Rust Toolset の使用

Red Hat Developer Tools 2019.3

Rust Toolset 1.35.0 のインストールおよび使用

Peter Macko

pmacko@redhat.com

Kevin Owen

Vladimir Slavik

Red Hat Developer Group Documentation Team devtools-docs@redhat.com

法律上の通知

概要

Rust Toolset は、Red Hat Enterprise Linux プラットフォームで開発者向けの Red Hat 製品です。『Rust Toolset ユーザーガイド』では、この製品の概要、ツールの Rust Toolset バージョンの呼び出しおよび使用方法、および詳細な情報を含むリソースへのリンクを説明します。

第1章 Rust Toolset
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1.1. Rust Toolset について
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Rust Toolset は、Red Hat Enterprise Linux プラットフォームで開発者向けの Red Hat 製品です。Rust Toolset 1.41 は、Rust プログラミング言語コンパイラー rustc、cargo ビルドツールおよび依存マネージャー、cargo-vendor プラグイン、rustfmt プラグイン、および必要なライブラリーを提供します。

Rust Toolset は、Red Hat Enterprise Linux 7 の一部として配布されており、Red Hat Enterprise Linux 8 でモジュールとして利用できます。

以下のコンポーネントは、Rust Toolset の一部として利用できます。

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表1.1 Rust Toolset コンポーネント
名前	バージョン	説明
rust	1.35.0	LLVM 用の Rust コンパイラーフロントエンド。
cargo	1.35.0	Rust のビルドシステムおよび依存関係マネージャー。
cargo-vendor	0.1.23	ベンダー crates.io 依存関係に対する cargo サブコマンド。
rustfmt	1.35.0	Rust コードの自動フォーマットを行うためのツール。

1.2. 互換性
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Rust Toolset は、Red Hat Enterprise Linux 7 および Red Hat Enterprise Linux 8 では、以下のアーキテクチャーで利用できます。

64 ビット Intel および AMD アーキテクチャー
64 ビット ARM アーキテクチャー
IBM Power Systems アーキテクチャー
IBM Power Systems アーキテクチャーのリトルエンディアンバリアント
IBM Z Systems アーキテクチャー

1.3. Red Hat Enterprise Linux 7 で Rust Toolset へのアクセス
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Rust Toolset は、Red Hat Developer Tools コンテンツセットの一部として配布されるオファリングです。Red Hat Enterprise Linux 7 のデプロイメントをご利用いただけます。Rust Toolset をインストールするには、Red Hat Subscription Management を使用して Red Hat Developer Tools および Red Hat Software Collections リポジトリーを有効にし、システムに Red Hat Developer Tools GPG キーを追加します。

rhel-7-variant-devtools-rpms リポジトリーを有効にするには、以下を行います。
```
subscription-manager repos --enable rhel-7-variant-devtools-rpms
```
```
# subscription-manager repos --enable rhel-7-variant-devtools-rpms
```
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variant を、Red Hat Enterprise Linux システムのバリアント (server または workstation) に置き換えます。
注記
Red Hat Enterprise Linux Server を使用して、最も幅広い開発ツールにアクセスすることを検討してください。
rhel-variant-rhscl-7-rpms リポジトリーを有効にします。
```
subscription-manager repos --enable rhel-variant-rhscl-7-rpms
```
```
# subscription-manager repos --enable rhel-variant-rhscl-7-rpms
```
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variant を、Red Hat Enterprise Linux システムのバリアント (server または workstation) に置き換えます。

Red Hat Developer Tools キーをシステムに追加します。

cd /etc/pki/rpm-gpg
wget -O RPM-GPG-KEY-redhat-devel https://www.redhat.com/security/data/a5787476.txt
rpm --import RPM-GPG-KEY-redhat-devel

# cd /etc/pki/rpm-gpg
# wget -O RPM-GPG-KEY-redhat-devel https://www.redhat.com/security/data/a5787476.txt
# rpm --import RPM-GPG-KEY-redhat-devel

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サブスクリプションがシステムに割り当てられ、リポジトリーを有効にしたら、「Rust Toolset のインストール」の説明に従って Red Hat Rust Toolset をインストールできます。

1.4. Rust Toolset のインストール
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Rust Toolset は、Red Hat Enterprise Linux に含まれる標準のパッケージ管理ツールを使用してインストール、更新、アンインストール、および検査できる RPM パッケージのコレクションとして配布されています。Rust Toolset を Red Hat Enterprise Linux 7 システムにインストールするには、Red Hat Developer Tool コンテンツセットへのアクセスを提供する有効なサブスクリプションが必要です。Red Hat Enterprise Linux 7 システムを適切なサブスクリプションに関連付け、Rust Toolset にアクセスする方法は、「Red Hat Enterprise Linux 7 で Rust Toolset へのアクセス」を参照してください。

重要

Rust Toolset をインストールする前に、利用可能なすべての Red Hat Enterprise Linux 更新をインストールします。

オペレーティングシステムの Rust Toolset に含まれるすべてのコンポーネントをインストールします。
- Red Hat Enterprise Linux 7 で、rust-toolset-1.35 パッケージをインストールします。
  # yum install rust-toolset-1.35
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- Red Hat Enterprise Linux 8 に、rust-toolset モジュールをインストールします。
  # yum module install rust-toolset
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  これにより、すべての開発およびデバッグツール、および依存するパッケージがシステムにインストールされます。特に、Rust Toolset には Clang および LLVM Toolset の依存関係があります。

