第1章 Red Hat Decision Manager プロジェクトのパッケージ化
プロジェクトには、Red Hat Decision Manager で開発するビジネスアセットが含まれます。Red Hat Decision Manager の各プロジェクトは、ナレッジ JAR (KJAR) ファイルとしてパッケージングされますが、その際にはプロジェクトのビルド、環境などの情報が含まれる Maven プロジェクトオブジェクトモデルファイル (pom.xml
)、プロジェクトのアセットに対する KIE ベースおよび KIE セッションの設定が含まれる KIE モジュール記述子ファイル (kmodule.xml
) などの設定ファイルが使用されます。KJAR ファイルから、パッケージ化した KJAR ファイルを、デシジョンサービスやその他のデプロイ可能なアセット (総称して サービス) を実行する KIE Server にデプロイします。このようなサービスは、ランタイム時に、インスタンス化した KIE コンテナー、または デプロイメントユニット を介して使用されます。プロジェクトの KJAR ファイルは Maven リポジトリーに保存され、GroupId
、ArtifactId
、および Version
(GAV) の 3 つの値で識別されます。この Version
値は、デプロイする可能性がある新しい全バージョンに対して一意である必要があります。(KJAR ファイルを含む) アーティファクトを識別するには、3 つの GAV 値がすべて必要になります。
Business Central のプロジェクトは、プロジェクトをビルドしてデプロイする際に自動的にパッケージ化されます。Business Central 以外のプロジェクト (独立した Maven プロジェクト、Java アプリケーションのプロジェクトなど) をビルドしてデプロイする場合は、追加した kmodule.xml
ファイルに KIE モジュール記述子設定を追加するか、Java アプリケーションに直接指定する必要があります。