Eclipse 4.16 の使用


Red Hat Developer Tools 1

Eclipse 4.16 のインストールとアプリケーション開発の最初のステップ

概要

Red Hat Developer Tools をインストールして使用を開始するユーザー向けの情報。

第1章 Eclipse 4.16

Red Hat Enterprise Linux 7 および Red Hat Enterprise Linux 8 用の Red Hat Developer Tools は、Eclipse Foundation の 2020-06 リリーストレインに基づく Eclipse 4.16 を含む RHEL プラットフォーム上の開発者向け製品です。

Eclipse 開発環境は、開発プロセスの各フェーズにツールを提供します。RHEL 7 の Eclipse 4.16 は C、C++、および Java 開発をサポートしますが、RHEL 8 の Eclipse は Java 開発のみをサポートします。追加のコンポーネントをインストールできます。

Eclipse の詳細は、Eclipse Foundation のメインページ を参照してください。

Eclipse セッションの例

Eclipse はグラフィカル開発環境を提供するため、コマンドラインインターフェイスの代わりに使用されます。

Red Hat JBoss Middleware 用のアプリケーション開発方法の概要や OpenShift Tools のサポートについては、Red Hat Developer Studio を参照してください。

1.1. Red Hat Enterprise Linux 7 での Eclipse RPM へのアクセスの有効化

Eclipse は、RHEL 7 の Red Hat Developer Tools コンテンツセットの一部です。Eclipse をインストールするには、Red Hat Subscription Management ユーティリティーを使用して Red Hat Developer Tools、Red Hat Software Collections、および Optional リポジトリーを有効にします。

前提条件

  • ホストが登録され、サブスクリプションに割り当てられている。Red Hat Subscription Management を使用してシステムを登録し、サブスクリプションに関連付ける方法は、Red Hat Subscription Management のガイドを参照してください。

手順

以下のコマンドで使用するシステム バリアントworkstation または server のいずれかで選択します。Red Hat は、幅広い開発ツールへアクセスするためにも server を選択することを推奨します。

  1. Red Hat Developer Tools にアクセスするには、rhel-7-variant-devtools-rpms リポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable rhel-7-variant-devtools-rpms
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  2. Red Hat Software Collections にアクセスするには、rhel-variant-rhscl-7-rpms リポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable rhel-variant-rhscl-7-rpms
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  3. 追加のコンポーネントにアクセスするには、rhel-7-variant-optional-rpms リポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable rhel-7-variant-optional-rpms
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オプション: Red Hat Developer Tools debuginfo リポジトリーの有効化

Red Hat Developer Tools は、リポジトリーに含まれるすべてのアーキテクチャー依存 RPM の debuginfo パッケージも提供します。これらのパッケージは、コアファイル分析や Eclipse 自体のデバッグに役立ちます。

手順

  • Red Hat Developer Tools の debuginfo リポジトリーを有効にします。variant は、Red Hat Enterprise Linux システムバリアント (server または workstation) に置き換えます。

    # subscription-manager repos --enable rhel-7-variant-devtools-debug-rpms
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  • Red Hat Software Collections debuginfo リポジトリーを有効にします。
# subscription-manager repos --enable rhel-__variant__-rhscl-7-debug-rpms
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関連情報

1.2. Eclipse のインストール

Eclipse をインストールする方法を説明します。

前提条件

手順

  • RHEL 7 では、以下のコマンドを実行します。
# yum install rh-eclipse
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  • RHEL 8 では、以下のコマンドを実行します。
# yum module install eclipse
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1.2.1. RHEL 8 用の追加の Eclipse コンポーネントのインストール

RHEL 8 の Eclipse 4.16 は Java 開発をサポートします。たとえば CC++ または Git をサポートするために、アップストリームリポジトリーからさらにコンポーネントをインストールするには、Install New Software ウィザードまたは Eclipse Marketplace Client を使用します。

手順

1.2.1.1. 例: Eclipse Marketplace Client を使用した C および C++ Development Tooling (CDT) のインストール

