7.8. "Set the value of a field (フィールド値の設定)"
この列オプションを使用して、ルールの THEN 部分に事前にバインドしたファクトにフィールドの値を設定するアクションを実装できます。その他のルールを再度アクティブにするように修正した値をデシジョンエンジンに通知するオプションがあります。
必須の列パラメーター
この列タイプを設定するには、Add a new column ウィザードに以下のパラメーターが必要です。
-
Pattern: テーブルの条件または条件 BRL フラグメントに使用しているファクトパターンのリストから選択するか、新しいファクトパターンを作成します。ファクトパターンは、パッケージで利用可能なデータオブジェクト (詳細は 必要なデータオブジェクト の注記を参照) と、指定するモデルクラスバインディングの組み合わせとなります(例:
LoanApplication [application]
またはIncomeSource [income]
で、括弧の部分は特定のファクトタイプに対するバインディング)。 -
Field: 以前指定したファクトパターンからフィールドを選択します。フィールドオプションは、プロジェクトの データオブジェクト パネルのファクトファイルに定義されています(例:
LoanApplication
ファクトタイプ内のamount
フィールドまたはlengthYears
フィールド)。 -
Value list (任意): 値オプションをコンマおよび空白文字で区切ったリストを入力して、ルールのアクション (THEN) 部分に対するテーブルの入力データを制限します。この値リストを定義すると、値はその列のテーブルセルにドロップダウンリストとして提供され、ユーザーは、そこからオプションを 1 つだけ選択できます。(リストの例:
Accepted, Declined, Pending
)。 -
Default value (任意): 事前定義した値オプションのいずれかを、新しい列のセルに自動的に表示するデフォルト値として選択します。デフォルト値が指定されていないと、テーブルのセルはデフォルトでは空欄となります。また、Project Explorer の Enumeration Definitions パネルにリストした、プロジェクトに事前に設定したデータの列挙からデフォルト値を選択できます(列挙は、Menu
Design Projects [select project] Add Asset Enumeration から作成できます)。 - Header (説明): 列にヘッダーテキストを追加します。
- Hide column: 選択すると列が非表示になり、選択を解除すると列が表示されます。
- Logically insert (論理的な挿入): このオプションは、選択したファクトパターンが、ガイド付きデシジョンテーブルの別の列に現在使用されていない場合に表示されます (次のフィールドの説明を参照)。ファクトパターンをデシジョンエンジンに論理的に挿入する場合はこれを選択し、定期的に挿入する場合は選択を解除します。Red Hat Decision Manager のデシジョンエンジンは、ファクトの挿入および取り消しに対して論理的な決定を行います。定期的な挿入、または指定した挿入の後に、ファクトを明示的に取り消す必要があります。論理挿入の後に、ファクトをアサートした条件が TRUE ではなくなると、ファクトは自動的に取り消されます。
- Update engine with changes (変更でエンジンを更新): このオプションは、選択したファクトパターンが、ガイド付きデシジョンテーブルの列に使用されている場合に表示されます。修正したフィールド値を使用してデシジョンエンジンを更新する場合はこれを選択し、デシジョンエンジンを更新しない場合は選択を解除します。