Red Hat JBoss Web Server への Red Hat Decision Manager のインストールおよび設定


Red Hat Decision Manager 7.2

ガイド

概要

本書は、Red Hat JBoss Web Server 5.0.1 以降に Red Hat Decision Manager 7.2 をインストールする方法を説明します。

はじめに

本書は、JBoss Web Server に Red Hat Decision Manager 7.2 をインストールする方法を説明します。

第1章 Red Hat Decision Manager について

Red Hat Decision Manager は、ビジネスルール管理、複合イベント処理、Decision Model & Notation (DMN) 実行、およびプランニングの問題を解決するための Business Optimizer を組み合わせた、オープンソースの意思決定管理プラットフォームです。これにより、ビジネス上の意思決定を自動化し、そのロジックをビジネス全体で利用できるようにします。

ルール、デシジョンテーブル、DMN モデルなどのビジネスアセットはプロジェクト内で組織化され、Decision Central リポジトリーに保存されます。これにより、ビジネス全体で一貫性や透明性を維持し、監査を行えます。ビジネスユーザーは、IT 担当者からのサポートなしでビジネスロジックを編集できます。

Red Hat JBoss Web Server は Tomcat をベースとしたエンタープライズレベルの Web サーバーで、中規模および大規模のアプリケーション用に設計されています。Red Hat JBoss Web Server は、Java Server Pages (JSP) および Java Servlet テクノロジー、PHP、ならびに CGI をデプロイするための単一プラットフォームを提供します。

Red Hat JBoss Web Server インストールに Decision Server およびヘッドレス Decision Manager コントローラーをインストールできます。または、スタンドアロンの Decision Central JAR ファイルを実行できます。

本書では、Red Hat JBoss Web Server インスタンスに Red Hat Decision Manager をインストールする方法を説明します。その他の環境に Red Hat Decision Manager をインストールする方法については、以下のドキュメントを参照してください。

サポートされるコンポーネントは、以下のドキュメントを参照してください。

1.1. Red Hat Decision Manager のコンポーネント

Red Hat Decision Manager は、Decision Central と Decision Server で設定されます。

  • Decision Central は、ビジネスルールを作成および管理するためのグラフィカルインターフェイスです。Decision Central は、Red Hat JBoss EAP インスタンスまたは Red Hat OpenShift Container Platform (OpenShift) にインストールできます。

    Decision Central は、スタンドアロンの JAR ファイルとしても使用できます。Decision Central スタンドアロンの JAR ファイルとして使用して、アプリケーションサーバーにデプロイせずに Decision Central を実行できます。

  • Decision Server では、プロセス、ルール、およびその他のアーティファクトが実行されます。これは、プロセスとルールをインスタンス化して実行し、計画の問題を解決するために使用されます。Decision Server は、Red Hat JBoss EAP インスタンス、OpenShift、Oracle WebLogic Server インスタンス、IBM WebSphere Application Server インスタンスに、または Spring Boot アプリケーションの一部としてインストールできます。

    Decision Server は、管理モードまたは非管理モードで動作するように設定できます。非管理モードの場合は、手動で KIE コンテナー (デプロイメントユニット) を作成および維持する必要があります。KIE コンテナーは、プロジェクトの特定のバージョンです。管理モードの場合は、Decision Manager コントローラーが Decision Server の設定を管理し、ユーザーはコントローラーと対話形式で KIE コンテナーを作成、維持します。

    Red Hat JBoss Web Server インストールに Decision Server およびヘッドレス Decision Manager コントローラーをインストールできます。または、スタンドアロンの Decision Central JAR ファイルを実行できます。

1.2. ロールおよびユーザー

Decision Central または Decision Server にアクセスするには、サーバーを起動する前にユーザーを作成して適切なロールを割り当てます。

Decision Central と Decision Server は、JAVA 認証承認サービス (JAAS) ログインモジュールを使用してユーザーを認証します。Decision Central と Decision Server の両方が単一のインスタンスで実行されている場合は、同じ JAAS サブジェクトとセキュリティードメインを共有します。したがって、Decision Central に対して認証されたユーザーは、Decision Server にもアクセスできます。

ただし、Decision Central と Decision Server が異なるインスタンスで実行されている場合、JAAS ログインモジュールは両方に対して個別にトリガーされます。したがって、Decision Central で認証されたユーザーは、Decision Server にアクセス (Decision Central でプロセス定義を表示または管理など) するための個別認証が必要となります。ユーザーが Decision Server で認証されていない場合は、ログファイルに 401 エラーが記録され、Invalid credentials to load data from remote server.Contact your system administrator. というメッセージが Decision Central に表示されます。

本セクションでは、利用可能な Red Hat Decision Manager のユーザーロールを説明します。

注記

adminanalyst、および rest-all のロールは Decision Central 用に予約されています。kie-server ロールは Decision Server 用に予約されています。このため、Decision Central または Decision Server のいずれか、またはそれら両方がインストールされているかどうかによって、利用可能なロールは異なります。

