Red Hat JBoss EAP クラスター環境への Red Hat Decision Manager のインストールおよび設定


Red Hat Decision Manager 7.6

ガイド

概要

本書は、Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.2 に Red Hat Decision Manager 7.6 クラスター環境を作成する方法を説明します。

はじめに

システムエンジニアは、Red Hat Decision Manager クラスター環境を作成して、開発環境およびランタイム環境に高可用性および負荷分散を提供できます。

前提条件

第1章 Red Hat Decision Manager のクラスター

2 台以上のコンピューターをクラスターリングすると、高可用性、コラボレーションの強化、負荷分散の利点があります。高可用性により、1 台のコンピューターで障害が発生したときにデータが損失する可能性を減らすことができます。その障害が発生したコンピューターにあるデータのコピーを提供することで、コンピューターに障害が発生したときに、別のコンピューターが不足を補います。障害が発生したコンピューターが再度オンラインになったら、クラスターに戻ります。負荷分散はクラスターのノード間でコンピューティング負荷を共有します。これにより、パフォーマンスが改善します。

Red Hat Decision Manager コンポーネントのクラスターリングを行う方法は複数あります。本書は、以下のシナリオにおけるクラスターリングの方法を説明します。

第2章 開発 (オーサリング) 環境における Red Hat Decision Manager クラスター

注記

Business Central の高可用性設定は現在、テクノロジープレビュー機能となっています。

Red Hat Decision Manager をクラスター開発環境として設定すると、高可用性の利点が得られます。クラスター環境では、開発者が $node1 で作業していて、そのノードで障害が発生した場合、この開発者が作業した内容はクラスターの別のノードに保存され、そちらで確認できます。

多くの開発環境には、Business Central と最低でも 1 台 Decision Server が含まれています。

Red Hat Decision Manager のクラスター開発環境を構築するには、以下のタスクを実行する必要があります。

  • マシンに Red Hat JBoss EAP 7.2 with Red Hat Data Grid 7.3.1 を設定します。
  • マシンに Java メッセージングサーバー (JMS) ブローカーである、AMQ Broker を設定します。
  • マシンに NFS ファイルサーバーを設定します。
  • Red Hat JBoss EAP 7.2 と Red Hat Decision Manager 7.6 をダウンロードしてて、各マシンにインストールします。各マシンがクラスターノードの 1 つとなります。
  • クラスターノードごとに Business Central を設定して、クラスターの操作を開始します。

Red Hat Data Grid は Infinispan のオープンソースソフトウェアプロジェクトで構築されています。Red Hat Data Grid は、インデックス化の機能が含まれた、分散型インメモリーキー/値のデータストアで、大量のデータを素早くほぼリアルタイムに保存、検索、および解析できます。Red Hat Decision Manager のクラスター環境では、クラスターノード全体にわたる複雑な検索を効率的に実施できます。

JMS ブローカーは、ローカルでメッセージを受信して保存し、そのメッセージを受信者に転送するソフトウェアコンポーネントです。AMQ Broker を使用すると、アプリケーションがメッセージングプロバイダーと通信できます。また、メッセージ駆動型 Bean、Enterprise JavaBean、servlet などのコンポーネントがどのようにメッセージを送受信するかを指定します。

2.1. Red Hat Data Grid のインストールおよび設定

クラスターノード全体でより効率的な検索を行うために、Red Hat Decision Manager のクラスター化環境に Red Hat Data Grid をインストールして設定します。

以下の説明を使用して、別のマシンに高可用性ではなく、簡素化された環境を設定します。

高度なインストールおよび設定オプション、ならびに Red Hat JBoss EAP の Red Hat Data Grid モジュールに関する情報は、Red Hat Data Grid User Guide を参照してください。

注記

Business Central と同じノードに Red Hat Data Grid はインストールしないでください。

前提条件

  • Java 8.0 以降と互換性のある Java Virtual Machine (JVM) 環境がインストールされている。
  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss EAP システム (バージョン 7.2 またはそれ以降) が利用できる。Red Hat JBoss EAP システムのベースディレクトリーを EAP_HOME とする。
  • Red Hat Decision Manager がインストールおよび設定済みである。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • Product: Data Grid
    • Version: 7.3
  2. お使いのシステムの任意の場所に、Red Hat JBoss Data Grid 7.3.0 Server (jboss-datagrid-7.3.0-1-server.zip) のインストールファイルをダウンロードして展開します。

