第7章 Decision Server のデプロイ


Decision Server は、Web アプリケーションアーカイブ (WAR) ファイル kie-server.war として配布されます。Red Hat Decision Manager をインストールする際に、kie-server.war ファイルをデプロイしてすべての機能を有効にします。Decision Server のデプロイ方法については、『Red Hat Decision Manager のオンプレミスインストール』を参照してください。

前提条件

Red Hat Decision Manager をダウンロードし、kie-server.war ファイルと共にデプロイしている。

手順

  1. Web コンテナーに kie-server ロールを持つユーザーを作成します。
  2. デシジョンエンジンにアクセスできることを確認します。

    1. Web ブラウザーで http://SERVER:PORT/kie-server/services/rest/server/ にアクセスします。
    2. 前のステップで指定したユーザー名とパスワードを入力します。
  3. 認証が済むと、XML の応答がエンジンステータスの形式で表示されます。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
    <response type="SUCCESS" msg="Kie Server info">
      <kie-server-info>
          <capabilities>KieServer</capabilities>
          <capabilities>BRM</capabilities>
          <capabilities>BPM</capabilities>
          <location>http://localhost:8230/kie-server/services/rest/server</location>
          <name>first-kie-server</name>
          <id>first-kie-server</id>
          <version>7.5.1.Final-redhat-1</version>
      </kie-server-info>
    </response>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

7.1. ブートストラップスイッチ

Decision Server では、サーバーの動作を設定するためのさまざまなブートストラップスイッチ (システムプロパティー) を使用することができます。

Expand
表7.1 Decision Server の拡張機能を無効にするブートストラップスイッチ
プロパティーデフォルト説明

org.drools.server.ext.disabled

truefalse

false

true に設定した場合には、(ルールのサポートなど) Decision Manager のサポートが無効になります。

org.jbpm.server.ext.disabled

truefalse

false

true に設定した場合には、(プロセスのサポートなど) Business Automation のサポートが無効になります。

org.optaplanner.server.ext.disabled

truefalse

false

true に設定した場合には、Business Optimizer のサポートが無効になります。

org.jbpm.ui.server.ext.disabled

truefalse

false

true に設定した場合には、Decision Server の UI 拡張が無効になります。

org.kie.executor.disabled

truefalse

false

Red Hat Decision Manager エグゼキューターが無効になります。

注記

以下に示すコントローラープロパティーの一部は必須と識別されています。Decision Central で Decision Server コンテナーの作成や削除を処理する場合には、これらのプロパティーを設定します。Decision Central との対話なしに独立して Decision Server を使用する場合には、これらのプロパティーを設定する必要はありません。

Expand
表7.2 コントローラーの使用に必要なブートストラップスイッチ
プロパティーデフォルト説明

org.kie.server.id

文字列

該当なし

サーバーに割り当てられる任意の ID。リモートコントローラーが設定されている場合、サーバーはこの ID でコントローラーに接続して KIE コンテナー設定を取得します。指定されていない場合には、ID が自動で生成されます。

org.kie.server.user

文字列

kieserver

コントローラーから Decision Server に接続するのに使用するユーザー名。管理モードで実行する場合には必要です。Decision Central システムプロパティーでこのプロパティーを設定します。コントローラーを使用する場合には、このプロパティーを設定します。

org.kie.server.pwd

文字列

kieserver1!