  • admin: admin ロールを持つユーザーは Decision Central 管理者です。管理者は、ユーザーの管理や、リポジトリーの作成、クローン作成、および管理ができます。アプリケーションで必要な変更をすべて利用できます。admin ロールを持つユーザーは、Red Hat Decision Manager の全領域にアクセスできます。
  • analyst: analyst ロールを持つユーザーには、すべてのハイレベル機能へのアクセスがあります。プロジェクトのモデル化が可能です。ただし、このユーザーは、Design → Projects ビューでスペースに貢献者を追加したり、スペースを削除したりできません。analyst ロールを持つユーザーは、管理者向けの Deploy → Execution Servers ビューにアクセスできません。ただし、これらのユーザーは、ライブラリーパースペクティブにアクセスするときに Deploy ボタンを使用できます。
  • rest-all: rest-all ロールを持つユーザーは、Decision Central の REST 機能にアクセスすることができます。
  • kie-server: kie-server ロールを持つユーザーは Decision Server (KIE サーバー) REST 機能へのアクセスがあります。このロールは、Decision Central で Manage ビューおよび Track ビューにアクセスするユーザーにとって必須となります。

第2章 Red Hat Decision Manager インストールファイルのダウンロード

お使いの環境およびインストール要件に応じた Red Hat Decision Manager ディストリビューションをダウンロードします。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • Product: Decision Manager
    • バージョン: 7.2
  2. お好みのインストール方法に従って、以下の製品ディストリビューションのいずれかをダウンロードします。

    注記

    ダウンロードするのは、どれか 1 つのディストリビューションのみです。

    • インストーラーを使用して Red Hat JBoss Web Server に Red Hat Decision Manager をインストールする場合は、Red Hat Decision Manager 7.2.0 Installer (rhdm-installer-7.2.0.jar) をダウンロードします。インストーラーのグラフィックユーザーインターフェイスに従って、インストールプロセスを進めます。
    • デプロイ可能な zip ファイルを使用して Red Hat JBoss Web Server 上に Decision Server をインストールするには、Red Hat Decision Manager 7.2.0 Add On (rhdm-7.2.0-add-ons.zip) をダウンロードします。

      ZIP ファイルはグラフィカルユーザーインターフェイスを必要としないため、SSH を使用して Red Hat Decision Manager をインストールできます。

    • アプリケーションサーバーにデプロイせずに Decision Central を実行するには、Red Hat Decision Manager 7.2.0 Decision Central Standalone (rhdm-7.2.0-decision-central-standalone.jar) をダウンロードします。

第3章 Red Hat Decision Manager インストーラーの使用方法

本セクションでは、インストール JAR ファイルを使用して Decision Server およびヘッドレス Decision Manager コントローラーをインストールする方法を説明します。JAR ファイルは、既存の Red Hat JBoss Web Server 5.0.1 以降のサーバーインストールに Red Hat Decision Manager をインストールする実行ファイルです。インストーラーは、インタラクティブモードまたはコマンドラインインターフェイス (CLI) モードで実行できます。

次のステップ:

以下のセクションのいずれかに記載される手順を行います。

3.1. インタラクティブモードでのインストーラーの使用

Red Hat Decision Manager のインストーラーは、実行可能な JAR ファイルです。このインストーラーを使用して、既存の Red Hat JBoss Web Server 5.0.1 以降のサーバーインストールに Red Hat Decision Manager をインストールできます。

注記

セキュリティー上の理由で、root 以外のユーザーでインストーラーを実行する必要があります。

前提条件

  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss Web Server 5.0.1 以降のサーバーインストールが利用できる。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。

    注記

    Tomcat への書き込み権限のあるユーザーとしてログインします。

  • $PATH 環境変数に含まれている JAR バイナリー。Red Hat Enterprise Linux では、java-$JAVA_VERSION-openjdk-devel パッケージに含まれています。

    注記

    Red Hat Decision Manager は、UTF-8 エンコーディングで機能するように設計されています。基礎となる JVM で別のエンコーディングシステムを使用すると、予期せぬエラーが発生する可能性があります。JVM で UTF-8 を使用するようにするには、-Dfile.encoding=UTF-8 のシステムプロパティーを使用します。

手順

  1. 端末ウインドウで、インストーラー JAR ファイルをダウンロードしたディレクトリーに移動し、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhdm-installer-7.2.0.jar
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    注記

    Windows でインストーラーを実行すると、インストール時に管理者の認証情報が求められる場合があります。この要求を回避するには、インストールコマンドに izpack.mode=privileged オプションを追加します。

    java -Dizpack.mode=privileged -jar
    rhdm-installer-7.2.0.jar
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

    また、32 ビットの Java 仮想マシンでインストーラーを実行している場合には、メモリー不足になる可能性があります。この問題を防ぐには、以下のコマンドを実行します。

    java -XX:MaxHeapSize=4g -jar
    rhdm-installer-7.2.0.jar
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

    グラフィカルインストーラーにスプラッシュ画面と使用許諾契約書のページが表示されます。

  2. I accept the terms of this license agreement (本使用許諾契約書の内容に同意します) をクリックし、Next をクリックします。
  3. Red Hat Decision Manager をインストールする Red Hat JBoss Web Server 5.0.1 以降のサーバーのホームを指定して、Next をクリックします。
  4. インストールするコンポーネントを選択し、Next をクリックします。

    Decision Central は Red Hat JBoss Web Server にインストールすることができません。Business Central をインストールできるのは Red Hat JBoss EAP だけです。ヘッドレス Decision Manager コントローラーは、Decision Server を管理するために使用します。ヘッドレス Decision Manager コントローラーは、Decision Server の管理に使用されます。複数の Decision Server インスタンスを管理する予定がある場合は、ヘッドレス Decision Manager コントローラーをインストールします。

  5. ユーザーを作成して Next をクリックします。デフォルトでは、新規ユーザーに admin ロール、kie-server ロール、および rest-all ロールが付与されます。Decision Server REST 機能にアクセスするには kie-server ロールが必要です。

