6.7. Ansible Automation Platform のインストールと設定
Ansible Automation Platform (AAP) プラグインは、ジョブテンプレートやワークフロージョブテンプレートなどのアクセス可能なテンプレートを AAP から Developer Hub カタログに同期します。
Ansible Automation Platform プラグインはテクノロジープレビュー機能としてのみご利用いただけます。
テクノロジープレビュー機能は、実稼働環境での Red Hat サービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされておらず、機能的に完全ではない可能性があるため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。これらの機能は、今後の製品機能への早期アクセスを提供することで、お客様が機能をテストし、開発プロセス中にフィードバックを提供できるようにしています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポートの詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
バンドルされたコミュニティーの動的プラグインに対する Red Hat のサポートについて、詳しくは Red Hat Developer サポートポリシー のページを参照してください。
6.7.1. 管理者の場合
6.7.1.1. AAP バックエンドプラグインのインストールおよび設定
AAP バックエンドプラグインを使用すると、Developer Hub の app-config.yaml
設定ファイルを使用して 1 つまたは複数のプロバイダーを設定できます。
前提条件
- Developer Hub アプリケーションがインストールされ、実行中である。
- Ansible Automation Platform でアカウントを作成している。
インストール
AAP バックエンドプラグインは、基本的な設定プロパティーとともに Developer Hub にプリロードされています。これを有効にするには、次のように、disabled
プロパティーを false
に設定します。
global: dynamic: includes: - dynamic-plugins.default.yaml plugins: - package: ./dynamic-plugins/dist/janus-idp-backstage-plugin-aap-backend-dynamic disabled: false
Basic configuration
AAP プラグインを有効にするには、次の環境変数を設定する必要があります。
-
AAP_BASE_URL
: サービスのベース URL -
AAP AUTH TOKEN
: サービスの認証トークン
詳細設定
aap
マーカーを使用して、Developer Hub のapp-config.yaml
ファイルを次のように設定できます。catalog: providers: aap: dev: baseUrl: $(AAP_BASE_URL) authorization: 'Bearer ${AAP_AUTH_TOKEN}' owner: <owner> system: <system> schedule: # optional; same options as in TaskScheduleDefinition # supports cron, ISO duration, "human duration" as used in code frequency: { minutes: 1 } # supports ISO duration, "human duration" as used in code timeout: { minutes: 1 }
6.7.1.2. AAP バックエンドプラグインのトラブルシューティング用のログ行
Developer Hub アプリケーションを起動すると、以下のログ行が表示されます。
[1] 2023-02-13T15:26:09.356Z catalog info Discovered ResourceEntity API type=plugin target=AapResourceEntityProvider:dev [1] 2023-02-13T15:26:09.423Z catalog info Discovered ResourceEntity Red Hat Event (DEV, v1.2.0) type=plugin target=AapResourceEntityProvider:dev [1] 2023-02-13T15:26:09.620Z catalog info Discovered ResourceEntity Red Hat Event (TEST, v1.1.1) type=plugin target=AapResourceEntityProvider:dev [1] 2023-02-13T15:26:09.819Z catalog info Discovered ResourceEntity Red Hat Event (PROD, v1.1.1) type=plugin target=AapResourceEntityProvider:dev [1] 2023-02-13T15:26:09.819Z catalog info Applying the mutation with 3 entities type=plugin target=AapResourceEntityProvider:dev
6.7.2. ユーザーの場合
6.7.2.1. Developer Hub AAP からのテンプレートへのアクセス
AAP バックエンドプラグインを正常に設定すると、ジョブテンプレートやワークフロージョブテンプレートなどのテンプレートが AAP から同期され、Developer Hub カタログページにリソースとして表示されます。
前提条件
- Developer Hub アプリケーションがインストールされ、実行中である。
- AAP バックエンドプラグインがインストールされている。インストールおよび設定の手順は、「AAP バックエンドプラグインのインストールおよび設定」 を参照してください。
手順
- Developer Hub アプリケーションを開き、Catalog ページに移動します。
ページの左側にある Kind ドロップダウンから Resource を選択し、 the Type ドロップダウンから job template または workflow job template を選択します。
AAP から利用可能なすべてのテンプレートのリストがページに表示されます。
リストからテンプレートを選択します。
OVERVIEW タブには、次のようなさまざまなカードが含まれています。
- About: テンプレートに関する詳細情報を提供します。
- Relations: テンプレートと関連する側面を視覚的に表示します。
- Links: AAP ダッシュボードへのリンクと、テンプレートの詳細ページへのリンクが含まれます。
- subcomponents: 関連するサブコンポーネントの一覧を表示します。