラスにアノテーションを付けて、カスタム Java オブジェクトの SerializationContextInitializer を生成する必要があります。
手順
-
hotrod-client.propertiesまたはapplication.propertiesを開いて編集します。 次のいずれかを行います。
マーシャラーとして ProtoStream を使用します。
infinispan.client.hotrod.marshaller=org.infinispan.commons.marshall.ProtoStreamMarshaller
infinispan.client.hotrod.marshaller=org.infinispan.commons.marshall.ProtoStreamMarshallerCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow infinispan.remote.marshaller=org.infinispan.commons.marshall.ProtoStreamMarshaller
infinispan.remote.marshaller=org.infinispan.commons.marshall.ProtoStreamMarshallerCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Java シリアル化を使用する場合は、使用するクラスをシリアル化許可リストに追加します。完全修飾クラス名のコンマ区切りリストまたはクラスを照合するための正規表現を指定できます。
infinispan.client.hotrod.java_serial_allowlist=your_marshalled_beans_package.*
infinispan.client.hotrod.java_serial_allowlist=your_marshalled_beans_package.*Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow infinispan.remote.java-serial-allowlist=your_marshalled_beans_package.*
infinispan.remote.java-serial-allowlist=your_marshalled_beans_package.*Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
- プロパティーファイルを保存して閉じます。
2.4. キャッシュマネージャーの設定 Bean リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の設定 Bean を使用して Cache Manager をカスタマイズします。
-
InfinispanRemoteConfigurer -
Configuration -
InfinispanRemoteCacheCustomizer
InfinispanRemoteConfigurer Bean は 1 つしか作成できません。ただし、他の Bean を使用して複数の設定を作成できます。
InfinispanRemoteConfigurer Bean
設定 Bean
InfinispanRemoteCacheCustomizer Bean
@Bean
public InfinispanRemoteCacheCustomizer customizer() {
return b -> b.tcpKeepAlive(false);
}
@Bean
public InfinispanRemoteCacheCustomizer customizer() {
return b -> b.tcpKeepAlive(false);
}
@Ordered アノテーションを使用して、カスタマイザーを特定の順序で適用します。
2.5. Spring キャッシュサポートの有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Data Grid は、組み込みキャッシュとリモートキャッシュの両方を使用して、有効にできる Spring Cache の実装を提供します。
手順
-
@EnableCachingアノテーションをアプリケーションに追加します。
Data Grid スターターが以下を検出した場合:
-
EmbeddedCacheManagerBean の場合は、新しいSpringEmbeddedCacheManagerをインスタンス化します。 -
RemoteCacheManagerBean の場合は、新しいSpringRemoteCacheManagerをインスタンス化します。
2.6. Data Grid 統計の公開 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Data Grid は、Spring Boot Actuator をサポートして、キャッシュ統計をメトリックとして公開します。
手順
pom.xmlファイルに以下を追加します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow プログラムまたは宣言を使用して、適切なキャッシュインスタンスの統計を有効にします。
プログラムで
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 宣言的に
<local-cache statistics="true"/>
<local-cache statistics="true"/>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
Spring Boot Actuator レジストリーは、アプリケーションの起動時にキャッシュインスタンスをバインドします。
キャッシュを動的に作成する場合は、次のように、CacheMetricsRegistrar Bean を使用してキャッシュを Actuator レジストリーにバインドする必要があります。
第3章 Spring Session の使用 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
3.1. Spring Session サポートの有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Data Grid Spring Session サポートは SpringRemoteCacheManager と SpringEmbeddedCacheManager をもとに構築されます。Data Grid スターターは、デフォルトでこれらの Bean を生成します。
手順
- このスターターをプロジェクトに追加します。
- Spring Session をクラスパスに追加します。
次のアノテーションを設定に追加します。
-
@EnableCaching -
@EnableInfinispanRemoteHttpSession -
@EnableInfinispanEmbeddedHttpSession
-
Data Grid にはデフォルトのキャッシュがありません。Spring Session を使用するには、最初に Data Grid キャッシュを作成する必要があります。
第4章 アプリケーションのプロパティー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
application.properties または application.yaml を使用してプロジェクトを設定します。