1.5. 関連資料
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Rust プログラミング言語の詳細な説明と、その機能はすべて本ガイドの対象外です。詳細は、以下に記載のドキュメントを参照してください。

インストール可能なドキュメント

HTML 形式で、The Rust Programming Language および API ドキュメントをインストールします。
- Red Hat Enterprise Linux 7 で、rust-toolset-1.35-rust-doc パッケージをインストールします。
  # yum install rust-toolset-1.35-rust-doc
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  本書は、/opt/rh/rust-toolset-1.35/usr/share/doc/rust/html/index.htmlでご利用いただけます。
  すべての crates の API ドキュメントは、/opt/rh/rust-toolset-1.35/usr/share/doc/rust/html/std/index.html で HTML 形式で入手できます。
- Red Hat Enterprise Linux 8 で、rust-doc パッケージをインストールします。
  # yum install rust-doc
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  本書は、/usr/share/doc/rust/html/index.htmlでご利用いただけます。
  すべての crates の API ドキュメントは、/usr/share/doc/rust/html/std/index.html で HTML 形式で入手できます。

オンラインドキュメント

Rust documentation: アップストリームの Rust ドキュメント

第2章 cargo
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cargo は、Rust プログラミング言語を使用して開発するためのツールです。cargo は以下のロールに対応します。

Rust コンパイラー rustc のビルドツールおよびフロントエンド。
注記
rustc よりも cargo の使用を検討してください。
パッケージおよび依存関係マネージャー。
cargo により、Rust プロジェクトは特定のバージョン要件で依存関係を宣言できます。cargo は完全な依存関係グラフを解決し、必要に応じてパッケージをダウンロードし、プロジェクト全体をビルドおよびテストします。

Rust Toolset には、cargo 1.35.0 が同梱されています。

2.1. cargo のインストール
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Rust Toolset をインストールします。「Rust Toolset のインストール」を参照してください。
注記
Rust Toolset の一部として、cargo がインストールされます。
Red Hat Enterprise Linux 7 では、rust-toolset-1.35-cargo パッケージで cargo が提供されます。
Red Hat Enterprise Linux 8 では、rust-toolset モジュールにより cargo が提供されます。

2.2. 新規プロジェクトの作成
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コマンドラインで Rust プログラムを作成するには、以下のように cargo ツールを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'cargo new --bin project_name'

$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo new --bin project_name'

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
cargo new --bin project_name
```
```
$ cargo new --bin project_name
```
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これにより、Cargo.toml という名前のテキストファイルを含む project_name ディレクトリーと、main.rs という名前のテキストファイルを含むサブディレクトリー src が作成されます。

プロジェクトを設定し、依存関係を追加するには、ファイル Cargo.toml を編集します。「プロジェクト依存関係の設定」を参照してください。

プロジェクトコードを編集するには、必要に応じて、main.rs ファイルを編集し、src サブディレクトリーに新しいソースファイルを追加します。

プログラムではなく cargo パッケージのプロジェクトを作成するには、以下のようにコマンドラインで cargo ツールを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'cargo new --lib project_name'

$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo new --lib project_name'

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
cargo new --lib project_name
```
```
$ cargo new --lib project_name
```
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Red Hat Enterprise Linux 7 で scl ユーティリティーを使用してコマンドを実行すると、利用可能な Rust Toolset バイナリーで実行することができることに注意してください。これにより、Rust Toolset cargo コマンドでシェルセッションを直接実行できるようになります。

scl enable rust-toolset-1.35 'bash'

$ scl enable rust-toolset-1.35 'bash'

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例2.1 cargo を使用したプロジェクトの作成

helloworld という名前の新規 Rust プロジェクトを作成します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'cargo new --bin helloworld'
     Created binary (application) helloworld project

$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo new --bin helloworld'
     Created binary (application) helloworld project

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:

cargo new --bin helloworld
     Created binary (application) helloworld project

$ cargo new --bin helloworld
     Created binary (application) helloworld project

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結果を確認します。

cd helloworld
tree
.
├── Cargo.toml
└── src
    └── main.rs

1 directory, 2 files
cat src/main.rs
fn main() {
    println!("Hello, world!");
}

$ cd helloworld
$ tree
.
├── Cargo.toml
└── src
    └── main.rs

1 directory, 2 files
$ cat src/main.rs
fn main() {
    println!("Hello, world!");
}

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プロジェクトメタデータを追跡するためのファイルと、メインのソースコードファイル main.rs が含まれるサブディレクトリー src とともに、ディレクトリー helloworld がプロジェクト Cargo.toml 用に作成されます。

ソースコードファイル main.rs は cargo によって、サンプル hello world プログラムに初期化されています。

注記

tree ツールは、デフォルトの Red Hat Enterprise Linux リポジトリーから利用できます。インストールするには、以下を行います。

yum install tree

# yum install tree

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2.3. プロジェクトのビルド
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コマンドラインで Rust プロジェクトをビルドするには、プロジェクトディレクトリーに移動し、以下のように cargo ツールを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:
```
scl enable rust-toolset-1.35 'cargo build'
```
```
$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo build'
```
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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
cargo build
```
```
$ cargo build
```
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これにより、プロジェクトのすべての依存関係が解決され、不足している依存関係がダウンロードされ、rustc コンパイラーを使用してプロジェクトをコンパイルします。

デフォルトでは、プロジェクトはデバッグモードでビルドおよびコンパイルされます。リリースモードでプロジェクトをビルドするには、以下のように --release オプションを指定して cargo ツールを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'cargo build --release'

$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo build --release'

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
cargo build --release
```
```
$ cargo build --release
```
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例2.2 cargo を使用したプロジェクトのビルド