    注記

    必ず、既存のユーザー、ロール、またはグループとは異なるユーザー名を指定してください。たとえば、admin という名前のユーザーは作成しないでください。

    パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし & の文字は使用できません。

    ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。Decision Central および Decision Server にアクセスする際に必要になります。

  6. Installation Overview ページで Next をクリックしてインストールを起動します。Installation Overview ページに、インストールされるコンポーネントの一覧が表示されます。
  7. インストールが完了したら、Next をクリックします。
  8. 画面上部に Processing finished が表示されたら、Next をクリックしてインストールを完了します。
  9. 必要であれば、Generate Installation Script and Properties File をクリックしてインストールデータを XML ファイルに保存し、続いて Done をクリックします。このファイルを使用して、同じタイプのサーバー上に Red Hat Decision Manager を自動的にインストールすることができます。XML ファイルの installpath パラメーターを変更して、Red Hat Decision Manager をインストールする新しいサーバーのパスを指定しなければならない点に注意してください。XML ファイルを使用してインストールを行う場合は、以下のコマンドを実行します。

    java -jar rhdm-installer-7.2.0.jar <path-to-file>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

インストーラーを使用して Red Hat Decision Manager が正常にインストールされました。

3.2. CLI モードでのインストーラーの使用

コマンドラインインターフェイス (CLI) を使用して Red Hat Decision Manager インストーラーを実行できます。

注記

セキュリティー上の理由で、root 以外のユーザーでインストーラーを実行する必要があります。

前提条件

  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss Web Server 5.0.1 以降のサーバーインストールが利用できる。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。

    注記

    Tomcat への書き込み権限のあるユーザーとしてログインします。

  • $PATH 環境変数に含まれている JAR バイナリー。Red Hat Enterprise Linux では、java-$JAVA_VERSION-openjdk-devel パッケージに含まれています。

    注記

    Red Hat Decision Manager は、UTF-8 エンコーディングで機能するように設計されています。基礎となる JVM で別のエンコーディングシステムを使用すると、予期せぬエラーが発生する可能性があります。JVM で UTF-8 を使用するようにするには、-Dfile.encoding=UTF-8 のシステムプロパティーを使用します。

手順

  1. 端末ウインドウにおいて、インストーラーファイルをダウンロードしたディレクトリーに移動し、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhdm-installer-7.2.0.jar -console
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    コマンドラインの対話プロセスが開始し、使用許諾契約書が表示されます。

    press 1 to continue, 2 to quit, 3 to redisplay.
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  2. 使用許諾契約書を読んで 1 を入力し、Enter キーを押して続行します。

    Specify the home directory of one of the following servers:  Red Hat JBoss EAP 7.2 or Red Hat JBoss Web Server 5.0.1
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  3. 既存の Red Hat JBoss Web Server 5.0.1 以降のインストールの親ディレクトリーを入力します。

    インストーラーが、指定したインストール場所を確認します。1 を入力して確認し、続行します。

  4. インストーラーの指示に従って、インストールを完了します。

    注記

    ユーザー名およびパスワードを作成する場合は、指定したユーザー名が既存のロールまたはグループの名前と競合しないようにしてください。たとえば、admin というロールがある場合は、admin という名前のユーザーは作成しないでください。

    パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし & の文字を使用することは できません

    ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。Decision Central および Decision Server にアクセスする際に必要になります。

  5. インストールが完了すると、以下のメッセージが表示されます。

    Would you like to generate an automatic installation script and properties file?
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  6. y を入力してインストールデータが含まれる XML ファイルを作成します。あるいは、n を入力してインストールを完了します。y を入力すると、XML ファイルのパスを指定するよう求められます。
  7. パスを入力するか、Enter キーを押して提案されたパスを了承します。
  8. Decision Server だけをインストールした場合は、この手順を繰り返して、別のサーバーにヘッドレス Decision Manager コントローラーをインストールします。

第4章 Decision Server ZIP ファイルのインストールと設定

rhdm-7.2-kie-server-jws.zip ファイルを使用して Decision Server をインストールできます。

4.1. ZIP ファイルからの Decision Server のインストール

Decision Server はビジネスアセットのランタイム環境を提供し、アセットレポジトリー (ナレッジストア) に保存されたデータにアクセスします。ZIP ファイルを使用して既存の Red Hat JBoss Web Server 5.0.1 以降のサーバーインスタンスに Decision Server をインストールすることができます。

注記

インストーラー JAR ファイルを使用した Decision Server のインストール方法は 3章Red Hat Decision Manager インストーラーの使用方法 を参照してください。

前提条件

  • 2章Red Hat Decision Manager インストールファイルのダウンロード の説明に従い、以下のファイルがダウンロードされている。

    • Red Hat Decision Manager 7.2.0 Add Ons (rhdm-7.2.0-add-ons.zip)
    • Red Hat Decision Manager 7.2.0 Maven Repository (rhdm-7.2.0-maven-repository.zip)
  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss Web Server 5.0.1 以降のサーバーインストールが利用できる。Red Hat JBoss Web Server インストールのベースディレクトリーは JWS_HOME とします。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。

手順

  1. rhdm-7.2.0-add-ons.zip ファイルを展開します。
  2. 展開した rhdm-7.2.0-add-ons.zip ファイルから、以下のファイルを展開します。