前提条件

  • Eclipse Marketplace Client がインストールされている。

Install New Software ウィザードを使用して Eclipse Marketplace Client をインストールするには、メインメニューで Help > Install New Software を選択し、Work with: --All Available Sites-- を選択して、General Purpose Tools タブで Marketplace Client を選択します。Next > をクリックし、画面の指示に従います。

  • コマンドラインから Eclipse Marketplace Client をインストールするには、Eclipse が実行されていないときに次のコマンドを実行します。
$ eclipse -noSplash -application org.eclipse.equinox.p2.director -repository https://download.eclipse.org/releases/2020-09 -i org.eclipse.epp.mpc.feature.group
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Eclipse Marketplace Client がインストールされます。

手順

  1. メインメニューから Help > Eclipse Marketplace を選択します。
  2. Eclipse Marketplace で Find フィールドを使用して必要なコンポーネントを検索し (この場合は CDT)、Go を押します。

  3. Install ボタンをクリックしてインストールを開始し、画面の指示に従います。

関連情報

1.3. Eclipse の起動

1.3.1. GUI からの Eclipse の起動

GUI から Eclipse を起動するには、以下の手順を実行します。

  • Applications > Programming > Red Hat Eclipse の順にクリックします。

1.3.2. コマンドラインからの Eclipse の起動

コマンドラインから Eclipse を起動するには、シェルプロンプトで以下を入力します。

  • RHEL 7 の場合:

    $ scl enable rh-eclipse eclipse
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  • RHEL 8 の場合:

    $ eclipse
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Eclipse の起動時に、プロジェクトの ワークスペース ディレクトリーを選択するように求められます。~/workspace/ (デフォルトのオプション) を使用するか、Browse をクリックしてカスタムディレクトリーを選択します。また、Use this as the default and do not ask again を選択すると、Eclipse がこのダイアログボックスを再度表示しなくなります。OK をクリックして選択を確定し、起動を続行します。

1.4. Eclipse コンポーネント

Eclipse 開発環境は、RPM パッケージのセットとして提供されます。このセットには、次の Eclipse コンポーネントが含まれています。

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表1.1 RHEL 7 の Eclipse コンポーネント
パッケージ説明

rh-eclipse-eclipse-cdt

C/C++ Development Tooling (CDT) は、これらの 2 つの言語で開発するための機能およびプラグインを提供します。

rh-eclipse-eclipse-changelog

ChangeLog プラグインを使用すると、変更ログファイルを作成および管理できます。

rh-eclipse-eclipse-egit

Eclipse のチームプロバイダーである EGit は、Git リポジトリーと対話するための機能とプラグインを提供します。

rh-eclipse-eclipse-emf

Eclipse Modeling Framework (EMF) を使用すると、構造化データモデルに基づいてアプリケーションを構築できます。

rh-eclipse-eclipse-gcov

GCov プラグインは、GCov テストカバレッジプログラムを Eclipse と統合します。

rh-eclipse-eclipse-gef

Graphical Editing Framework (GEF) を使用すると、既存のアプリケーションモデルから機能豊富なグラフィカルエディターを作成できます。