この例では、例2.1「cargo を使用したプロジェクトの作成」従って Rust プロジェクト helloworld を正常に作成していることを前提としています。

ディレクトリーに移動してhelloworld、プロジェクトをビルドします。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'cargo build'
   Compiling helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.51 secs

$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo build'
   Compiling helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.51 secs

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:

cargo build
   Compiling helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.51 secs

$ cargo build
   Compiling helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.51 secs

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結果を確認します。

tree
.
├── Cargo.lock
├── Cargo.toml
├── src
│   └── main.rs
└── target
    └── debug
        ├── build
        ├── deps
        │   └── helloworld-b7c6fab39c2d17a7
        ├── examples
        ├── helloworld
        ├── helloworld.d
        ├── incremental
        └── native

8 directories, 6 files

$ tree
.
├── Cargo.lock
├── Cargo.toml
├── src
│   └── main.rs
└── target
    └── debug
        ├── build
        ├── deps
        │   └── helloworld-b7c6fab39c2d17a7
        ├── examples
        ├── helloworld
        ├── helloworld.d
        ├── incremental
        └── native

8 directories, 6 files

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ディレクトリー target から開始して、サブディレクトリー構造が作成されました。このプロジェクトはデバッグモードでビルドされているため、実際のビルド出力は追加のサブディレクトリー debug に含まれます。実際に生成される実行可能ファイルは target/debug/helloworld です。

注記

tree ツールは、デフォルトの Red Hat Enterprise Linux リポジトリーから利用できます。インストールするには、以下を行います。

yum install tree

# yum install tree

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2.4. プログラムの確認
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cargo が管理する Rust プログラムを構築するには、コマンドラインでプロジェクトディレクトリーに移動し、以下のように cargo ツールを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:
```
scl enable rust-toolset-1.35 'cargo check'
```
```
$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo check'
```
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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
cargo check
```
```
$ cargo check
```
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注記

実行可能なコードが必要ない場合は、Rust プログラム有効性の検証に cargo build ではなく cargo check を使用することを検討してください。この cargo check コマンドは、実行可能なコードを生成しないため、cargo build コマンドを使用した完全なプロジェクトビルドよりも高速です。

デフォルトでは、プロジェクトはデバッグモードでチェックされます。リリースモードでプロジェクトを確認するには、以下のように --release オプションを指定して cargo ツールを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'cargo check --release'

$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo check --release'

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
cargo check --release
```
```
$ cargo check --release
```
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例2.3 cargo でのプログラムの確認

この例では、例2.2「cargo を使用したプロジェクトのビルド」従って Rust プロジェクト helloworld を正常に構築していることを前提としています。

ディレクトリー helloworld に移動し、プロジェクトを確認します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'cargo check'
   Compiling helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.5 secs

$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo check'
   Compiling helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.5 secs

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:

cargo check
   Compiling helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.5 secs

$ cargo check
   Compiling helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.5 secs

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プロジェクトがチェックされ、cargo build コマンドの出力に似ています。ただし、実行ファイルは生成されません。これを確認するには、現在の時間を実行ファイルのタイムスタンプと比較します。

date
Fri Oct 13 08:53:21 CEST 2017
ls -l target/debug/helloworld
-rwxrwxr-x. 2 vslavik vslavik 252624 Oct 13 08:48 target/debug/helloworld

$ date
Fri Oct 13 08:53:21 CEST 2017
$ ls -l target/debug/helloworld
-rwxrwxr-x. 2 vslavik vslavik 252624 Oct 13 08:48 target/debug/helloworld

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2.5. プログラムの実行
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コマンドラインで cargo によってプロジェクトとして管理される Rust プログラムを実行するには、以下のようにプロジェクトディレクトリーに移動し、cargo ツールを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:
```
scl enable rust-toolset-1.35 'cargo run'
```
```
$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo run'
```
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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
cargo run
```
```
$ cargo run
```
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プログラムがビルドされていない場合、cargo はプログラムを実行する前にビルドを実行します。

注記

開発中は、cargo を使用して Rust プログラムを実行することを検討してください。これは、ビルドモードとは独立して、出力パスを正しく解決します。

デフォルトでは、プロジェクトはデバッグモードでビルドされます。実行前にリリースモードでプロジェクトをビルドするには、以下のように --release オプションを指定して cargo ツールを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'cargo run --release'

$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo run --release'

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
cargo run --release
```
```
$ cargo run --release
```
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例2.4 cargo でのプログラムの実行

この例では、例2.2「cargo を使用したプロジェクトのビルド」従って Rust プロジェクト helloworld を正常に構築していることを前提としています。

ディレクトリー helloworld に移動し、プロジェクトを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'cargo run'
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.0 secs
     Running target/debug/helloworld
Hello, world!

$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo run'
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.0 secs
     Running target/debug/helloworld
Hello, world!

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:

cargo run
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.0 secs
     Running target/debug/helloworld
Hello, world!

$ cargo run
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.0 secs
     Running target/debug/helloworld
Hello, world!

