30.2. "Add a Condition BRL fragment (条件 BRL フラグメントの追加)"


BRL (Business Rule Language) フラグメントは、ガイド付きルールデザイナーを使用して作成したルールのセクションです。条件 BRL フラグメントはルールの"WHEN" 部分で、action BRL fragment (アクション BRL フラグメント) はルールの "THEN" の部分です。この列オプションを使用して、ルールの左側 ("WHEN") 部分で使用する条件 BRL フラグメントを定義できます。BRL フラグメントでバインドされているファクトおよびファクトのフィールドは簡単な列タイプで参照でき、これらのファクトおよびファクトのフィールドから列タイプの参照も可能です。

以下の例は、ローン申請の条件 BRL フラグメントです。

図30.1 組み込みガイド付きルールデザイナーを使用する条件 BRL フラグメントの追加

Condition BRL Fragment column for guided decision tables designer

条件オプションのリストから Free form DRL を選択して、組み込みガイド付きルールデザイナーを使用せずに条件 BRL フラグメントを定義します。

図30.2 Free form DRL を使用する条件 BRL フラグメントの追加

Condition BRL Fragment column for guided decision tables designer
Condition BRL Fragment column for guided decision tables designer
テンプレートキー

条件 BRL フラグメントにフィールドを追加すると、値オプションの 1 つが (Literal または Formula ではなく) テンプレートキー になります。テンプレートキーはプレースホルダー変数で、ガイド付きデシジョンテーブルを作成し、別の列に各テンプレートキー値を指定すると、指定した値に入れ替えられます。Value options ページでテンプレートキーのデフォルト値を指定できます。デシジョンテーブルの Literal 値および Formula 値は静的ですが、テンプレートキーの値は必要に応じて修正できます。

組み込みのガイド付きルールデザイナーでは、Template key フィールドオプションを選択し、エディターに $key 書式で値を入力し、テンプレートのキー値をフィールドに追加できます。たとえば、$age は、デシジョンテーブルに $age 列を作成します。

Free form DRL では、@{key} の書式でテンプレートのキー値をファクトに追加できます。たとえば、Person( age > @{age} ) にすると、デシジョンテーブルに $age 列が作成されます。

テンプレートキーを使用して追加した新しい列のデータ型は String です。

必須の列パラメーター

この列タイプを設定するには、Add a new column ウィザードに以下のパラメーターが必要です。

  • Rule Modeller: ルールの条件 BRL フラグメント ("WHEN" 部分) を定義します。
  • Header (説明): 列にヘッダーテキストを追加します。
  • Hide column: 選択すると列が非表示になり、選択を解除すると列が表示されます。
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