4.4.3. ボックスコンテキスト式
DMN のボックスコンテキスト式は、結果の値が含まれる、値と変数名のセットです。名前と値のペアはそれぞれ、コンテキストエントリーとなっています。コンテキスト式を使用して、デシジョンロジックでデータの定義を表現し、DMN デシジョンモデル内で任意のデシジョン要素の値を設定します。ボックスコンテキスト式の値は、データ型の値または FEEL 式を指定でき、デシジョンテーブル、リテラル式、または別のコンテキスト式など、どの型でもサブ式をネスト化させることができます。
たとえば、以下のボックスコンテキスト式では、定義したデータ型 (tPassengerTable, tFlightNumberList) をもとに、飛行機の再予約を行うデシジョンモデルで遅延客をソートする要素を定義します。
図4.8 航空機利用客のウェイティングリストのボックスコンテキスト式
以下のボックスコンテキスト式では、サブコンテキスト式が含まれるフロントエンドの割合計算として表現されている PITI (元金 (Principal)、利子 (Interest)、税金 (Tax)、保険 (Insurance)) をもとに、ローンの申請者が最小限必要とされるローンの支払いをしているかを決定する要素を定義します。
図4.9 フロントエンドクライアント PITI 割合のボックスコンテキスト式