    • rhdm-7.2-kie-server-jws.zip
    • rhdm-7.2-decision-engine.zip

    以下の説明では、展開した rhdm-7.2-kie-server-jws.zip ファイルが含まれるディレクトリーは JWS_TEMP_DIR と呼ばれ、展開した rhdm-7.2-decision-engine.zip ファイルが含まれるディレクトリーは ENGINE_TEMP_DIR と呼ばれます。

  3. JWS_TEMP_DIR/rhdm-7.2-kie-server-jws/kie-server.war ディレクトリーを JWS_HOME/tomcat/webapps ディレクトリーにコピーします。

    注記

    コピーする Red Hat Decision Manager デプロイメントの名前が Red Hat JBoss Web Server インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

  4. kie-server.war ディレクトリーから .war 拡張子を削除します。
  5. kie-tomcat-integration-7.14.0.Final-redhat-00002.jar ファイルを ENGINE_TEMP_DIR ディレクトリーから JWS_HOME/tomcat/lib ディレクトリーに移動します。
  6. jboss-jacc-api-<VERSION>.jar ファイル、slf4j-api-<VERSION>.jar ファイル、および slf4j-jdk14-<VERSION>.jar ファイルを ENGINE_TEMP_DIR/lib ディレクトリーから JWS_HOME/tomcat/lib ディレクトリーに移動します。<VERSION>lib ディレクトリーのバージョンのアーティファクトファイル名に置き換えます。
  7. rhdm-7.2.0-maven-repository.zip ファイルを展開します。
  8. 展開した Maven リポジトリーから 以下のライブラリーから JWS_HOME/tomcat/lib フォルダーに、以下のライブラリーをコピーします。

    org.jboss.spec.javax.transaction:jboss-transaction-api_1.2_spec
    org.jboss.integration:narayana-tomcat
    org.jboss.narayana.jta:narayana-jta
    org.jboss:jboss-transaction-spi
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  9. 最後の Valve 定義の後にある TOMCAT_HOME/conf/server.xml ファイルの <host> 要素に、以下の行を追加します。

    <Valve className="org.kie.integration.tomcat.JACCValve" />
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  10. テキストエディターで JWS_HOME/tomcat/conf/tomcat-users.xml ファイルを開きます。
  11. JWS_HOME/tomcat/conf/tomcat-users.xml ファイルにユーザーおよびロールを追加します。以下の例で、<ROLE_NAME> は Red Hat Decision Manager でサポートされるロールです。<USER_NAME> および <USER_PWD> は、選択したユーザー名とパスワードです。

    <role rolename="<ROLE_NAME>"/>
    <user username="<USER_NAME>" password="<USER_PWD>" roles="<ROLE_NAME>"/>
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    ユーザーに複数のロールを割り当てる場合は、以下の例に示すようにロールをコンマで区切ります。

    <role rolename="admin"/>
    <role rolename="kie-server"/>
    <user username="rhdmUser" password="user1234" roles="admin,kie-server"/>
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  12. JWS_HOME/tomcat/bin ディレクトリーで以下の手順の 1 つを実行します。

    • Linux または UNIX の場合は、以下の内容の setenv.sh ファイルを作成します。

      CATALINA_OPTS="-Xmx1024m
       -Dorg.jboss.logging.provider=jdk
       -Dorg.jbpm.server.ext.disabled=true
       -Dorg.jbpm.ui.server.ext.disabled=true
       -Dorg.jbpm.case.server.ext.disabled=true"
      Copy to Clipboard Toggle word wrap
    • Windows の場合は、以下の内容の setenv.bat ファイルを作成します。

      set CATALINA_OPTS="-Xmx1024m -Dorg.jboss.logging.provider=jdk -Dorg.jbpm.server.ext.disabled=true -Dorg.jbpm.ui.server.ext.disabled=true -Dorg.jbpm.case.server.ext.disabled=true
      Copy to Clipboard Toggle word wrap

第5章 Decision Server インストールの確認

Decision Server が正しくインストールされていることを確認します。

前提条件

  • Decision Server がインストールされ、設定されています。

    1. Red Hat JBoss Web Server を起動するには、JWS_HOME/tomcat/bin ディレクトリーからターミナルを開いて以下のコマンドのいずれかを入力します。

      • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

        $ ./startup.sh
        Copy to Clipboard Toggle word wrap
      • Windows の場合:

        startup.bat
        Copy to Clipboard Toggle word wrap
    2. 数分後に JWS_HOME/tomcat/logs ディレクトリーのファイルを確認し、エラーが発生している場合は修正します。
    3. Decision Server が Red Hat JBoss Web Server 上で動作していることを確認するには、以下のコマンドを入力します。

      curl -X GET "http://localhost:8080/kie-server/services/rest/server" -H  "accept: application/xml" -u '<USER_NAME>:<USER_PWD>'
      Copy to Clipboard Toggle word wrap

      このコマンドで、<USER_NAME> および <USER_PWD>tomcat-users.xml ファイル内の値に置き換えます。

      このコマンドにより、Decision Server インスタンスに関する情報が出力されます。

第6章 ヘッドレス Decision Manager コントローラーのダウンロードおよびインストール

Decision Server は、管理モードまたは非管理モードで動作するように設定できます。非管理モードの場合は、手動で KIE コンテナー (デプロイメントユニット) を作成および維持する必要があります。管理モードの場合は、Decision Manager コントローラーが Decision Server の設定を管理し、ユーザーはコントローラーと対話形式で KIE コンテナーを作成、維持します。