rh-eclipse-eclipse-gprof

Gprof プラグインは、Gprof パフォーマンス分析ユーティリティーを Eclipse と統合します。

rh-eclipse-eclipse-jdt

Eclipse Java 開発ツール (JDT) プラグイン。

rh-eclipse-eclipse-jgit

JGit は、Git リビジョン管理システムの Java 実装です。

rh-eclipse-eclipse-manpage

Man Page プラグインを使用すると、Eclipse でマニュアルページを表示できます。

rh-eclipse-eclipse-mpc

Eclipse Marketplace Client。

rh-eclipse-eclipse-pde

Eclipse プラグインを開発するためのプラグイン開発環境。

rh-eclipse-eclipse-perf

Perf プラグインは、perf ツールを Eclipse と統合します。

rh-eclipse-eclipse-pydev

Eclipse 用のフル機能の Python IDE。

rh-eclipse-eclipse-remote

Remote Services プラグインは、拡張可能な remote-services フレームワークを提供します。

rh-eclipse-eclipse-rpm-editor

Eclipse Spec File Editor を使用すると、RPM スペックファイルを維持できます。

rh-eclipse-eclipse-systemtap

SystemTap プラグインは、SystemTap と Eclipse を統合します。

rh-eclipse-eclipse-subclipse

Eclipse のチームプロバイダーである Subclipse を使用すると、Subversion リポジトリーと対話できます。

rh-eclipse-eclipse-valgrind

Valgrind プラグインは、Valgrind を Eclipse と統合します。

rh-eclipse-eclipse-webtools

Eclipse Webtools プラグイン。

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表1.2 RHEL 8 の Eclipse コンポーネント
パッケージ説明

eclipse-emf

Eclipse Modeling Framework (EMF) を使用すると、構造化データモデルに基づいてアプリケーションを構築できます。

eclipse-jdt

Eclipse Java 開発ツール (JDT) プラグイン。

eclipse-pde

Eclipse プラグインを開発するためのプラグイン開発環境。

1.5. 関連情報

Eclipse とそのすべての機能の詳細な説明は、このドキュメントの対象外です。詳細は、次のリソースを参照してください。

インストールされているドキュメント

  • Eclipse には、統合された各機能とツールに関する幅広いドキュメントを提供するヘルプシステムが組み込まれています。これには、Eclipse のメインメニュー (Help > Help Contents) からアクセスできます。

その他のリソース

  • 最新バージョンの Eclipse 開発環境の機能および改善点の一部を、2章Eclipse 4.16 の変更点 で紹介しています。

第2章 Eclipse 4.16 の変更点

Eclipse 4.16 には、バグ修正や機能拡張が数多く提供される 2020-06 リリーストレインの Red Hat Developer Tools およびプラグインが同梱されています。

このセクションでは、このリリースの主な新機能と互換性の変更点を紹介します。

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表2.1 RHEL 7 の重要なパッケージの更新

eclipse 4.15 → 4.16

Eclipse IDE および JDT/PDE プラグインがバージョン 4.16 に更新されました。より詳細な変更点のリストは、Eclipse 4.16 - New and Noteworthy ページを参照してください。

主な機能強化は、次のとおりです。

  • Java 14 が Java Development Tooling (JDT) でサポートされるようになりました。コンパイラー設定で Java 14 プレビュー機能を有効にできます。
  • レコードタイプの新しいコードクリーンアップオプションとコードフォーマットオプション。
  • Apache Ant の統合バージョンがバージョン 1.10.8 にアップグレードされました。
  • JUnit5 の統合バージョンがバージョン 5.6.2 にアップグレードされました。
  • プレゼンテーションモードが改善され、呼び出されたコマンドを画面に表示できるようになりました。
  • 明るいテーマと暗いテーマのルックアンドフィールの更新。

eclipse-cdt 9.11.0 → 9.11.1

C/C++ Development Tooling がバージョン 9.11.1 に更新されました。詳細は、アップストリームの CDT 9.11.1 リリースノート を参照してください。

  • このマイナーアップデートには、ターミナルビュー、インデクサー、およびコードフォーマッターのさまざまな修正が含まれています。

eclipse-linuxtools 7.6.0 → 7.7.0

Linux Tools プラグインがバージョン 7.7.0 に更新されました。詳細は、アップストリームの Linux Tools 7.7.0 リリースノート を参照してください。

  • この更新で、Docker Tooling が Linux Tools に同梱されなくなりました。Docker サポートが必要な場合は、Eclipse Marketplace からインストールできます。

Eclipse-pydev 7.5.0 → 7.6.0

PyDev プラグインがバージョン 7.6.0 に更新され、デバッガーが改善され、Red Hat Software Collections (RHSCL) の Python 3.8 のサポートが追加されました。詳細は、アップストリームの PyDev 7.6.0 リリースノート を参照してください。

eclipse-egit/jgit 5.7.0 → 5.8.0

Git 統合プラグインがバージョン 5.8.0 に更新されました。詳細は、アップストリームの EGit 5.8.0 リリースノート および JGit 5.8.0 リリースノート を参照してください。

