第5章 ZIP からの Red Hat Decision Manager のインストール
Red Hat Decision Manager の ZIP ファイル (Decision Central 用および Decision Server 用) ではグラフィカルユーザーインターフェイスが必要ないため、SSH を使用して Red Hat Decision Manager をインストールできます。
Decision Central と Decision Server は、実稼働環境では異なるサーバーにインストールすることが推奨されます。
ヘッドレス Decision Manager コントローラーのインストールは、9章ヘッドレス Decision Manager コントローラーのインストールおよび実行 を参照してください。
5.1. ZIP ファイルからの Decision Central のインストール
Decision Central の Web コンソールを使用すると、一元化された Web ベースの環境でルールおよび関連するアセットの作成、管理、編集ができます。
前提条件
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バックアップを作成してある Red Hat JBoss EAP システム (バージョン 7.2 またはそれ以降) が利用できる。Red Hat JBoss EAP システムのベースディレクトリーを
EAP_HOME
とする。 - インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。
以下のファイルが Red Hat カスタマーポータル からダウンロードされている。
rhdm-7.2.0-decision-central-eap7-deployable.zip
手順
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rhdm-7.2.0-decision-central-eap7-deployable.zip
ファイルを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、この名前をTEMP_DIR
とします。 TEMP_DIR/rhdm-7.2.0-decision-central-eap7-deployable/jboss-eap-7.2
ディレクトリーのコンテンツをEAP_HOME
にコピーします。プロンプトが表示されたら、ファイルをマージまたは置き換えます。警告コピーする Red Hat Decision Manager デプロイメントの名前が Red Hat JBoss EAP インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。