Decision Manager コントローラーは Decision Central と統合します。Decision Central をインストールしている場合は、Execution Server ページを使用して KIE コンテナーを作成および維持します。ただし、Decision Central をインストールしない場合は、ヘッドレス Decision Manager コントローラーをインストールし、REST API または Decision Server Java Client API を使用してそのコントローラーと対話します。

前提条件

  • Red Hat JBoss Web Server 5.0.1 以降のサーバーインストールが利用できる。Red Hat JBoss Web Server インストールのベースディレクトリーは JWS_HOME とします。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • Product: Decision Manager
    • バージョン: 7.2
  2. Red Hat Decision Manager 7.2.0 Add Ons (rhdm-7.2.0-add-ons.zip ファイル) をダウンロードします。
  3. rhdm-7.2.0-add-ons.zip ファイルを展開します。rhdm-7.2-controller-jws.zip ファイルは展開したディレクトリーにあります。
  4. rhdm-7.2-controller-jws.zip アーカイブを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、この名前を TEMP_DIR とします。
  5. TEMP_DIR/rhdm-7.2-controller-jws.zip/controller.war ディレクトリーを JWS_HOME/tomcat/webapps ディレクトリーにコピーします。

    注記

    コピーする Red Hat Decision Manager デプロイメントの名前が Red Hat JBoss Web Server インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

  6. controller.war ディレクトリーから .war 拡張子を削除します。
  7. TEMP_DIR/rhdm-7.2-controller-jws/SecurityPolicy/ ディレクトリーのコンテンツを JWS_HOME/bin にコピーします。ファイルの上書きを確認するメッセージが表示されたら、Yes を選択します。
  8. JWS_HOME/tomcat/conf/tomcat-users.xml ファイルに kie-server ロールおよびユーザーを追加します。以下の例で、<USERNAME><PASSWORD> は任意のユーザー名とパスワードです。

    <role rolename="kie-server"/>
    <user username="<USER_NAME>" password="<PASSWORD>" roles="kie-server"/>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  9. Decision Server を実行するインスタンスの JWS_HOME/tomcat/bin ディレクトリーで、以下のタスクの 1 つを実行します。

    • Linux または UNIX の場合は、以下の内容の setenv.sh ファイルを作成します。

      CATALINA_OPTS="-Xmx1024m
       -Dorg.jbpm.server.ext.disabled=true
       -Dorg.jbpm.ui.server.ext.disabled=true
       -Dorg.jbpm.case.server.ext.disabled=true
       -Dorg.kie.server.controller.user=<CONTROLLER_USER>
       -Dorg.kie.server.controller.pwd=<CONTROLLER_PWD>
       -Dorg.kie.server.id=<KIE_SERVER_ID>
       -Dorg.kie.server.location=http://<HOST>:<PORT>/kie-server/services/rest/server
       -Dorg.kie.server.controller=http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller"
      Copy to Clipboard Toggle word wrap
    • Windows の場合は、以下の内容の setenv.bat ファイルを作成します。

      set CATALINA_OPTS= -Xmx1024m
       -Dorg.jbpm.server.ext.disabled=true
       -Dorg.jbpm.ui.server.ext.disabled=true
       -Dorg.jbpm.case.server.ext.disabled=true
       -Dorg.kie.server.controller.user=<CONTROLLER_USER>
       -Dorg.kie.server.controller.pwd=<CONTROLLER_PWD>
       -Dorg.kie.server.id=<KIE_SERVER_ID>
       -Dorg.kie.server.location=http://<HOST>:<PORT>/kie-server/services/rest/server
       -Dorg.kie.server.controller=http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller
      Copy to Clipboard Toggle word wrap
  10. ヘッドレス Decision Manager コントローラーを実行しているインスタンスの JWS_HOME/tomcat/bin ディレクトリーに、以下の内容で setenv.sh ファイルを作成します。

    CATALINA_OPTS="-Dorg.kie.server.user=<USERNAME> -Dorg.kie.server.pwd=<USER_PWD>"

  11. ヘッドレス Decision Manager コントローラーを起動するには、JWS_HOME/tomcat/bin ディレクトリーに以下のいずれかのコマンドを実行します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./startup.sh
      Copy to Clipboard Toggle word wrap
    • Windows の場合:

      startup.bat
      Copy to Clipboard Toggle word wrap
  12. 数分後に JWS_HOME/tomcat/logs ディレクトリーを確認し、エラーが発生している場合には修正します。
  13. Decision Manager コントローラーが Red Hat JBoss Web Server で動作していることを確認するには、以下のコマンドを実行します。このコマンドで、<CONTROLLER> および <CONTROLLER_PWD>tomcat-users.xml ファイルの値に置き換えます。このコマンドにより、Decision Server インスタンスに関する情報が出力されます。

    curl -X GET "http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller/management/servers" -H  "accept: application/xml" -u '<CONTROLLER>:<CONTROLLER_PWD>'
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
注記

別の方法では、Decision Server Java API Client を使用してヘッドレス Decision Manager コントローラーにアクセスすることもできます。

第7章 スタンドアロン Decision Central の実行

Decision Central スタンドアロン JAR ファイルを使用して、Red Hat JBoss EAP 等のアプリケーションサーバーにデプロイせずに Decision Central を実行することができます。