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cargo はまずプロジェクトを再構築し、作成された実行ファイルを実行します。

この例では、最後のビルド以降にソースコードに変更がありませんでした。そのため、cargo は実行可能ファイルを再構築する必要はなく、現時点では受け入れるだけでした。

2.6. プロジェクトテストの実行
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コマンドラインで cargo プロジェクトでテストを実行するには、プロジェクトディレクトリーに移動し、以下のように cargo ツールを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:
```
scl enable rust-toolset-1.35 'cargo test'
```
```
$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo test'
```
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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
cargo test
```
```
$ cargo test
```
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デフォルトでは、プロジェクトはデバッグモードでテストされています。リリースモードでプロジェクトをテストするには、以下のように --release オプションを指定して cargo ツールを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'cargo test --release'

$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo test --release'

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
cargo test --release
```
```
$ cargo test --release
```
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例2.5 cargo を使用したプロジェクトのテスト

この例では、例2.2「cargo を使用したプロジェクトのビルド」従って Rust プロジェクト helloworld を正常に構築していることを前提としています。

ディレクトリー helloworld に移動し、以下のソースコードが含まれるファイル src/main.rs を編集します。

fn main() {
    println!("Hello, world!");
}

#[test]
fn my_test() {
    assert_eq!(21+21, 42);
}

fn main() {
    println!("Hello, world!");
}

#[test]
fn my_test() {
    assert_eq!(21+21, 42);
}

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テストとして my_test マークされた関数が追加されました。

ファイルを保存し、テストを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'cargo test'
   Compiling helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/Documentation/rusttest/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.26 secs
     Running target/debug/deps/helloworld-9dd6b83647b49aec

running 1 test
test my_test ... ok

test result: ok. 1 passed; 0 failed; 0 ignored; 0 measured

$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo test'
   Compiling helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/Documentation/rusttest/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.26 secs
     Running target/debug/deps/helloworld-9dd6b83647b49aec

running 1 test
test my_test ... ok

test result: ok. 1 passed; 0 failed; 0 ignored; 0 measured

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:

cargo test
   Compiling helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/Documentation/rusttest/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.26 secs
     Running target/debug/deps/helloworld-9dd6b83647b49aec

running 1 test
test my_test ... ok

test result: ok. 1 passed; 0 failed; 0 ignored; 0 measured

$ cargo test
   Compiling helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/Documentation/rusttest/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.26 secs
     Running target/debug/deps/helloworld-9dd6b83647b49aec

running 1 test
test my_test ... ok

test result: ok. 1 passed; 0 failed; 0 ignored; 0 measured

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cargo はまずプロジェクトを再構築し、次にプロジェクトにあるテストを実行します。テスト my_test に成功しました。

2.7. プロジェクト依存関係の設定
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cargo プロジェクトの依存関係を指定するには、プロジェクトディレクトリーの Cargo.toml ファイルを編集します。このセクション [dependencies] には、プロジェクトの依存関係の一覧が含まれます。各依存関係は、次の形式で新しい行に一覧表示されます。

crate_name = version

crate_name = version

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Rust コードパッケージは crates と呼ばれます。

例2.6 プロジェクトへの依存関係の追加および cargo で構築

この例では、例2.2「cargo を使用したプロジェクトのビルド」従って Rust プロジェクト helloworld を正常に構築していることを前提としています。

ディレクトリー helloworld に移動し、以下のソースコードが含まれるファイル src/main.rs を編集します。

extern crate time;

fn main() {
    println!("Hello, world!");
    println!("Time is: {}", time::now().rfc822());
}

extern crate time;

fn main() {
    println!("Hello, world!");
    println!("Time is: {}", time::now().rfc822());
}

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このコードには、外部のクレート時間が必要になりました。以下のコードが含まれるように Cargo.toml ファイルを編集して、この依存関係をプロジェクト設定に追加します。

[package]
name = "helloworld"
version = "0.1.0"
authors = ["Your Name <yourname@example.com>"]

[dependencies]
time = "0.1"

[package]
name = "helloworld"
version = "0.1.0"
authors = ["Your Name <yourname@example.com>"]

[dependencies]
time = "0.1"

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cargo run コマンドを実行してプロジェクトをビルドし、作成された実行ファイルを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'cargo run'
    Updating registry `https://github.com/rust-lang/crates.io-index`
 Downloading time v0.1.38
 Downloading libc v0.2.32
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.0 secs
     Running `target/debug/helloworld`
Hello, world!
Time is: Fri, 13 Oct 2017 11:08:57

$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo run'
    Updating registry `https://github.com/rust-lang/crates.io-index`
 Downloading time v0.1.38
 Downloading libc v0.2.32
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.0 secs
     Running `target/debug/helloworld`
Hello, world!
Time is: Fri, 13 Oct 2017 11:08:57

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:

cargo run
    Updating registry `https://github.com/rust-lang/crates.io-index`
 Downloading time v0.1.38
 Downloading libc v0.2.32
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.0 secs
     Running `target/debug/helloworld`
Hello, world!
Time is: Fri, 13 Oct 2017 11:08:57

$ cargo run
    Updating registry `https://github.com/rust-lang/crates.io-index`
 Downloading time v0.1.38
 Downloading libc v0.2.32
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.0 secs
     Running `target/debug/helloworld`
Hello, world!
Time is: Fri, 13 Oct 2017 11:08:57

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cargo は time crate とその依存関係 (crate libc) をダウンロードし、ローカルに保管し、依存関係を含むすべてのプロジェクトのソースコードをビルドし、最終的に生成される実行ファイルを実行します。