コントローラーから Decision Server に接続するのに使用するパスワード。管理モードで実行する場合には必要です。Decision Central システムプロパティーでこのプロパティーを設定します。コントローラーを使用する場合には、このプロパティーを設定します。

org.kie.server.token

文字列

該当なし

このプロパティーにより、コントローラーと Decision Server 間の認証に、ユーザー名/パスワードを使用する基本認証ではなく、トークンベースの認証を使用できます。コントローラーは、リクエストヘッダーのパラメーターとしてトークンを送信します。トークンは更新されないため、サーバーには有効期限の長いアクセストークンが必要です。

org.kie.server.location

URL

該当なし

コントローラーが Decision Server インスタンスをコールバックするのに使用する URL (例: http://localhost:8230/kie-server/services/rest/server)。コントローラーを使用する場合には、このプロパティーの設定が必須です。

org.kie.server.controller

コンマ区切りのリスト

該当なし

コントローラー REST エンドポイントへの URL のコンマ区切りリスト(例: http://localhost:8080/decision-central/rest/controller)。コントローラーを使用する場合には、このプロパティーの設定が必須です。

org.kie.server.controller.user

文字列

kieserver

コントローラー REST API に接続するためのユーザー名。コントローラーを使用する場合には、このプロパティーの設定が必須です。

org.kie.server.controller.pwd

文字列

kieserver1!

コントローラー REST API に接続するためのパスワード。コントローラーを使用する場合には、このプロパティーの設定が必須です。

org.kie.server.controller.token

文字列

該当なし

このプロパティーにより、Decision Server とコントローラー間の認証に、ユーザー名/パスワードを使用する基本認証ではなく、トークンベースの認証を使用できます。サーバーは、リクエストヘッダーのパラメーターとしてトークンを送信します。トークンは更新されないため、有効期限の長いアクセストークンが必要な点に注意してください。

org.kie.server.controller.connect

Long

10000

サーバーの起動時に Decision Server をコントローラーに接続することを試み、次に試みるまでの待機時間 (ミリ秒)。

Expand
表7.3 エグゼキュータープロパティーのブートストラップスイッチ
プロパティーデフォルト説明

org.kie.executor.interval

整数

3

Red Hat Decision Manager エグゼキューターがジョブを完了してから、新しいジョブを開始するまでの時間。時間の単位は org.kie.executor.timeunit プロパティーで指定します。

org.kie.executor.timeunit

java.util.concurrent.TimeUnit 定数

SECONDS

org.kie.executor.interval プロパティーで指定する時間の単位。

org.kie.executor.pool.size

整数

1

Red Hat Decision Manager エグゼキューターで使用するスレッド数。

org.kie.executor.retry.count

整数

3

Red Hat Decision Manager エグゼキューターが失敗したジョブをリトライする回数。

Expand
表7.4 その他のブートストラップスイッチ
プロパティーデフォルト説明

kie.maven.settings.custom

パス

該当なし

Maven 設定のカスタム settings.xml ファイルの場所。

kie.server.jms.queues.response

文字列

queue/KIE.SERVER.RESPONSE

JMS に対する応答キューの JNDI 名。

org.drools.server.filter.classes

truefalse

false

true に設定した場合、Drools Decision Server の拡張機能が受け入れるのは XmlRootElement または Remotable のアノテーションが付いたカスタムクラスのみです。

org.kie.server.domain

文字列

該当なし

JMS を使用する場合にユーザーの認証に使う JAAS LoginContext ドメイン。

org.kie.server.repo

パス

.

Decision Server の状態ファイルが保存される場所。

org.kie.server.sync.deploy

truefalse

false

Decision Server に対して、コントローラーがコンテナーのデプロイメント設定を提供するまでデプロイメントを保持するように指示します。このプロパティーは、管理モードで実行するサーバーのみが対象です。このプロパティーのオプションは以下のとおりです。

  • false: コントローラーへの接続は非同期です。アプリケーションが起動してコントローラーへの接続に成功すると、コンテナーをデプロイします。アプリケーションはコンテナーが利用可能になる前でもリクエストを受け付けます。
  • true: メインのサーバーアプリケーションのデプロイメントとコントローラーへの接続スレットを結び付け、その完了を待ちます。同じサーバーインスタンス上に他のアプリケーションがあると、このオプションによりデッドロックが生じる可能性があります。サーバーインスタンス 1 台に対し、アプリケーション (サーバー) は 1 つのみを使用することを推奨します。
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2026 Red Hat
トップに戻る