以下は、主な変更点です。

  • 差分ビューアーのアウトラインが改善されました。
  • リポジトリービューで、タグをフィルター処理できるようになりました。
  • ローカル Git バンドルファイルからのクローン作成のサポートが追加されました。

eclipse-webtools 3.17.0 → 3.18.0

Web Tools Platform がバージョン 3.18.0 に更新されました。詳細は、アップストリームの Web Tools Platform 3.18 - New and Noteworthy および Web Tools Platform 3.18 - New and Noteworthy ページを参照してください。

以下は、主な変更点です。

  • Java 14 のサポートがファセットプロジェクトに追加されました。
  • エディターのルックアンドフィールのカスタマイズが改善されました。

eclipse-m2e 1.15.0 → 1.16.0

Maven 統合プラグインがバージョン 1.16.0 に更新されました。

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表2.2 RHEL 8 の重要なパッケージの更新

eclipse 4.15 → 4.16

Eclipse IDE および JDT/PDE プラグインがバージョン 4.16 に更新されました。より詳細な変更点のリストは、Eclipse 4.16 - New and Noteworthy ページを参照してください。

主な機能強化は、次のとおりです。

  • Java 14 が Java Development Tooling (JDT) でサポートされるようになりました。コンパイラー設定で Java 14 プレビュー機能を有効にできます。
  • レコードタイプの新しいコードクリーンアップオプションとコードフォーマットオプション。
  • Apache Ant の統合バージョンがバージョン 1.10.8 にアップグレードされました。
  • JUnit5 の統合バージョンがバージョン 5.6.2 にアップグレードされました。
  • プレゼンテーションモードが改善され、呼び出されたコマンドを画面に表示できるようになりました。
  • 明るいテーマと暗いテーマのルックアンドフィールの更新。
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表2.3 RHEL 7 の非推奨の機能

Docker Tooling プラグイン

Docker Tooling は、Linux Tools プラグインの一部として提供されなくなりました。Docker サポートが必要な場合は、Eclipse Marketplace からインストールできます。

Javascript Development Tools (JSDT)

JSDT は、webtools コンポーネントの一部として提供されなくなりました。JavaScript プロジェクトを開発するには、Eclipse Marketplace から Wild Web Developer をインストールします。

Dali JPA ツール

Dali は、webtools コンポーネントの一部として提供されなくなりました。JPA/データベースのサポートが必要な場合は、Install New Software ダイアログから Dali をインストールできます。

Mylyn

Mylyn Task-Focused UI は、Eclipse の一部として提供されなくなりました。必要に応じて、Eclipse Marketplace からインストールします。

関連情報

新機能の使用方法は、Eclipse の インストールされているドキュメント を参照してください。

第3章 Eclipse 4.16 の既知の問題

このセクションでは、Eclipse 4.16 の既知の問題を説明します。

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表3.1 RHEL 7 および RHEL 8 の既知の問題

Initializing Eclipse Error Reporting System エラー

このエラーは、古いバージョンの Eclipse で作成されたワークスペースを実行すると発生します。

この問題を回避するには、-clean オプションを指定して Eclipse を起動し、依存関係解決キャッシュを削除します。

  • RHEL 7 の場合:

    $ scl enable rh-eclipse "eclipse -clean"
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  • RHEL 8 の場合:

    $ eclipse -clean
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このエラーメッセージが表示されることなく、Eclipse が起動します。

NullPointerExceptions

サードパーティーの更新サイトからプラグインをインストールすると、NullPointerException が発生することがあります。その場合、Eclipse は起動に失敗し、ワークスペースのログファイルに NullPointerException が記録されます。

この問題を回避するには、-clean オプションを指定して Eclipse を再起動して、依存関係解決キャッシュを削除します。

  • RHEL 7 の場合:

    $ scl enable rh-eclipse "eclipse -clean"
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  • RHEL 8 の場合:

