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3.5. JVM 設定パラメーター

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Operator を使用して Red Hat Decision Manager をデプロイする場合は、必要に応じて Business Central および KIE Server の多数の JVM 設定パラメーターを設定できます。これらのパラメーターは、対応するコンテナーの環境変数を設定します。

以下の表では、Operator を使用して Red Hat Decision Manager をデプロイする際に設定できるすべての JVM 設定パラメーターのリストを表示しています。

デフォルト設定は、ほとんどのユースケースに最適です。必要な場合にのみ変更を行ってください。

表3.2 JVM 設定パラメーター
設定フィールド環境変数説明

Java Opts の追加

JAVA_OPTS_APPEND

JAVA_OPTS で生成されたオプションに追加されるユーザー指定の Java オプション。

-Dsome.property​=foo

Java 最大メモリー比

JAVA_MAX_MEM_RATIO

Java 仮想マシンに使用できるコンテナーメモリーの最大パーセンテージ。残りのメモリーはオペレーティングシステムに使用されます。デフォルト値は 50 であり、50% の制限があります。-Xmx JVM オプションを設定します。0 の値を入力した場合、-Xmx オプションは設定されません。

40

Java 初期メモリー比

JAVA_INITIAL_MEM_RATIO

Java 仮想マシンに最初に使用されるコンテナーメモリーの割合。デフォルト値は 25 であるため、この値が Java Max Initial Memory 値を超えない場合は、Pod メモリーの 25% が最初に JVM に割り当てられます。-Xms JVM オプションを設定します。0 の値を入力すると、-Xms オプションは設定されません。

25

Java 最大初期メモリー

JAVA_MAX_INITIAL_MEM

Java 仮想マシンで最初に使用できるメモリーの最大量 (メガバイト単位)。Java initial memory ratio パラメーターで設定されるように初期の割り当てメモリーがこの値よりも大きい場合、この値で設定されたメモリー量は -Xms JVM オプションを使用して割り当てられます。デフォルト値は 4096 です。

4096

Java 診断

JAVA_DIAGNOSTICS

この設定を有効にすると、追加の JVM 診断情報の標準出力への出力が有効になります。デフォルトでは無効にされています。

true

Java デバッグ

JAVA_DEBUG

この設定を有効にして、リモートデバッグをオンに切り替えます。デフォルトでは無効にされています。JVM オプション -⁠agentlib:jdwp=transport=dt_socket,server=y,suspend=n,address=${debug_port} を追加します。ここで、${debug_port} はデフォルトで 5005 に設定されます。

true

Java デバッグポート

JAVA_DEBUG_PORT

リモートデバッグに使用されるポート。デフォルト値は 5005 です。

8787

GC の最小ヒープ解放比率

GC_MIN_HEAP_FREE_RATIO

拡張を回避するためのガベージコレクション (GC) 後のヒープ解放の最小パーセンテージ。JVM オプション -XX:MinHeapFreeRatio を設定します。

20

GC の最大ヒープ解放比率

GC_MAX_HEAP_FREE_RATIO

縮小を回避するための GC 後のヒープ解放の最大パーセンテージ。JVM オプション -XX:MaxHeapFreeRatio を設定します。

40

GC 時間比率

GC_TIME_RATIO

ガベージコレクションに費やした時間に対する、ガベージコレクション外で費やした時間 (アプリケーションの実行に費やした時間など) の比率を指定します。JVM オプション -XX:GCTimeRatio を設定します。

4

GC 適応サイズポリシーの重み

GC_ADAPTIVE_SIZE_POLICY_WEIGHT

以前の GC 時間に対する現在の GC 時間の重み付け。JVM オプション -XX:AdaptiveSizePolicyWeight を設定します。

90

GC の最大メタスペースサイズ

GC_MAX_METASPACE_SIZE

メタスペースの最大サイズ。JVM オプション -XX:MaxMetaspaceSize を設定します。

100

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