第8章 Red Hat Developer Hub の ServiceNow カスタムアクション
本章の機能はテクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、実稼働環境での Red Hat サービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされておらず、機能的に完全ではない可能性があるため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。これらの機能は、今後の製品機能への早期アクセスを提供することで、お客様が機能をテストし、開発プロセス中にフィードバックを提供できるようにしています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポートの詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
Red Hat Developer Hub では、カタログ内のリソースを取得して登録する ServiceNow カスタムアクション (カスタムアクション) にアクセスできます。
Developer Hub のカスタムアクションを使用すると、レコードの管理を容易化、自動化できます。カスタムアクションを使用すると、次の操作を実行できます。
- レコードの作成、更新、または削除
- 1 つまたは複数のレコードに関する情報の取得
8.1. Red Hat Developer Hub の ServiceNow カスタムアクションプラグインの有効化
Red Hat Developer Hub では、ServiceNow カスタムアクションはプリロードされたプラグインとして提供されますが、デフォルトでは無効になっています。次の手順でカスタムアクションプラグインを有効にできます。
前提条件
- Red Hat Developer Hub がインストールされ、実行されている。Developer Hub のインストールの詳細は、2章Red Hat Developer Hub のインストール を参照してください。
- Developer Hub でプロジェクトを作成している。
手順
カスタムアクションプラグインを有効にするには、プラグイン名を持つ
package
を追加し、Helm チャートのdisabled
フィールドを次のように更新します。global: dynamic: includes: - dynamic-plugins.default.yaml plugins: - package: ./dynamic-plugins/dist/janus-idp-backstage-scaffolder-backend-module-servicenow-dynamic disabled: false
注記プラグインのデフォルト設定は、
dynamic-plugins.default.yaml
ファイルから抽出されます。ただし、pluginConfig
エントリーを使用すると、デフォルト設定をオーバーライドできます。カスタムアクションにアクセスするには、Helm チャートで次の変数を設定します。
servicenow: # The base url of the ServiceNow instance. baseUrl: ${SERVICENOW_BASE_URL} # The username to use for authentication. username: ${SERVICENOW_USERNAME} # The password to use for authentication. password: ${SERVICENOW_PASSWORD}