2.8. プロジェクトドキュメントの構築
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注記

rustdoc ではなく cargo doc の使用を考慮してください。このコマンド cargo doc は、rustdoc ユーティリティーを使用します。

注記

cargo doc パブリック関数、変数、メンバーに対してのみ、ドキュメントコメントを抽出します。

Rust コードには、ドキュメントへの抽出用のコメントを含めることができます。コメントは Markdown 言語に対応しています。

cargo ツールを使用してプロジェクトのドキュメンテーションを構築するには、プロジェクトディレクトリーに移動し、cargo ツールを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'cargo doc --no-deps'

$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo doc --no-deps'

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
cargo doc --no-deps
```
```
$ cargo doc --no-deps
```
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これにより、プロジェクトのソースコードにある特別なコメントから保存したドキュメントが抽出され、HTML 形式でドキュメントが書き込まれます。

サードパーティーライブラリーなど、生成されたドキュメントの依存関係を含める --no-deps オプションを省略します。
ブラウザーで生成されたドキュメントを開く --open オプションを追加します。

例2.7 プロジェクトドキュメントの構築

この例では、例2.6「プロジェクトへの依存関係の追加および cargo で構築」に従って依存関係で Rust プロジェクト helloworld を正常にビルドしていることを前提としています。

ディレクトリー helloworld に移動し、以下のソースコードが含まれるファイル src/main.rs を編集します。

//! This is a hello-world program.
extern crate time;

/// Prints a greeting to `stdout`.
pub fn print_output() {
    println!("Hello, world!");
    println!("Time is: {}", time::now().rfc822());
}

/// The program entry point.
fn main() {
    print_output();
}

//! This is a hello-world program.
extern crate time;

/// Prints a greeting to `stdout`.
pub fn print_output() {
    println!("Hello, world!");
    println!("Time is: {}", time::now().rfc822());
}

/// The program entry point.
fn main() {
    print_output();
}

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このコードには、パブリック関数 print_output() が含まれるようになりました。helloworld プログラム、print_output() 関数、および main() 関数にはドキュメントコメントがあります。

cargo doc コマンドを実行し、プロジェクトのドキュメンテーションを構築します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'cargo doc --no-deps'
 Documenting helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.31 secs

$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo doc --no-deps'
 Documenting helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.31 secs

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:

cargo doc --no-deps
 Documenting helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.31 secs

$ cargo doc --no-deps
 Documenting helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.31 secs

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インストールされていない場合は、ツリー ツール (デフォルトの Red Hat Enterprise Linux リポジトリーで利用できます) をインストールします。

yum install tree

# yum install tree

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結果を確認します。

tree
.
├── Cargo.lock
├── Cargo.toml
├── src
│   └── main.rs
└── target
...
    └── doc
...
        ├── helloworld
        │   ├── fn.print_output.html
        │   ├── index.html
        │   ├── print_output.v.html
        │   └── sidebar-items.js
...
        └── src
            └── helloworld
                └── main.rs.html

12 directories, 32 files

$ tree
.
├── Cargo.lock
├── Cargo.toml
├── src
│   └── main.rs
└── target
...
    └── doc
...
        ├── helloworld
        │   ├── fn.print_output.html
        │   ├── index.html
        │   ├── print_output.v.html
        │   └── sidebar-items.js
...
        └── src
            └── helloworld
                └── main.rs.html

12 directories, 32 files

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cargo はプロジェクトのドキュメンテーションを構築します。このドキュメントを表示するには、ブラウザー target/doc/helloworld/index.html でファイルを開きます。生成されたドキュメントには、公開されていないため、main() 関数に関する記述は含まれません。

--no-deps オプションを指定せずに cargo doc コマンドを実行して、依存関係ライブラリーの time および libc を含むプロジェクトのドキュメントを構築します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'cargo doc'
 Documenting libc v0.2.32
 Documenting time v0.1.38
 Documenting helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 3.41 secs

$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo doc'
 Documenting libc v0.2.32
 Documenting time v0.1.38
 Documenting helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 3.41 secs

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:

cargo doc
 Documenting libc v0.2.32
 Documenting time v0.1.38
 Documenting helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 3.41 secs

$ cargo doc
 Documenting libc v0.2.32
 Documenting time v0.1.38
 Documenting helloworld v0.1.0 (file:///home/vslavik/helloworld)
    Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 3.41 secs

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以下の tree コマンドを使用して、フォルダー構造を確認します。

tree
...
