第1章 概要
BRMS バージョン 6.4 を使用していて Red Hat Decision Manager バージョン 7.0 をインストールした場合には、既存のプロジェクトを新たな製品に移行する必要があります。
Business Central ワークベンチを使用して作成したアプリケーション (ここでは デシジョンサービス と呼びます) を、新たな等価コンポーネントである Decision Central に移行できます。この移行を完了するのに、ベースとなるコードを手作業で変更する必要はありません。
Java コード (たとえば Eclipse) で作成したデシジョンサービスの場合は、Red Hat Decision Manager 7.0 で使用するための修正が必要になります。それぞれのプロジェクトについて pom.xml ファイル内の依存関係を更新して、プロジェクトをビルドし直す必要があります。新バージョンでの変更によって、既知のビルドエラーが発生することがあります。その場合には、コードを修正しなければなりません。
既存の Java クライアントアプリケーションを移行する場合にも、それぞれのプロジェクトについて pom.xml ファイル内の依存関係を更新する必要があります。アプリケーションが埋め込まれた BRMS エンジン (Drools、OptaPlanner) を使用している場合は、この変更でエンジンも更新されます。アプリケーションが Decision Server を呼び出す場合は、API クライアントライブラリーが更新されます。
クライアントアプリケーションが Java クライアントライブラリーでは作成されておらず、REST API を使用して KIE サーバー (Decision Server) と通信する場合は、互換性のない小規模な API 変更に対応するために修正が必要となる場合があります。
KIE サーバーを停止して同じホスト上の新たな Decision Server を起動するだけで、古いサーバーを新たなサーバーに置き換えることができます。Decision Server 7.0 を使用して、BRMS 6.4 で作成された KJAR ファイルを実行することは可能です。ただし、最大のパフォーマンスを得るためには、プロジェクトを Red Hat Decision Manager 7.0 に移行して、ビルドし直してください。
バージョン 6.4 より古い BRMS を使用している場合は、プロジェクトをバージョン 6.4 に移行してから 7.0 に移行してください。詳細については、『Red Hat JBoss BPM Suite 6.4 Migration Guide』を参照してください。