注記

Red Hat は、Red Hat Enterprise Linux にインストールした場合に限りこのインストールタイプをサポートします。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • Product: Decision Manager
    • バージョン: 7.2
  2. Red Hat Decision Manager 7.2 Decision Central Standalone (rhdm-7.2.0-decision-central-standalone.jar) をダウンロードします。
  3. ディレクトリーを作成し、rhdm-7.2.0-decision-central-standalone.jar ファイルをこのディレクトリーに移動します。
  4. ターミナルウィンドウで、スタンドアロン JAR ファイルを含むディレクトリーに移動します。
  5. application-users.properties ファイルを作成し、管理者ユーザーを含めます。この Decision Central インスタンスが Decision Server の Decision Manager コントローラーになる場合は、Decision Manager コントローラーユーザーを含めます。以下に例を示します。

    rhdmAdmin=password1
    controllerUser=controllerUser1234
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  6. application-roles.properties ファイルを作成し、application-users.properties ファイルに含まれるユーザーにロールを割り当てます。以下に例を示します。

    rhdmAdmin=admin
    controllerUser=kie-server
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  7. 以下の内容で application-config.yaml 設定ファイルを作成します。<APPLICATION_USERS>application-users.properties ファイルへのパスで、<APPLICATION_ROLES>application-roles.properties ファイルへのパスです。

    swarm:
      management:
        security-realms:
          ApplicationRealm:
            local-authentication:
              default-user: local
              allowed-users: local
              skip-group-loading: true
            properties-authentication:
              path: <APPLICATION_USERS>
              plain-text: true
            properties-authorization:
              path: <APPLICATION_ROLES>
    datasource:
      management:
        wildfly:
          admin: admin
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  8. 以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhdm-7.2.0-decision-central-standalone.jar -s application-config.yaml
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    また、このコマンドに -D<property>=<value> パラメーターを含めて、Decision Central でサポートされる任意のプロパティーを設定することもできます。以下に例を示します。

    java -jar rhdm-7.2.0-decision-central-standalone.jar -s application-config.yaml -D<property>=<value> -D<property>=<value>
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    詳細は、「サポートされるプロパティー」 を参照してください。

7.1. サポートされるプロパティー

このセクションに記載の Decision Central のシステムプロパティーは standalone*.xml ファイルに渡されます。または、スタンドアロン Decision Central のインストール時に、以下のコマンドで、本セクションに列記するプロパティーを使用することもできます。

java -jar rhdm-7.2.0-decision-central-standalone.jar -s application-config.yaml -D<property>=<value> -D<property>=<value>
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このコマンドで、<property> が以下に列記するプロパティーのいずれかで、<value> がそのプロパティーに割り当てる値です。

  • org.uberfire.nio.git.dir: Decision Server Git ディレクトリーの場所。
  • org.uberfire.nio.git.dirname: Decision Server Git ディレクトリーの名前。デフォルト値は .niogit です。
  • org.uberfire.nio.git.proxy.ssh.over.http: SSH が HTTP プロキシーを使用するかどうかを指定します。デフォルト: false
  • http.proxyHost: HTTP プロキシー−のホスト名を定義します。デフォルト: null
  • http.proxyPort: HTTP プロキシーのホストポート (整数値) を定義します。デフォルト: null
  • org.uberfire.nio.git.proxy.ssh.over.https: SSH が HTTPS プロキシーを使用するかどうかを指定します。デフォルト: false
  • https.proxyHost: HTTPS プロキシーのホスト名。デフォルト: null
  • https.proxyPort: HTTPS プロキシーのホストポート (整数値)。デフォルト: null
  • org.uberfire.nio.git.daemon.enabled: Git デーモンを有効または無効にします。デフォルト値は true です。
  • org.uberfire.nio.git.daemon.host: Git デーモンが有効な場合は、このプロパティーをローカルホストの識別子として使用します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.daemon.port: Git デーモンが有効な場合は、このプロパティーをポート番号として使用します。デフォルト値は 9418 です。
  • org.uberfire.nio.git.http.sslVerify: Git リポジトリーを確認する SSL 証明書を有効または無効にします。デフォルト: true

    注記

    デフォルトポートまたは割り当てられたポートが既に使用されている場合は、別のポートが自動的に選択されます。ポートが利用可能であることを確認し、詳細についてはログをチェックします。

  • org.uberfire.nio.git.ssh.enabled: SSH デーモンを有効または無効にします。デフォルト値は true です。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.host: SSH デーモンが有効な場合は、このプロパティーをローカルホスト識別子として使用します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.SSH.port: SSH デーモンが有効な場合は、このプロパティーをポート番号として使用します。デフォルト値は 8001 です。

    注記

    デフォルトポートまたは割り当てられたポートが既に使用されている場合は、別のポートが自動的に選択されます。ポートが利用可能であることを確認し、詳細についてはログをチェックします。

  • org.uberfire.nio.git.ssh.cert.dir: ローカルの証明書が保存される .security ディレクトリーの場所。デフォルト: 作業ディレクトリー。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.passphrase: SCP スタイルの URL を持つ Git リポジトリーのクローンを作成する場合に、オペレーティングシステムの公開キーストアにアクセスするためのパスフレーズ。たとえば、git@github.com:user/repository.git です。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.algorithm: SSH で使用されるアルゴリズム。デフォルト値は RSA です。