    展開したディレクトリーは、JDG_HOME となります。

  3. Red Hat Data Grid を実行するには、JDG_HOME/bin に移動して以下のコマンドの 1 つを入力します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./standalone.sh -c clustered.xml
    • Windows の場合:

      standalone.bat -c clustered.xml

2.2. AMQ Broker のダウンロードおよび設定

AMQ Broker を使用すると、アプリケーションがメッセージングプロバイダーと通信できます。また、メッセージ駆動型 Bean、Enterprise JavaBean、servlet などのコンポーネントがどのようにメッセージを送受信するかを指定します。

高可用性の Red Hat Decision Manager クラスター環境用の AMQ Broker を設定するには、Using AMQ Brokerを参照してください。

以下の手順を使用して、高可用性ではなく、簡素化された環境を設定します。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • Product: AMQ Broker
    • バージョン: 7.2.0
  2. Red Hat AMQ Broker 7.2.0 (amq-broker-7.2.0-bin.zip) の横の Download をクリックします。
  3. amq-broker-7.2.0-bin.zip ファイルを展開します。
  4. amq-broker-7.2.0-bin/amq-broker-7.2.0/bin のディレクトリーに移動します。
  5. 以下のコマンドを入力します。以下のプレースホルダーを置き換えて、ブローカーおよびブローカーのユーザーを作成します。

    • <HOST> は、AMQ Broker をインストールしたサーバーの IP アドレスまたはホスト名に置き換えます。
    • <AMQ_USER> および <AMQ_PASSWORD> は、任意のユーザー名とパスワードの組み合わせに置き換えます。
    • <BROKER_NAME> は作成するブローカーの名前に置き換えます。

      ./artemis create --host <HOST> --user <AMQ_USER> --password <AMQ_PASSWORD> --require-login <BROKER_NAME>
  6. AMQ Broker を実行するには、amq-broker-7.2.0-bin/amq-broker-7.2.0/bin ディレクトリーで以下のコマンドを入力します。

    amq-broker-7.2.0/bin/<BROKER_NAME>/bin/artemis run

2.3. NFS サーバーの設定

Business Central クラスター環境には、共有ファイルシステムが必要で、その共有ファイルシステムに、各クラスターノードからアクセスできる必要がある。

NFS バージョン 4 サーバーをデプロイして設定しておく必要がある。

手順

  1. NFS バージョン 4 共有をエクスポートするようにサーバーを設定します。Red Hat Enterprise Linux での NFS 共有のエクスポートの方法については、ファイルシステムの管理NFS 共有のエクスポートを参照してください。NFS サーバーの作成に関する情報は、RHEL 7 で NFS を設定する を参照してください。
  2. サーバーで、/etc/exports ファイルに以下の行を追加し、rw,sync,no_root_squash オプションを指定して /opt/kie/data 共有を作成します。

    /opt/kie/data *(rw,sync,no_root_squash)

    たとえば、/opt/kie/data は共有フォルダー、* は NFS サーバーに接続可能な IP アドレス、(rw,sync,no_root_squash) は NFS に最小限必要なオプションを指します。以下に例を示します。

    /opt/kie/data 192.268.1.0/24(rw,sync,no_root_squash)
    注記

    '/opt/kie/data' の代わりに別の共有名を使用できます。別の共有名を使用する場合には、Business Central を実行する全ノードの設定時に、この名前を使用する必要があります。

  3. 各クライアントノードで、既存のディレクトリーに共有フォルダーをマウントします。

    # mount <SERVER_IP>:/opt/kie/data /opt/kie/data/niogit
  4. 以下のプロパティーを standalone-full-ha.xml ファイルに追加し、.niogit および maven-repository ディレクトリーを nfs 共有フォルダーとしてバインドします。

    <property name="org.uberfire.nio.git.dir" value="/opt/kie/data/niogit"/>
    <property name="org.guvnor.m2repo.dir" value="/opt/kie/data/maven-repository"/>

2.4. Red Hat JBoss EAP 7.2 および Red Hat Decision Manager のダウンロードおよび展開

クラスターの各ノードで Red Hat JBoss EAP 7.2 および Red Hat Decision Manager 7.6 をダウンロードして、インストールします。

手順

  1. クラスターの各ノードに Red Hat JBoss EAP 7.2 をインストールします。

    1. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

      • Product: Enterprise Application Platform
      • Version: 7.2
    2. Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.2.0 の横にある Download をクリックします。(JBEAP-7.2.0/jboss-eap-7.2.0.zip)。
  2. jboss-eap-7.2.0.zip ファイルを展開します。以下の例では、EAP_HOMEjboss-eap-7.2/jboss-eap-7.2 ディレクトリーとします。
  3. 最新の Red Hat JBoss EAP パッチが利用できる場合には、ダウンロードして適用します。
  4. クラスターの各ノードで Red Hat Decision Manager をダウンロードします。

