第3章 試用環境のデプロイ
試用版 (評価版) の Red Hat Decision Manager 環境をデプロイできます。この環境には、サービスのオーサリングと管理を行う Business Central とサービスのテストを実行する Decision Server で設定されます。
この環境には、永続ストレージが含まれません。トライアル環境で作成または変更するアセットは保存されません。
この環境は、テストおよびデモ用のアクセスを前提として設計されています。CORS (Cross-Origin Resource Sharing) をサポートします。これは、ページの他のリソースが他のサーバーによって提供される場合に、ブラウザーを使用して Decision Server エンドポイントにアクセスできることを意味します。Decision Server エンドポイントは通常 REST 呼び出しを対象としていますが、一部のデモ設定でブラウザーアクセスが必要になることがあります。
手順は最小限です。必須の設定はなく、すべてのパスワードは単一の値に設定されています (デフォルトのパスワードは RedHat
です)。
トライアル環境をデプロイするには、rhdm73-trial-ephemeral.yaml
テンプレートファイルを使用します。製品の配信可能ファイル rhdm-7.3.0-openshift-templates.zip
からこのファイルを展開できます。このファイルは、Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページからダウンロードできます。
手順
以下の方法を使用してテンプレートをデプロイします。
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OpenShift Web UI では、Add to Project
Import YAML / JSON を選択し、 rhdm73-trial-ephemeral.yaml
ファイルを選択するか、その内容を貼り付けます。Add Template ウィンドウで、Process the template が選択されていることを確認し、Continue をクリックします。 OpenShift コマンドラインコンソールを使用するには、以下のコマンドラインを準備します。
oc new-app -f <template-path>/rhdm73-trial-ephemeral.yaml
このコマンドラインでは、
<template-path>
は、ダウンロードしたテンプレートファイルのパスに置き換えます。
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OpenShift Web UI では、Add to Project
必要に応じて、このテンプレートに記載されているようにパラメーターを設定します。通常の試用版の開発では、以下のパラメーターのみが必要です。
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ImageStream 名前空間 (
IMAGE_STREAM_NAMESPACE
): イメージストリームが利用可能な名前空間。OpenShift 環境でイメージストリームが利用可能な場合 (2章イメージストリームとイメージレジストリーの可用性確認 を参照) は、namespace がopenshift
になります。イメージストリームファイルをインストールした場合は、名前空間が OpenShift プロジェクトの名前になります。
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ImageStream 名前空間 (
使用している方法に応じて、環境の作成を終了します。
OpenShift Web UI の場合は Create をクリックします。
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This will create resources that may have security or project behavior implications
のポップアップメッセージが表示される可能性があります。このメッセージが表示された場合は、Create Anyway をクリックします。
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- 完了し、コマンドラインを実行します。