15.2. OpenShift での従業員勤務表スターターアプリケーションのインストールおよび起動
runOnOpenShift.sh
スクリプトを使用して、従業員名簿スターターアプリケーションを Red Hat OpenShift Container Platform にデプロイします。runOnOpenShift.sh
シェルスクリプトは、Red Hat Process Automation Manager 7.13.4 Kogito and OptaPlanner 8 Decision Services Quickstarts ディストリビューションで利用できます。
runOnOpenShift.sh
スクリプトは、アプリケーションのソースコードをローカルでビルドおよびパッケージ化し、デプロイのために OpenShift 環境にアップロードします。このメソッドには、Java Development Kit、Apache Maven、および bash シェルコマンドラインが必要です。
15.2.1. 提供されているスクリプトを使用したアプリケーションのデプロイ
従業員勤務表スターターアプリケーションは、提供されているスクリプトを使用して Red Hat OpenShift Container Platform にデプロイできます。このスクリプトは、アプリケーションのソースコードをローカルでビルドしてパッケージ化し、OpenShift 環境にアップロードしてデプロイします。
前提条件
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oc
コマンドラインツールを使用して、対象の OpenShift 環境にログインしている。このツールの詳細は、OpenShift Container Platform CLI リファレンス を参照してください。 - OpenJDK 11 以降がインストールされている。Red Hat build of Open JDK は Red Hat カスマーポータル (ログインが必要) の ソフトウェアダウンロード ページから入手できます。
- Apache Maven 3.6 以降がインストールされている。Maven は Apache Maven Project の Web サイトから入手できます。
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bash
シェル環境がローカルのマシンに用意されている。
手順
Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。
- 製品: Process Automation Manager
- バージョン: 7.13.4
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Red Hat Decision Manager7.13 Maven リポジトリー Kogito および OptaPlanner 8 Maven リポジトリー (
rhpam-7.13.4-kogito-maven-repository.zip
) ファイルをダウンロードします。 -
rhpam-7.13.4-kogito-maven-repository.zip
ファイルを展開します。 -
rhpam-7.13.4-kogito-maven-repository/maven-repository
サブディレクトリーのコンテンツを~/.m2/repository
ディレクトリーにコピーします。 -
Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページから
rhpam-7.13.4-kogito-and-optaplanner-quickstarts.zip
ファイルをダウンロードします。 - ダウンロードしたアーカイブをデプロイメントします。
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optaweb-employee-rostering
フォルダーに移動します。 従業員勤務表アプリケーションをビルドするには、以下のコマンドを実行します。
mvn clean install -DskipTests -DskipITs
OpenShift アカウントまたは Red Hat Code Ready Container インスタンスにログインします。以下の例では、
<account-url>
を OpenShift アカウントまたは Red Hat Code Ready Container インスタンスに、<login-token>
をそのアカウントのログイントークンに置き換えます。oc login <account-url> --token <login-token>
従業員勤務表をホストする新規プロジェクトを作成します。
oc new-project optaweb-employee-rostering
プロビジョニングスクリプトを実行し、アプリケーションをビルドしてデプロイします。
./runOnOpenShift.sh
コンパイルとパッケージ化が完了するには最大 10 分かかります。これらのプロセスは、継続的にコマンドライン出力に進行状況を示します。
操作が完了したら、以下のメッセージが表示されます。
<URL>
はデプロイメントの URL に置き換えます。You can access the application at <URL> once the deployment is done.
先ほどの手順で使用した OpenShift アカウントまたは Red Hat Code Ready Container インスタンスの URL を入力して、デプロイしたアプリケーションにアクセスします。初回起動の場合は、OpenShift プラットフォームでの追加のビルドが実行されるため、最大で 1 分程かかります。
注記リンクをクリックしてから 1 分経過してもアプリケーションが表示されない場合は、ブラウザーページを強制的に更新してください。