    $ eclipse -clean
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

Eclipse が正常に起動します。

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表3.2 RHEL 7 の既知の問題

Debuginfo パッケージの競合

rh-eclipse-eclipse-cdt-debuginfo などの Eclipse コレクションの debuginfo パッケージをインストールすると、その内容が以前のコレクションの同じパッケージと競合する場合があります。その結果、rh-eclipse48 コレクションの同じ debuginfo パッケージがインストールされている場合、rh-eclipse debuginfo パッケージのインストールに失敗することがあります。

rh-eclipse コレクションに debuginfo を使用するには、まず次のコマンドを使用して rh-eclipse48 コレクションから debuginfo パッケージをアンインストールします。

$ yum remove rh-eclipse48*debuginfo
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rh-eclipse コレクションからの debuginfo パッケージのインストールが正常に実行されます。

RHSCL rh-maven33-scldevelrh-maven35-scldevel パッケージ間の競合

この競合は、オプションの rh-eclipse-scldevel パッケージに影響します。

rh-eclipse-scldevel パッケージと rh-eclipse46-scldevel パッケージを並存させることはできません。

rh-eclipse-tycho パッケージが以前のコレクションの同じパッケージと競合する (例: rh-eclipse48-tycho)

結果として、rh-eclipse48-tycho パッケージがすでにインストールされていると、rh-eclipse-tycho パッケージのインストールが失敗する可能性があります。

Tycho が必要なのは、Eclipse をビルドまたは再ビルドする場合、またはそのプラグインに Tycho が必要な場合のみです。必要に応じて、以下のコマンドを使用して rh-eclipse-tycho パッケージをインストールする前に rh-eclipse48-tycho パッケージをアンインストールします。

$ yum remove rh-eclipse48-tycho
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これで rh-eclipse-tycho パッケージのインストールが成功するようになります。

pip 統合で PyDev ユーザーに問題が発生する可能性がある

システムまたは RHSCL Python によって事前にインストールされているモジュールは、pip でアンインストールできません。アンインストールしようとすると、permission denied エラーが発生します。

Python モジュールを管理するための PyDev ショートカットが機能しない

Ctrl+2 ショートカットを使用して pip を選択しても、適切に機能しません。したがって、このショートカットを使用しようとすると、ワークスペースログに SWTException が記録されます。

ユーザーは、PyDev > Interpreters 設定を使用して Python モジュールを引き続き管理できます。

Eclipse Subclipse とベース RHEL Subversion 間の非互換性

Eclipse Subclipse で作成した Subversion リポジトリーのワーキングコピーは、Subversion のベース RHEL バージョンと互換性がありません。このような作業コピーで svn コマンドを使用すると、以下のエラーが発生する可能性があります。

$ svn up
svn: E155021: This client is too old to work with the working copy
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この問題を回避するには、コマンドラインで、Eclipse Subclipse によって使用される Subversion の Pure Java 実装を使用します。

# yum install rh-eclipse-svnkit-cli # Command line support for SVNKit
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これで、svn コマンドを通常使用する場所で svn を使用できます。

$ jsvn up
Updating '.':
At revision 16476.
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表3.3 RHEL 8 の既知の問題

Eclipse モジュールと pki-deps モジュールを同時にインストールできない

Eclipse モジュールと pki-deps モジュールを RHEL 8.3.0 に同時にインストールすることはできません。これは、異なるバージョンに同じパッケージが含まれていて、競合が発生するためです。

Eclipse プロファイルの削除

未使用のプロファイル ceverything が Eclipse モジュールから削除されました。

古いプロファイルがインストールされているかどうかを確認するには、次を実行します。

# yum module list eclipse
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インストールされたプロファイルには、名前の横に [i] という記号があります。

Eclipse モジュールに正しいメタデータが含まれていることを確認するには、未使用のプロファイルを削除し、Java プロファイルを使用してモジュールを再インストールします。

# yum module remove -y eclipse
# yum module reset -y eclipse
# yum clean all
# yum module -y install eclipse:rhel8/java
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Eclipse モジュールを最初からインストールするには、Java プロファイルを使用します。

# yum module -y install eclipse:rhel8/java
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