第13章 Settings ページで RHDH メタデータカードをカスタマイズする
Red Hat Developer Hub の Settings ページには、RHDH メタデータ カードが含まれています。デフォルトでは、RHDH メタデータ カードには、Red Hat Developer Hub インスタンスの RHDH バージョン と Backstage バージョン が表示されます。Show more アイコンをクリックすると、カードが展開され、Upstream、Midstream、Build Time 情報も表示されます。
デフォルトをオーバーライドして、カード内の Red Hat Developer Hub インスタンスに関するカスタムビルド情報を表示できます。カードの内容だけでなく、カードのタイトルもカスタマイズできます。
手順
RHDH メタデータ カードをカスタマイズするには、次の手順を実行します。
app-config.yaml ファイルで、
buildinfo
フィールドを設定します。以下に例を示します。buildInfo: title: _<metadata_card_title>_ card: TechDocs builder: '_<techdocs_builder>_' Authentication provider: '_<authentication_provider>_' RBAC: disabled full: true
buildInfo: title: _<metadata_card_title>_ card: TechDocs builder: '_<techdocs_builder>_' Authentication provider: '_<authentication_provider>_' RBAC: disabled full: true
Copy to Clipboard Copied! 以下は、
- <metadata_card_title>
- カスタマイズされたカードに表示するタイトルを指定します。
- <techdocs_builder>
-
デフォルトのビルドストラテジーを使用するときに、ドキュメントを生成して公開するか、ドキュメントの取得のみを行うかを指定します。可能な値は
local
またはexternal
です。ドキュメントを生成して公開する場合は、app-config.yaml ファイルでtechdocs.builder
フィールドをlocal
に設定します。ドキュメントを生成および公開せずに取得だけする場合は、techdocs.builder
フィールドをexternal
に設定します。 - <authentication_provider>
-
使用する認証プロバイダーを指定します。値の例としては、
GitHub
またはGitLab
などがあります。 full
-
カスタマイズされたカードに表示される情報を指定します。可能な値は
true
またはfalse
です。true
に設定すると、この設定で指定された情報のみがカードに表示されます。false
に設定すると、指定された情報がビルドバージョンとともにカードに表示されます。デフォルト値はtrue
です。
結果
Settings ページには、Red Hat Developer Hub インスタンスに関するカスタムタイトルとカスタムビルド情報を含むカードが表示されます。