    注記

    RSA、または DSA 以外のアルゴリズムを使う場合は、Bouncy Castle JCE ライブラリーを使用するようにアプリケーションサーバーを設定します。

  • org.uberfire.metadata.index.dir: Lucene の .index ディレクトリーが保存される場所。デフォルト: 作業ディレクトリー
  • org.uberfire.ldap.regex.role_mapper: LDAP プリンシパル名をアプリケーションのロール名にマッピングするのに使用する regex パターン。プリンシパルの値がロール名に一致する場合はアプリケーションのロール名に置き換えられるため、変数ロールはパターンの一部でなければならない点に注意してください。デフォルト: 不使用
  • org.uberfire.sys.repo.monitor.disabled: 設定モニターを無効にします。無効にした場合の影響を正しく理解していない場合は、無効にしないでください。デフォルト値は false です。
  • org.uberfire.secure.key: パスワードの暗号化で使用するパスワード。デフォルト値: org.uberfire.admin
  • org.uberfire.secure.alg: パスワードの暗号化で使用する暗号化アルゴリズム。デフォルト値: PBEWithMD5AndDES
  • org.uberfire.domain: uberfire が使用するセキュリティードメイン名。デフォルト値: ApplicationRealm
  • org.guvnor.m2repo.dir: Maven リポジトリーディレクトリーが保存される場所。デフォルト値: <working-directory>/repositories/kie
  • org.guvnor.project.gav.check.disabled: グループ ID、アーティファクト ID、およびバージョン (GAV) のチェックを無効にします。デフォルト値は false です。
  • org.kie.build.disable-project-explorer: Project Explorer で選択したプロジェクトの自動ビルドを無効にします。デフォルト値は false です。
  • org.kie.verification.disable-dtable-realtime-verification: デシジョンテーブルのリアルタイム確認および検証を無効にします。デフォルト値は false です。
  • org.kie.server.controller: Decision Manager コントローラーとの接続に使用される URL (例: ws://localhost:8080/decision-central/websocket/controller)
  • org.kie.server.user: Decision Manager コントローラーから Decision Server ノードに接続する際に使用するユーザー名。このプロパティーが必要なのは、この Decision Central システムを Decision Manager コントローラーとして使用する場合だけです。
  • org.kie.server.pwd: Decision Manager コントローラーから Decision Server ノードに接続する際に使用するパスワード。このプロパティーが必要なのは、この Decision Central システムを Decision Manager コントローラーとして使用する場合だけです。
  • kie.maven.offline.force: Maven のオフライン動作を強制します。true に設定すると、オンラインの依存関係解決が無効になります。デフォルト: false

    注記

    このプロパティーは、Decision Central にのみ使用してください。他のコンポーネントとランタイム環境を共有する場合は、設定を分離して、Decision Central にだけ適用してください。

  • org.uberfire.gzip.enable: GzipFilter で Gzip の圧縮を有効にするか、または無効にします。デフォルト: true
  • designerdataobjects: データオブジェクトの機能を無効にします。このパラメーターの値を false に設定します。

第8章 Red Hat Decision Manager の Maven 設定およびリポジトリー

外部の Maven リポジトリーを使用してプロジェクトをデプロイします。プロジェクトを作成すると、Decision Central は、Decision Central に設定する Maven リポジトリーを使用します。以下のファイルを変更することで、Maven グローバルまたはユーザー設定を使用して、すべての Red Hat Decision Manager プロジェクトに対して Red Hat Decision Manager の公開リポジトリーから依存関係を取得するように指示できます。

  • Maven settings.xml ファイル。
  • Maven プロジェクトオブジェクトモデル (POM) ファイル (pom.xml)。

詳細は Red Hat Decision Manager プロジェクトのパッケージ化およびデプロイ を参照してください。

8.1. プロジェクト設定ファイル (pom.xml) を使用した Maven の設定

Maven を使用して Red Hat Decision Manager プロジェクトをビルドおよび管理するには、POM ファイル (pom.xml) を作成および設定する必要があります。このファイルにはプロジェクトの設定情報が含まれます。詳細は Apache Maven Project を参照してください。

手順

  1. Maven プロジェクトを生成します。pom.xml ファイルは、Maven プロジェクトの作成時に自動的に生成されます。
  2. pom.xml ファイルを編集して、追加の依存関係および新たなリポジトリーを追加します。

    プロジェクトのコンパイルおよびパッケージング時に、Maven がすべての JAR ファイルおよび依存関係にある JAR ファイル を Maven リポジトリーからダウンロードします。

pom.xml ファイルのスキーマは、http://maven.apache.org/maven-v4_0_0.xsd から取得できます。POM ファイルの詳細は Apache Maven Project POM を参照してください。

8.2. Maven 設定ファイルの修正

Red Hat Decision Manager では、Maven の settings.xml ファイルを使用して Maven の実行を設定します。settings.xml ファイルにプロファイルを作成およびアクティベートし、Red Hat Decision Manager プロジェクトが使用する Maven リポジトリーを宣言します。

手順

  1. settings.xml ファイルでは、Red Hat Decision Manager プロジェクトが使用するリポジトリーを宣言します。通常、これは Red Hat カスタマーポータルからダウンロードする オンラインの Red Hat Decision Manager Maven リポジトリー または Red Hat Decision Manager Maven リポジトリーと、使用するカスタムアーティファクトのリポジトリーです。
  2. たとえば kie.maven.settings.custom=<path_to_settings.xml> プロパティーを指定して、Decision Central または Decision Server が settings.xml ファイルを使用するように設定されていることを確認します。

Maven の settings.xml ファイルの詳細は Apache Maven Project の Setting Reference を参照してください。

