2.9. Rust プロジェクト依存関係の設定
Cargo ビルドツールを使用して Rust プロジェクトの依存関係を設定します。Cargo が管理するプロジェクトの依存関係を指定するには、プロジェクトディレクトリーの Cargo.toml ファイルを編集して、プロジェクトを再ビルドします。Cargo は、Rust コードパッケージとその依存関係のダウンロード、それらのローカルへの保存、依存関係コードパッケージを含むすべてのプロジェクトソースコードのビルド、生成される実行ファイルの実行を行います。
前提条件
-
ビルド済みの Rust プロジェクトがある。
Rust プロジェクトのビルド方法は、Rust プロジェクトのビルド を参照してください。
手順
-
プロジェクトディレクトリーで
Cargo.tomlファイルを開きます。 セクションラベル
[dependencies]に移動します。
各依存関係は、次の形式で新しい行に一覧表示されます。crate_name = version
Rust コードパッケージは crates と呼ばれます。
- 依存関係を編集します。
以下を実行してプロジェクトを再ビルドします。
Red Hat Enterprise Linux 7 の場合
$ scl enable rust-toolset-1.66 'cargo build'
Red Hat Enterprise Linux 8 の場合
$ cargo build
Red Hat Enterprise Linux 9 の場合
$ cargo build
以下のコマンドを使用してプロジェクトを実行します。
Red Hat Enterprise Linux 7 の場合
$ scl enable rust-toolset-1.66 'cargo run'
Red Hat Enterprise Linux 8 の場合
$ cargo run
Red Hat Enterprise Linux 9 の場合
$ cargo run
関連情報
- Rust 依存関係の設定に関する詳細は、The Cargo Book — Specifying Dependencies を参照してください。