92 directories, 11804 files
ls -d target/doc/*/
target/doc/helloworld/  target/doc/implementors/  target/doc/libc/  target/doc/src/  target/doc/time/

$ tree
...
92 directories, 11804 files
$ ls -d target/doc/*/
target/doc/helloworld/  target/doc/implementors/  target/doc/libc/  target/doc/src/  target/doc/time/

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作成されるドキュメントは、依存関係ライブラリーの time および libc にも対応し、それぞれ target/doc/ ディレクトリーに別のサブディレクトリーとして存在します。

2.9. プロジェクト依存関係のベンダー
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プロジェクト依存関係のベンダーとは、オフライン再分配および再分散のための依存関係のローカルコピーを作成することを意味します。ベンダーの依存関係は、インターネットに接続せずに cargo ビルドツールで使用することができます。

依存関係をベンダーする cargo vendor コマンドは、cargo プラグイン cargo-vendor により提供されます。

cargo-vendor 0.1.23 をインストールするには、次のコマンドを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:
```
yum install rust-toolset-1.35-cargo-vendor
```
```
# yum install rust-toolset-1.35-cargo-vendor
```
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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
dnf install cargo-vendor
```
```
# dnf install cargo-vendor
```
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cargo プロジェクトのベンダーの依存関係には、プロジェクトディレクトリーに移動し、以下のように cargo ツールを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:
```
scl enable rust-toolset-1.35 'cargo vendor'
```
```
$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo vendor'
```
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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
cargo vendor
```
```
$ cargo vendor
```
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これによりディレクトリー vendor が作成され、このディレクトリーへのすべての依存関係のソースがダウンロードされます。追加の設定手順はコマンドラインに表示されます。

cargo vendor コマンドは、プラットフォームに依存しない結果の依存関係を収集します。潜在的なすべてのターゲットプラットフォームの依存関係クレートがダウンロードされます。

重要

この cargo vendor コマンドは、cargo ツールの実験的かつ非実験的なプラグインです。

例2.8 プロジェクト依存関係のベンダー

ディレクトリー helloworld に移動し、cargo vendor コマンドを実行して依存関係のあるプロジェクトをベンダーします。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'cargo vendor'
 Downloading kernel32-sys v0.2.2
 Downloading redox_syscall v0.1.31
 Downloading winapi-build v0.1.1
 Downloading winapi v0.2.8
   Vendoring kernel32-sys v0.2.2 (/home/vslavik/.cargo/registry/src/github.com-1ecc6299db9ec823/kernel32-sys-0.2.2) to vendor/kernel32-sys
   Vendoring libc v0.2.32 (/home/vslavik/.cargo/registry/src/github.com-1ecc6299db9ec823/libc-0.2.32) to vendor/libc
   Vendoring redox_syscall v0.1.31 (/home/vslavik/.cargo/registry/src/github.com-1ecc6299db9ec823/redox_syscall-0.1.31) to vendor/redox_syscall
   Vendoring time v0.1.38 (/home/vslavik/.cargo/registry/src/github.com-1ecc6299db9ec823/time-0.1.38) to vendor/time
   Vendoring winapi v0.2.8 (/home/vslavik/.cargo/registry/src/github.com-1ecc6299db9ec823/winapi-0.2.8) to vendor/winapi
   Vendoring winapi-build v0.1.1 (/home/vslavik/.cargo/registry/src/github.com-1ecc6299db9ec823/winapi-build-0.1.1) to vendor/winapi-build
To use vendored sources, add this to your .cargo/config for this project:

    [source.crates-io]
    replace-with = "vendored-sources"

    [source.vendored-sources]
    directory = "/home/vslavik/helloworld/vendor"

$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo vendor'
 Downloading kernel32-sys v0.2.2
 Downloading redox_syscall v0.1.31
 Downloading winapi-build v0.1.1
 Downloading winapi v0.2.8
   Vendoring kernel32-sys v0.2.2 (/home/vslavik/.cargo/registry/src/github.com-1ecc6299db9ec823/kernel32-sys-0.2.2) to vendor/kernel32-sys
   Vendoring libc v0.2.32 (/home/vslavik/.cargo/registry/src/github.com-1ecc6299db9ec823/libc-0.2.32) to vendor/libc
   Vendoring redox_syscall v0.1.31 (/home/vslavik/.cargo/registry/src/github.com-1ecc6299db9ec823/redox_syscall-0.1.31) to vendor/redox_syscall
   Vendoring time v0.1.38 (/home/vslavik/.cargo/registry/src/github.com-1ecc6299db9ec823/time-0.1.38) to vendor/time
   Vendoring winapi v0.2.8 (/home/vslavik/.cargo/registry/src/github.com-1ecc6299db9ec823/winapi-0.2.8) to vendor/winapi
   Vendoring winapi-build v0.1.1 (/home/vslavik/.cargo/registry/src/github.com-1ecc6299db9ec823/winapi-build-0.1.1) to vendor/winapi-build
To use vendored sources, add this to your .cargo/config for this project:

    [source.crates-io]
    replace-with = "vendored-sources"

    [source.vendored-sources]
    directory = "/home/vslavik/helloworld/vendor"

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
cargo vendor
```
```
$ cargo vendor
```
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結果を確認します。

