5.2. Red Hat Decision Manager における設定可能な DMN 検証


デフォルトでは、Red Hat Decision Manager プロジェクトの pom.xml ファイルの kie-maven-plugin コンポーネントは、以下の <validateDMN> 設定を使用して DMN モデルアセットの事前コンパイル検証を実行し、DMN デシジョンテーブルの静的分析を実行します。

  • VALIDATE_SCHEMA: DMN モデルファイルは DMN 仕様の XSD スキーマに対して検証され、ファイルが有効な XML であり、この仕様に準拠することを確認します。
  • VALIDATE_MODEL: DMN モデルに対して事前コンパイル分析が実行され、基本的なセマンティックが DMN 仕様と合致するようにします。
  • ANALYZE_DECISION_TABLE: DMN デシジョンテーブルは、ギャップまたは重複に対して静的に分析され、デシジョンテーブルのセマンティックがベストプラクティスに従います。

以下の例のように、デフォルトの DMN 検証および DMN デシジョンテーブル分析動作を変更して、プロジェクトビルドで指定された検証のみを実行するか、以下の例に示すように、このデフォルト動作を完全に無効にできます。

DMN 検証およびデシジョンテーブル分析のデフォルト設定

<plugin>
  <groupId>org.kie</groupId>
  <artifactId>kie-maven-plugin</artifactId>
  <extensions>true</extensions>
  <configuration>
    <validateDMN>VALIDATE_SCHEMA,VALIDATE_MODEL,ANALYZE_DECISION_TABLE</validateDMN>
  </configuration>
</plugin>

DMN デシジョンテーブルの静的分析のみを実行する設定

<plugin>
  <groupId>org.kie</groupId>
  <artifactId>kie-maven-plugin</artifactId>
  <extensions>true</extensions>
  <configuration>
    <validateDMN>ANALYZE_DECISION_TABLE</validateDMN>
  </configuration>
</plugin>

XSD スキーマ検証のみを実行する設定

<plugin>
  <groupId>org.kie</groupId>
  <artifactId>kie-maven-plugin</artifactId>
  <extensions>true</extensions>
  <configuration>
    <validateDMN>VALIDATE_SCHEMA</validateDMN>
  </configuration>
</plugin>

DMN モデルの検証のみを実行する設定

<plugin>
  <groupId>org.kie</groupId>
  <artifactId>kie-maven-plugin</artifactId>
  <extensions>true</extensions>
  <configuration>
    <validateDMN>VALIDATE_MODEL</validateDMN>
  </configuration>
</plugin>

すべての DMN 検証を無効化する設定

<plugin>
  <groupId>org.kie</groupId>
  <artifactId>kie-maven-plugin</artifactId>
  <extensions>true</extensions>
  <configuration>
    <validateDMN>disable</validateDMN>
  </configuration>
</plugin>

注記

認識されない <validateDMN> 設定フラグを入力すると、すべての事前コンパイル検証は無効になり、Maven プラグインが関連するログメッセージを生成します。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.