8.3. Red Hat Decision Manager の Maven 依存関係の追加

ご自分の Red Hat Decision Manager プロジェクトで適切な Maven 依存関係を使用するには、プロジェクトの pom.xml ファイルに Red Hat Business Automation の BOM (bill of materials) ファイルを追加します。Red Hat Business Automation BOM は、Red Hat Decision Manager と Red Hat Process Automation Manager の両方に適用されます。BOM ファイルを追加すると、提供される Maven リポジトリーから、推移的依存関係の適切なバージョンがプロジェクトに含められます。

Red Hat Business Automation BOM (Bill of Materials) の詳細情報は、What is the mapping between Red Hat Decision Manager and the Maven library version? を参照してください。

手順

  1. Red Hat Business Automation BOM を pom.xml ファイルで宣言します。

    <dependencyManagement>
     <dependencies>
      <dependency>
       <groupId>com.redhat.ba</groupId>
       <artifactId>ba-platform-bom</artifactId>
       <version>7.2.0.GA-redhat-00002</version>
       <type>pom</type>
       <scope>import</scope>
      </dependency>
     </dependencies>
    </dependencyManagement>
    <dependencies>
    <!-- Your dependencies -->
    </dependencies>
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  2. <dependencies> タグでお使いのプロジェクトに必要な依存関係を宣言します。製品の BOM をプロジェクトにインポートしたら、ユーザー向け製品依存関係のバージョンが定義されるため、<dependency> 要素のサブ要素 <version> を指定する必要はありません。ただし、<dependency> 要素を使用して、プロジェクトで使用する依存関係を宣言する必要があります。
  3. Decision Central に作成されないスタンドアロンプロジェクトでは、お使いのプロジェクトに必要な依存関係をすべて指定します。Decision Central に作成するプロジェクトでは、基本的なデシジョンエンジンの依存関係が Decision Central に自動的に提供されます。

    • 標準的な Red Hat Decision Manager プロジェクトでは、使用する機能に応じて、以下の依存関係を宣言します。
    • 標準的な Red Hat Decision Manager プロジェクトでは、以下の依存関係を宣言します。

      埋め込みデシジョンエンジン依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-compiler</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependency for persistence support. -->
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-persistence-jpa</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependencies for decision tables, templates, and scorecards.
      For other assets, declare org.drools:drools-workbench-models-* dependencies. -->
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-decisiontables</artifactId>
      </dependency>
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-templates</artifactId>
      </dependency>
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-scorecards</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependency for loading KJARs from a Maven repository using KieScanner. -->
      <dependency>
        <groupId>org.kie</groupId>
        <artifactId>kie-ci</artifactId>
      </dependency>
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    • Decision Server を使用するには、以下の依存関係を宣言します。

      クライアントアプリケーション Decision Server 依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.kie.server</groupId>
        <artifactId>kie-server-client</artifactId>
      </dependency>
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    • Red Hat Decision Manager にリモートクライアントを作成するには、以下の依存関係を宣言します。

      クライアントの依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.uberfire</groupId>
      </dependency>
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    • ルール、プロセス定義など、アセットを含む JAR ファイルを作成する場合は、お使いの Maven プロジェクトのパッケージングの種類を kjar と指定し、org.kie:kie-maven-plugin を使用して、<project> 要素に置かれた kjar パッケージングタイプを処理します。以下の例の ${kie.version} は、What is the mapping between Red Hat Decision Manager and the Maven library version? に記載されている Maven ライブラリーのバージョンです。

      <packaging>kjar</packaging>
      <build>
       <plugins>
        <plugin>
         <groupId>org.kie</groupId>
         <artifactId>kie-maven-plugin</artifactId>
         <version>${kie.version}</version>
         <extensions>true</extensions>
        </plugin>
       </plugins>
      </build>
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第9章 Git リポジトリーからのプロジェクトのインポート

Git は分散バージョン管理システムです。リビジョンをコミットオブジェクトとして実装します。リポジトリーに変更を保存すると、Git リポジトリーに新しいコミットオブジェクトが作成されます。

Decision Central は Git を使用してプロジェクトデータ (ルールやプロセスなどのアセットを含む) を格納します。Decision Central でプロジェクトを作成すると、Decision Central に埋め込まれている Git リポジトリーに追加されます。他の Git リポジトリーにプロジェクトがある場合は、Decision Central スペースから、そのプロジェクトを Decision Central の Git リポジトリーにインポートできます。

前提条件

  • Red Hat Decision Manager プロジェクトが外部の Git リポジトリーに存在している。
  • 外部の Git リポジトリーへの読み取りアクセスに必要な認証情報が利用できる。

手順

  1. Decision Central で MenuDesignProjects の順にクリックします。
  2. プロジェクトをインポートするスペースを選択または作成します。デフォルトのスペースは mySpace です。
  3. 画面右側の縦に並んだ 3 つの点をクリックし、Import Project を選択します。
  4. Import Project ウィンドウに、インポートするプロジェクトが含まれる Git リポジトリーの URL および認証情報を入力し、Import をクリックします。プロジェクトが Decision Central の Git リポジトリーに追加され、現在のスペースで利用できるようになります。

第10章 LDAP と SSL の統合

Red Hat Decision Manager を使用して、RH-SSO を介して LDAP および SSL を統合できます。詳細は Red Hat Single Sign-On サーバー管理ガイド を参照してください。

付録A バージョン情報

本書の最終更新日: 2021 年 11 月 15 日 (月)

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