    1. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

      • Product: Decision Manager
      • バージョン: 7.6
    2. Red Hat Decision Manager 7.6.0 Business Central Deployable for Red Hat JBoss EAP 7 (rhdm-7.6.0-decision-central-eap7-deployable.zip) をダウンロードします。
  5. rhdm-7.6.0-decision-central-eap7-deployable.zip ファイルを一時ディレクトリーに展開します。以下のコマンドでは、このディレクトリーを TEMP_DIR とします。
  6. TEMP_DIR/rhdm-7.6.0-decision-central-eap7-deployable/jboss-eap-7.2 の内容を EAP_HOME にコピーします。
  7. 最新の Red Hat Decision Manager のパッチが利用できる場合には、ダウンロードして適用します。
  8. EAP_HOME/bin ディレクトリーに移動します。
  9. Business Central へのログインに使用する、admin ロール持つユーザーを作成します。以下のコマンドの <username> および <password> を、作成するユーザーとそのパスワードに置き換えます。

    $ ./add-user.sh -a --user <USERNAME>  --password <PASSWORD> --role admin
    注記

    必ず、既存のユーザー、ロール、またはグループとは異なるユーザー名を指定してください。たとえば、admin という名前のユーザーは作成しないでください。

    パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし & の文字は使用できません。

    高可用性環境では、LDAP または RH-SSO を使用する必要があります。詳細は Red Hat Single Sign-On サーバー管理ガイド を参照してください。

  10. Decision Server へのログインに使用する、kie-server ロールのユーザーを作成します。

    $ ./add-user.sh -a --user <USERNAME>  --password <PASSWORD> --role kie-server
  11. ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。

2.5. クラスターでの Business Central の設定および実行

Red Hat JBoss EAP と Business Central のインストール後に、Red Hat Data Grid と AMQ Broker を使用してクラスターを設定できます。クラスターの各ノードで以下の手順を実行します。

注記

この手順では、基本的なクラスター設定を説明します。より詳細な設定は Red Hat JBoss EAP 7.2 設定ガイド を参照してください。

前提条件

手順

  1. NFS で共有されているディレクトリーを /data としてマウントします。Root ユーザーで以下のコマンドを入力します。

    mkdir /data
    mount <NFS_SERVER_IP>:<DATA_SHARE> /data

    <NFS_SERVER_IP> を、NFS サーバーマシンの IP アドレスまたはホスト名に置き換えてください。<DATA_SHARE> を、設定した共有名 (例: /opt/kie/data) に置き換えます。

  2. テキストエディターで EAP_HOME/standalone/configuration/standalone-full.xml ファイルを開きます。
  3. <system-properties> 要素でプロパティーを編集または追加し、以下のプレースホルターを置き換えます。

    • <AMQ_USER> および <AMQ_PASSWORD> は、AMQ Broker の作成時に定義した認証情報に置き換えます。
    • <AMQ_BROKER_IP_ADDRESS> は AMQ Broker の IP アドレスに置き換えます。
    • <INFINISPAN_NODE_IP> は、Red Hat Data Grid のインストール先の IP アドレスに置き換えます。

      <system-properties>
        <property name="appformer-jms-connection-mode" value="REMOTE"/>
        <property name="appformer-jms-username" value="<AMQ_USER>"/>
        <property name="appformer-jms-password" value="<AMQ_USER_PASSWORD>"/>
        <property name="appformer-jms-url"
           value="tcp://<AMQ_BROKER_IP_ADDRESS>:61616?ha=true&amp;retryInterval=1000&amp;retryIntervalMultiplier=1.0&amp;reconnectAttempts=-1"/>
        <property name="org.appformer.ext.metadata.infinispan.port"
           value="11222"/>
        <property name="org.appformer.ext.metadata.infinispan.host"
           value="<INFINISPAN_NODE_IP>"/>
        <property name="org.appformer.ext.metadata.infinispan.realm"
           value="ApplicationRealm"/>
        <property name="org.appformer.ext.metadata.infinispan.cluster"
           value="kie-cluster"/>
        <property name="org.appformer.ext.metadata.index"
           value="infinispan"/>
        <property name="org.uberfire.nio.git.dir"
           value="/data"/>
        <property name="es.set.netty.runtime.available.processors"
           value="false"/>
      </system-properties>
  4. オプション: Red Hat Data Grid のデプロイメントで認証が必要な場合は、<system-properties> 要素でプロパティーを編集または追加し、以下のプレースホルターを置き換えます。

