16.3. git フック通知のカスタマイズ
Decision Central には、フックの終了コードをもとにしたカスタマイズメッセージを使用して、git フック実行に関するフィードバックを受信できるメカニズムがあります。
手順
通知を有効にするには、
standalone.xml
ファイルでappformer.git.hooks.bundle
システムプロパティーが、終了コードごとのカスタムメッセージを含む*.properties
ファイルを参照するように設定します。以下に例を示します。
<system-properties> <property name="appformer.git.hooks.bundle" value="/opt/jboss-as/git-hooks-messages/Messages.properties"> </property> ... </system-properties>
メッセージを表示するには、
*.properties
の各行は以下の形式を使用する必要があります。<exit_code>=<display_message>
<exit_code>
は、git フックの終了コードに、<display_message>
はユーザーに表示するカスタムメッセージに置き換えます。この形式の終了コードメッセージは、以下の例のように表示されます。
0=Success 1=Display Message 1 . . 31=Display Message 31
考えられる終了コードをすべて *.properties ファイルに定義する必要はありません。*.properties ファイルに定義されている終了コードに対する通知のみが表示されます。
16.3.1. git フック通知の国際化
appformer.git.hooks.bundle
システムプロパティーに指定のディレクトリーに、別の *.properties
ファイルを配置することで通知メッセージを国際化できます。ローカライズファイルの名前の形式は <filename>_<lang>.properties
とします。これらのファイルには、元のファイルと同じエントリーを含める必要があります。
たとえば、システムプロパティーが Messages.properties
を参照するように指定します。これで、英語は Messages_en.properties
、フランス語は Messages_fr.properties
、イタリア語は Messages_it.properties
などのように、ローカライズしたメッセージの properties ファイルを作成できます。通知サービスは、ユーザー言語をもとに 1 つ選択します。対象の言語に翻訳されたものがない場合には、Messages.properties
ファイルで指定した言語を使用します。
通知サービスは、*.properties
ファイルに設定されている ISO 8859-1
(LATIN 1
) 文字のみサポートします。拡張文字を使用する場合には、Unicode コードを使用してエスケープします。