ls
Cargo.lock  Cargo.toml  src  target  vendor
tree vendor
vendor
├── kernel32-sys
│   ├── build.rs
│   ├── Cargo.toml
│   ├── README.md
│   └── src
│       └── lib.rs
├── libc
│   ├── appveyor.yml
│   ├── Cargo.toml
...
75 directories, 319 files

$ ls
Cargo.lock  Cargo.toml  src  target  vendor
$ tree vendor
vendor
├── kernel32-sys
│   ├── build.rs
│   ├── Cargo.toml
│   ├── README.md
│   └── src
│       └── lib.rs
├── libc
│   ├── appveyor.yml
│   ├── Cargo.toml
...
75 directories, 319 files

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vendor ディレクトリーには、helloworld プログラムを構築するために必要なすべての依存関係 crates のコピーが含まれます。Windows オペレーティングシステムでプロジェクトをビルドするための Crates は、Red Hat Enterprise Linux でこのコマンドを実行してもベンダーが提供されています。

注記

tree ツールは、デフォルトの Red Hat Enterprise Linux リポジトリーから利用できます。インストールするには、以下を行います。

yum install tree

# yum install tree

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2.10. 関連資料
リンクのコピー

cargo ツールおよびその機能の詳しい説明は、本書の対象外となっています。詳細は、以下に記載のドキュメントを参照してください。

Cargo ドキュメント

cargo(1): cargo ツールの man ページは、その使用方法の詳細情報を提供します。Rust Toolset に含まれるバージョンの man ページを表示するには、次のコマンドを実行します。
- Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:
  $ scl enable rust-toolset-1.35 'man cargo'
  Copy to Clipboard Toggle word wrap
- Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
  $ man cargo
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Rust の Package Manager、Cargo HTML ブックは、パッケージとして提供されています。
- Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:
  # yum install rust-toolset-1.35-cargo-doc
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  HTML は以下で利用可能です。/opt/rh/rust-toolset-1.35/usr/share/doc/cargo/html/index.html
- Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
  # yum install cargo-doc
  Copy to Clipboard Toggle word wrap
  HTML は以下で利用可能です。/usr/share/doc/cargo/html/index.html

オンラインの Cargo ドキュメント

公式 Cargo ガイド

第3章 rustfmt
リンクのコピー

rustfmt ツールは、Rust ソースコードの自動フォーマットを提供します。

Rust Toolset には、rustfmt 1.35.0 が同梱されています。

3.1. rustfmt のインストール
リンクのコピー

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:
```
yum install rust-toolset-1.35-rustfmt
```
```
# yum install rust-toolset-1.35-rustfmt
```
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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
dnf install rustfmt
```
```
# dnf install rustfmt
```
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3.2. rustfmt をスタンドアロンツールとして使用
リンクのコピー

rust ソースファイルとそのすべての依存関係を rustfmt ツールでフォーマットするには、以下を実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'rustfmt source-file'

$ scl enable rust-toolset-1.35 'rustfmt source-file'

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
rustfmt source-file
```
```
$ rustfmt source-file
```
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source-file を、ソースファイルへのパスに置き換えます。

デフォルトでは、rustfmt は詳細を表示したりバックアップを作成したりせずに、影響を受けるファイルを変更します。動作を変更するには、--write-mode value オプションを使用します。詳細は、rustfmt のヘルプメッセージを参照してください。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:
```
scl enable rust-toolset-1.35 'rustfmt --help'
```
```
$ scl enable rust-toolset-1.35 'rustfmt --help'
```
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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
rustfmt --help
```
```
$ rustfmt --help
```
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また、rustfmt はファイルの代わりに標準入力を受け付け、出力を標準出力で提供します。

3.3. cargo での rustfmt の使用
リンクのコピー

cargo crate のすべてのソースファイルをフォーマットするには、次のコマンドを実行します。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:
```
scl enable rust-toolset-1.35 'cargo fmt'
```
```
$ scl enable rust-toolset-1.35 'cargo fmt'
```
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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
cargo fmt
```
```
$ cargo fmt
```
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rustfmt フォーマットオプションを変更するには、プロジェクトディレクトリーに設定ファイル rustfmt.toml を作成し、そこに設定を指定します。詳細は、rustfmt のヘルプメッセージを参照してください。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'rustfmt --config-help'

$ scl enable rust-toolset-1.35 'rustfmt --config-help'

