85.2. ファクトのイベントとしての宣言


Java クラスまたは DRL ルールファイルでファクトをイベントとして宣言すると、デシジョンエンジンが複雑なイベント処理中にファクトをイベントとして処理できます。ファクトは、interval-based イベントまたは point-in-time イベントとして宣言できます。interval-based のイベントには持続期間があり、その持続期間が経過するまでデシジョンエンジンのワーキングメモリーで持続します。point-in-time イベントに持続期間はなく、基本的には期間がゼロの interval-based イベントになります。

手順

Java クラスまたは DRL ルールファイルの関連するファクトタイプについては、@role( event ) メタデータタグとパラメーターを入力します。@role メタデータタグは、以下の 2 つの値を受け入れます。

  • fact: (デフォルト) タイプを通常のファクトとして宣言
  • event: タイプをイベントとして宣言

たとえば、以下のスニペットは、株式ブローカーアプリケーションの StockPoint ファクトタイプをイベントとして処理する必要があることを宣言しています。

ファクトタイプをイベントとして宣言

import some.package.StockPoint

declare StockPoint
  @role( event )
end

StockPoint が、既存のクラスではなく DRL ルールファイルで宣言されたファクトタイプである場合は、アプリケーションコードでイベントをインラインで宣言できます。

ファクトタイプをインラインで宣言し、イベントロールに割り当て

declare StockPoint
  @role( event )

  datetime : java.util.Date
  symbol : String
  price : double
end

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.