第60章 Red Hat Decision Manager のバージョン管理


Red Hat Decision Manager のバージョンには、メジャーリリース、マイナーリリース、およびパッチリリースのそれぞれの数字を組み合わせた メジャーリリース.マイナーリリース.パッチリリース という書式が使用されています (例: 7.10.1)。メジャーリリースが 7.x.x、マイナーリリースが 7.10.x、パッチリリースが 7.10.1 となります。メジャーリリースでは、大抵の場合はデータ移行が求められますが、マイナーリリースの更新やパッチの更新は、Red Hat Decision Manager リリースアーティファクトで提供されるアップグレードおよび更新ツールで管理されます。

以下は、Red Hat Decision Manager の一般的なリリースの種類になります。

メジャーリリースの移行

Red Hat Decision Manager のメジャーリリースには、かなりの数の機能強化、セキュリティー更新、バグ修正が含まれており、再設計された機能も含まれている可能性があります。Red Hat JBoss BRMS 6.4.x から Red Hat Decision Manager 7.0 など、メジャーリリースから別のメジャーリリースにアプリケーションを移行すると、データ移行が必要になる場合があります。移行を容易にするために、Red Hat Decision Manager の新しいメジャーバーションで、自動化した移行ツールがしばしば提供されますが、場合によっては特定のデータおよび設定を手動で処理する必要があります。サポートされる移行パスは、製品のお知らせおよびドキュメントに指定されています。

たとえば、移行の方法については、Red Hat JBoss BRMS 6.4 から Red Hat Decision Manager 7.0 への移行 を参照してください。

マイナーリリースのアップグレード

Red Hat Decision Manager のマイナーリリースには、機能拡張、セキュリティー更新、バグ修正が含まれます。Red Hat Decision Manager 7.9.x から 7.10 など、アプリケーションを別のマイナーリリースに移行する場合には、データの移行が必要な場合があります。自動更新ツールは、多くの場合、パッチ更新と Red Hat Decision Manager の新しいマイナーバージョンの両方で提供され、Business Central、KIE Server、ヘッドレス Decision Manager コントローラーなど、Red Hat Decision Manager の特定コンポーネントの更新を容易にします。デシジョンエンジンやスタンドアロンの Business Central など、その他の Red Hat Decision Manager アーティファクトは、各マイナーリリースが含まれる新しいアーティファクトとしてリリースされるため、再インストールして更新を適用する必要があります。

新たなマイナーリリースにアップグレードする前に、お使いの Red Hat Decision Manager に最新のパッチ更新を適用してください。

パッチの更新

Red Hat Decision Manager のパッチの更新には、最新のセキュリティー更新、およびバグ修正が含まれます。予定されているパッチ更新には、製品のマイナーバージョンに対してすでにリリースされているパッチ更新がすべて含まれるため、更新を最新の状態にするために、パッチの更新を 1 つ 1 つ適用していく必要はありません。たとえば、Red Hat Decision Manager 7.9.0 または 7.9.1 は Red Hat Decision Manager 7.9.2 に更新できます。ただし、Red Hat Decision Manager で最適なパフォーマンスを得るには、製品の更新が利用可能になったらすぐに適用する必要があります。また、既存製品の通常の更新サイクルとは別に、予定されていないパッチ更新がリリースされる場合があります。これには、特定の問題を修正するために Red Hat グローバルサポートサービス (GSS) によって提供されるセキュリティーまたはその他の更新が含まれる場合があり、累積的な更新ではない場合があります。

自動更新ツールは、多くの場合、パッチ更新と Red Hat Decision Manager の新しいマイナーバージョンの両方で提供され、Business Central、KIE Server、ヘッドレス Decision Manager コントローラーなど、Red Hat Decision Manager の特定コンポーネントの更新を容易にします。デシジョンエンジンやスタンドアロンの Business Central など、その他の Red Hat Decision Manager アーティファクトは、各マイナーリリースが含まれる新しいアーティファクトとしてリリースされるため、再インストールして更新を適用する必要があります。

リリース間での移行を最適に保ち、Red Hat Decision Manager ディストリビューションに最新の機能強化および修正が含まれるようにするには、製品リリースや更新が Red Hat カスタマーポータルで利用可能になった時点で、Red Hat Decision Manager に適用します。Red Hat カスタマーポータルで製品の通知を有効にすることも検討してください。

製品通知を有効にする方法は、61章Red Hat カスタマーポータルで Red Hat Decision Manager の通知の有効化 を参照してください。

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