第3章 IBM WebSphere Application Server のインストールおよび実行
Decision Server に対応する多くの設定を適用するために、IBM WebSphere Application Server をインストールして実行する必要があります。本セクションは、IBM WebSphere をインストールして起動する方法を説明します。
インストールに関する最新の詳細説明は、IBM Knowledge Center を参照してください。
手順
- IBM Installation Manager バージョン 1.8.5 以降を IBM Installation Manager and Packaging Utility download links ページからダウンロードします。IBM WebSphere のインストールには IBM Installation Manager が必要です。
ダウンロードしたアーカイブを展開し、作成されたディレクトリーで、root 権限で以下のコマンドを実行します。
sudo ./install
IBM Installation Manager が開きます。
-
File
Preferences の順に移動して、Add Repository をクリックします。 - Add Repository ウィンドウに、IBM WebSphere 9.0 のリポジトリー URL を入力します。すべてのリポジトリー URL は、IBM Knowledge Center の Online product repositories for IBM WebSphere Application Server offerings ページで確認できます。
- 端末で、インストール時に指定した IBM WebSphere Application Server ディレクトリーの場所に移動します。
/bin
ディレクトリーに変更し、以下の例のようなコマンドを実行して、IBM WebSphere のプロファイル、ユーザー名、およびパスワードを作成します。プロファイルは、ランタイム環境を定義します。プロファイルには、ランタイム環境でサーバーが処理し、変更できるファイルがすべて含まれます。このユーザーはログインに必要になります。sudo ./manageprofiles.sh -create -profileName testprofile -profilePath /profiles/testprofile -adminUserName websphere -adminPassword password123
端末で、作成したプロファイルの
bin
ディレクトリー (例:/profiles/testprofile/bin
) に移動し、以下のコマンドを実行して IBM WebSphere Application Server インスタンスを起動します。sudo ./startServer.sh <SERVER_NAME>
<SERVER_NAME>
は、WebSphere 統合ソリューションコンソールの ServersServer Types IBM WebSphere Application Servers で定義した IBM WebSphere Application Server の名前です。 Web ブラウザーで、以下の URL を開きます。
http://<HOST>:9060/ibm/console
<HOST>
は、ターゲットサーバーの名前または IP アドレスです。たとえば、システムで起動している IBM WebSphere のローカルインスタンスに対して WebSphere 統合ソリューションコンソールを起動する場合は、以下の URL を Web ブラウザーに入力します。
http://localhost:9060/ibm/console
- WebSphere 統合ソリューションコンソールのログインページが表示されたら、管理者の認証情報を入力します。