    • <SERVER_NAME> は、Red Hat Data Grid のサーバー設定で指定したサーバー名に置き換えます。
    • <SASL_QOP> は、Red Hat Data Grid サーバー設定の auth、auth-int、および auth-conf の値に置き換えます。

      <property name="org.appformer.ext.metadata.infinispan.server.name"
         value="<SERVER_NAME>"/>
      <property name="org.appformer.ext.metadata.infinispan.sasl.qop"
         value="<SASL_QOP>"/>
      <property name="org.appformer.ext.metadata.infinispan.username"
         value=""/>
      <property name="org.appformer.ext.metadata.infinispan.password"
         value=""/>
  5. standalone-full.xml ファイルを保存します。
  6. クラスターを起動するには EAP_HOME/bin に移動して、以下のコマンドの 1 つを入力します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./standalone.sh -c standalone-full.xml
    • Windows の場合:

      standalone.bat -c standalone-full.xml

2.6. Red Hat Decision Manager クラスターの検証

Red Hat Decision Manager のクラスターを設定したら、アセットを作成してシステムが機能していることを検証します。

手順

  1. Web ブラウザーで、<node-IP-address>:8080/decision-central を入力します。<node-IP-address> は特定のノードの IP アドレスに置き換えます。
  2. インストール時に作成した admin ユーザーの認証情報を入力します。Business Central ホームページが表示されます。
  3. MenuDesignProjects の順に選択します。
  4. MySpace スペースを開きます。
  5. Try SamplesMortgagesOK の順にクリックします。Assets ウィンドウが表示されます。
  6. Add AssetData Object をクリックします。
  7. Data Object フィールドに MyDataObject と入力し、OK をクリックします。
  8. SpacesmySpaceMortgages の順にクリックし、アセットリストに MyDataObject があることを確認します。
  9. Web ブラウザーに以下の URL を入力します。<node_IP_address> には、クラスターの別のノードのアドレスに置き換えます。

    http://<node_IP_address>:8080/decision-central

  10. MyDataObject アセットを作成した最初のノードの Business Central にログインするときに使用した認証情報と同じものを入力します。
  11. MenuDesignProjects の順に選択します。
  12. MySpace スペースを開きます。
  13. Mortgages プロジェクトを選択します。
  14. MyDataObject がアセットリストにあることを確認します。
  15. Mortgages プロジェクトを選択します。

第3章 ランタイム環境における Decision Server クラスター

Decision Server ランタイム環境をクラスターリングする主な利点は負荷分散です。クラスターのノードの 1 つでアクティビティーが増えると、そのアクティビティーはクラスターの残りのノードと共有されるため、パフォーマンスが改善します。

Decision Server のクラスター化ランタイム環境を作成するには、Red Hat JBoss EAP 7.2 および Decision Server をダウンロードして展開します。次に、ドメインモードクラスターに Red Hat JBoss EAP 7.2 を設定し、クラスターを起動し、各クラスターノードに Decision Server をインストールします。

任意で、ヘッドレス Decision Manager コントロールパッドをクラスター化できます。

3.1. Red Hat JBoss EAP 7.2 および Decision Server のダウンロードおよび展開

本セクションの手順を行い、Red Hat JBoss EAP 7.2 をダウンロードしてインストールし、クラスター環境にインストールするために Decision Server をダウンロードして再パッケージ化します。

手順

  1. クラスターの各ノードに Red Hat JBoss EAP 7.2 をインストールします。

    1. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

      • Product: Red Hat JBoss EAP
      • Version: 7.2
    2. Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.2.0 (jboss-eap-7.2.0.zip) の横にある Download をクリックします。
  2. jboss-eap-7.2.0.zip ファイルを展開します。jboss-eap-7.2/jboss-eap-7.2 ディレクトリーは EAP_HOME とします。
  3. 最新の Red Hat JBoss EAP パッチが利用できる場合には、ダウンロードして適用します。
  4. Decision Server をダウンロードします。

    1. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

      • Product: Decision Manager
      • バージョン: 7.6
    2. Red Hat Decision Manager 7.6.0 Decision Server for All Supported EE8 Containers (rhdm-7.6.0-kie-server-ee8.zip) をダウンロードします。
  5. rhdm-7.6.0-kie-server-ee8.zip アーカイブを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、この名前を TEMP_DIR とします。
  6. TEMP_DIR/rhdm-7.6.0-kie-server-ee8/rhdm-7.6.0-kie-server-ee8/kie-server.war ディレクトリーを EAP_HOME/standalone/deployments/ にコピーします。