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
rustfmt --config-help
```
```
$ rustfmt --config-help
```
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3.4. 関連資料
リンクのコピー

rustfmt のヘルプメッセージがあります。

Red Hat Enterprise Linux 7 の場合:

scl enable rust-toolset-1.35 'rustfmt --help'
scl enable rust-toolset-1.35 'rustfmt --config-help'

$ scl enable rust-toolset-1.35 'rustfmt --help'
$ scl enable rust-toolset-1.35 'rustfmt --config-help'

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Red Hat Enterprise Linux 8 の場合:
```
rustfmt --help
rustfmt --config-help
```
```
$ rustfmt --help
$ rustfmt --config-help
```
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Configurations.md での Rustlfmt の設定:
- Red Hat Enterprise Linux 7 の場所:
  /opt/rh/rust-toolset-1.35/usr/share/doc/rust-toolset-1.35-rustfmt-1.35.0/Configurations.md
- Red Hat Enterprise Linux 8 の場所:
  /usr/share/doc/rustfmt/Configurations.md

第4章 RHEL 7 用の Rust Toolset のあるコンテナーイメージ
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Rust Toolset は、Red Hat Container Registry からダウンロードできるコンテナーイメージとして利用できます。

4.1. イメージの内容
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devtools/rust-toolset-rhel7 イメージは、以下のパッケージに対応するコンテンツを提供します。

Expand

コンポーネント	バージョン	パッケージ
`Rust`	1.35.0	rust-toolset-1.35-rust
`Cargo`	1.35.0	rust-toolset-1.35-cargo
`Vendor plug-in for Cargo`	0.1.23	rust-toolset-1.35-cargo-vendor

4.2. イメージへのアクセス
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devtools/rust-toolset-rhel7 イメージをプルするには、root で以下のコマンドを実行します。

podman pull registry.access.redhat.com/devtools/rust-toolset-rhel7

# podman pull registry.access.redhat.com/devtools/rust-toolset-rhel7

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4.3. 関連資料
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Rust Toolset コンテナーイメージ: Red Hat Container Catalog のエントリー
Red Hat Software Collections コンテナーイメージの使用

第5章 Red Hat Developer Tools 2019.3 の Rust Toolset の変更点
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本章では、以前のリリース以降の Rust Toolset の主な変更点を紹介します。

5.1. Rust
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Go のバージョンが 1.31.1 から 1.35.0 に更新されました。以下は、主な変更点です。

Rust 1.32 の変更点
- dbg! マクロ: ファイル、行、および式値を使用して、出力デバッグが容易になります。
- 最終的なモジュール改善: "use" ステートメントはより均一です。例: enum バリアントの直接インポートを許可します。
- マクロの改善: マクロはリテラルトークンに一致でき、"?" 演算子が完全に 0 または 1 回繰り返しに一致するようになりました。
- ライブラリーの安定化: 整数はバイトアレイへの変換をサポートします。
Rust 1.33 の変更点：
- const fn 改善: 定数関数の実装は、パターンのデストラクション、let バインディング、割り当てなどに対応するようになりました。
- pinning: タイプレベルのメモリーは、メモリーのオブジェクトが移動しないことを保証します。
- _ としてインポート: トレイト名なしで範囲におけるトレイトメソッドを、競合が発生しないようにして利用するための匿名インポート。
- ライブラリーの安定化: 整数の const メソッドが多数あります。
Rust 1.34 の変更点:
- 代替の cargo レジストリー: パブリックの crates.io 以外のレジストリーの使用を許可し、相互に混在させることができます。
- ドキュメントテストにおける ?: Try 演算子は「return」タイプを指定する doc テストで使用できます。
- TryFrom および TryInto: フォールト可能な変換方法を提供します。
- fn before_exec が unsafe fn pre_exec を優先して非推奨となりました: 分岐した pre-exec 環境には追加の安全制約があります。これは、安全でない呼び出しとして示唆されます。
- ライブラリーの安定化: ゼロ以外の署名された整数タイプ successors および from_fn イテレーターコンストラクター
Rust 1.35 の変更点:
- Box<dyn Fn*> に実装されている Fn* 閉鎖トレイト: Box<dyn FnOnce> の特に注目すべき特性で、以前に抽象的に呼び出すことはできません。
- 引数なしでの dbg!() の呼び出し: 1.32 から更新すると、引数がない場合に file:line のみを出力できるようになりました。
- ライブラリーの安定化: フロート copysign、範囲制約、RefCell map_split

5.2. cargo
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この cargo ツールがバージョン 1.31.0 から 1.35.0 に更新されました。

5.3. cargo-vendor
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cargo-vendor ツールのバージョンが 0.1.22 から 0.1.23 に更新されました。

法律上の通知
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All other trademarks are the property of their respective owners.

Rust Toolset の使用

Rust Toolset 1.35.0 のインストールおよび使用

Peter Macko

Kevin Owen

Vladimir Slavik

第1章 Rust Toolsetリンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

1.1. Rust Toolset についてリンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

1.2. 互換性リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

1.3. Red Hat Enterprise Linux 7 で Rust Toolset へのアクセスリンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

関連資料

1.4. Rust Toolset のインストールリンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

1.5. 関連資料リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

インストール可能なドキュメント

オンラインドキュメント

第2章 cargoリンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

2.1. cargo のインストールリンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

2.2. 新規プロジェクトの作成リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

2.3. プロジェクトのビルドリンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

2.4. プログラムの確認リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

2.5. プログラムの実行リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

2.6. プロジェクトテストの実行リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

2.7. プロジェクト依存関係の設定リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

関連資料

2.8. プロジェクトドキュメントの構築リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

関連資料

2.9. プロジェクト依存関係のベンダーリンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

2.10. 関連資料リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

Cargo ドキュメント

オンラインの Cargo ドキュメント

関連項目

第3章 rustfmtリンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

3.1. rustfmt のインストールリンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

3.2. rustfmt をスタンドアロンツールとして使用リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

3.3. cargo での rustfmt の使用リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

3.4. 関連資料リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

第4章 RHEL 7 用の Rust Toolset のあるコンテナーイメージリンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

4.1. イメージの内容リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

4.2. イメージへのアクセスリンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

4.3. 関連資料リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

第5章 Red Hat Developer Tools 2019.3 の Rust Toolset の変更点リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

5.1. Rustリンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

5.2. cargoリンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

5.3. cargo-vendorリンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!

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詳細情報

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Red Hat ドキュメントについて

多様性を受け入れるオープンソースの強化

会社概要

Theme

Red Hat legal and privacy links

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第1章 Rust Toolset
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1.1. Rust Toolset について
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1.2. 互換性
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1.3. Red Hat Enterprise Linux 7 で Rust Toolset へのアクセス
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1.4. Rust Toolset のインストール
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1.5. 関連資料
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第2章 cargo
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2.1. cargo のインストール
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2.2. 新規プロジェクトの作成
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2.3. プロジェクトのビルド
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2.4. プログラムの確認
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2.5. プログラムの実行
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2.6. プロジェクトテストの実行
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2.7. プロジェクト依存関係の設定
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2.8. プロジェクトドキュメントの構築
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2.9. プロジェクト依存関係のベンダー
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2.10. 関連資料
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第3章 rustfmt
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3.1. rustfmt のインストール
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3.2. rustfmt をスタンドアロンツールとして使用
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3.3. cargo での rustfmt の使用
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3.4. 関連資料
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第4章 RHEL 7 用の Rust Toolset のあるコンテナーイメージ
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4.1. イメージの内容
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4.2. イメージへのアクセス
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4.3. 関連資料
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第5章 Red Hat Developer Tools 2019.3 の Rust Toolset の変更点
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5.1. Rust
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5.2. cargo
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5.3. cargo-vendor
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