1.6. Eclipse 4.19 の既知の問題
このセクションでは、Eclipse 4.19 の既知の問題を説明します。
RHEL 7 の既知の問題
Initializing Eclipse Error Reporting System
エラーこのエラーは、古いバージョンの Eclipse で作成されたワークスペースを実行すると発生します。
この問題を回避するには、
-clean
オプションを指定して Eclipse を起動し、依存関係解決キャッシュを削除します。$ scl enable rh-eclipse "eclipse -clean"
このエラーメッセージが表示されることなく、Eclipse が起動します。
- NullPointerExceptions
サードパーティーの更新サイトからプラグインをインストールすると、NullPointerException が発生することがあります。その場合、Eclipse は起動に失敗し、ワークスペースのログファイルに
NullPointerException
が記録されます。この問題を回避するには、
-clean
オプションを指定して Eclipse を再起動して、依存関係解決キャッシュを削除します。RHEL 7 の場合:
$ scl enable rh-eclipse "eclipse -clean"
Eclipse が正常に起動します。
rh-eclipse-tycho
パッケージが、以前のコレクションと同じパッケージと競合する例:
rh-eclipse48-tycho
:結果として、
rh-eclipse48-tycho
パッケージがすでにインストールされていると、rh-eclipse-tycho
パッケージのインストールが失敗する可能性があります。Tycho が必要なのは、Eclipse をビルドまたは再ビルドする場合、またはそのプラグインに Tycho が必要な場合のみです。必要に応じて、以下のコマンドを使用して
rh-eclipse-tycho
パッケージをインストールする前にrh-eclipse48-tycho
パッケージをアンインストールします。$ yum remove rh-eclipse48-tycho
これで
rh-eclipse-tycho
パッケージのインストールが成功するようになります。rh-eclipse-scldevel
パッケージが、以前のコレクションと同じパッケージと競合する例:
rh-maven36-scldevel
:結果として、
rh-maven35-scldevel
パッケージがすでにインストールされていると、rh-maven36-scldevel
パッケージのインストールが失敗する可能性があります。この問題を解決するには、以下のコマンドを使用して、新しいバージョンの
rh-eclipse-scldevel
をインストールする前にrh-maven35-scldevel
パッケージをアンインストールします。$ yum remove rh-maven35-scldevel
これで
rh-eclipse-scldevel
のインストールが成功するようになります。