    警告

    コピーする Red Hat Decision Manager デプロイメントの名前が Red Hat JBoss EAP インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

  7. TEMP_DIR/rhdm-7.6.0-kie-server-ee8/rhdm-7.6.0-kie-server-ee8/SecurityPolicy/ ディレクトリーのコンテンツを EAP_HOME/bin にコピーします。ファイルの上書きを確認するメッセージが表示されたら、Replace をクリックします。
  8. EAP_HOME/standalone/deployments/ ディレクトリーに、kie-server.war.dodeploy という名前で空のファイルを作成します。このファイルにより、サーバーが起動すると Decision Server が自動的にデプロイされます。
  9. 最新の Red Hat Decision Manager のパッチが利用できる場合には、ダウンロードして適用します。
  10. EAP_HOME/bin ディレクトリーに移動します。
  11. Decision Server へのログインに使用する、kie-server ロールのユーザーを作成します。

    $ ./add-user.sh -a --user <USERNAME>  --password <PASSWORD> --role kie-server
  12. ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。
  13. クラスターを起動するには EAP_HOME/bin に移動して、以下のコマンドの 1 つを入力します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./standalone.sh -c standalone-full.xml
    • Windows の場合:

      standalone.bat -c standalone-full.xml

3.2. ヘッドレス Decision Manager コントローラーを使用した Decision Server のクラスターリング

Decision Manager コントローラーは Business Central と統合します。ただし、Business Central をインストールしない場合は、ヘッドレス Decision Manager コントローラーをインストールし、REST API または Decision Server Java Client API を使用してそのコントローラーと対話します。

前提条件

  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss EAP システム (バージョン 7.2 またはそれ以降) が利用できる。Red Hat JBoss EAP システムのベースディレクトリーを EAP_HOME とする。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。
  • 「NFS サーバーの設定」 で記載されているように、パーティションをマウントした NFS サーバーが利用できる。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • Product: Decision Manager
    • バージョン: 7.6
  2. Red Hat Decision Manager 7.6.0 Add Ons (rhdm-7.6.0-add-ons.zip ファイル) をダウンロードします。
  3. rhdm-7.6.0-add-ons.zip ファイルを展開します。rhdm-7.6.0-controller-ee7.zip ファイルは展開したディレクトリーにあります。
  4. rhdm-7.6.0-controller-ee7 アーカイブを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、この名前を TEMP_DIR とします。
  5. TEMP_DIR/rhdm-7.6.0-controller-ee7/controller.war ディレクトリーを EAP_HOME/standalone/deployments/ にコピーします。

    警告

    コピーするヘッドレス Decision Manager コントローラーデプロイメントの名前が、Red Hat JBoss EAP インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

  6. TEMP_DIR/rhdm-7.6.0-controller-ee7/SecurityPolicy/ ディレクトリーの中身を EAP_HOME/bin にコピーします。ファイルの上書きを確認するメッセージが表示されたら、Yes を選択します。
  7. EAP_HOME/standalone/deployments/ ディレクトリーに、controller.war.dodeploy という名前で空のファイルを作成します。このファイルにより、サーバーが起動するとヘッドレス Decision Manager コントローラーが自動的にデプロイされます。
  8. テキストエディターで EAP_HOME/standalone/configuration/standalone.xml ファイルを開きます。
  9. 以下のプロパティーを <system-properties> 要素に追加し、<NFS_STORAGE> を、テンプレート設定が保存されている NFS ストレージへの絶対パスに置き換えます。

    <system-properties>
      <property name="org.kie.server.controller.templatefile.watcher.enabled" value="true"/>
      <property name="org.kie.server.controller.templatefile" value="<NFS_STORAGE>"/>
    </system-properties>

    テンプレートファイルには、特定のデプロイメントシナリオのデフォルト設定が含まれます。

    org.kie.server.controller.templatefile.watcher.enabled プロパティーの値を true に設定すると、別のスレッドが開始してテンプレートファイルの修正を監視します。この確認の間隔はデフォルトで 30000 ミリ秒になり、org.kie.server.controller.templatefile.watcher.interval システムプロパティーで制御できます。このプロパティーの値を false に設定すると、テンプレートファイルへの変更の検出が、サーバーの再起動時に制限されます。

  10. ヘッドレス Decision Manager コントローラーを開始するには、EAP_HOME/bin に移動して、以下のコマンドを実行します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./standalone.sh
    • Windows の場合:

      standalone.bat

第4章 関連情報

付録A バージョン情報

本書の最終更新日: 2021 年 11 月 15 日 (月)

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